チート幌筵泊地、次の敵はセイレーン也   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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何とも不穏なタイトルですね……


スポーツ大会が終わったあとも戦いは続きます。






第11話 ダイワ指揮官、南海の海に散る!

 

 

スポーツ大会から数日後

 

 

「諸君、これより作戦会議を始める」

 

 

マドラス基地にほど近い元帥府(者主がマドラス基地を退いた後に建設された)に集められた、ブレスト、マドラス両基地の指揮官と秘書艦。そして者主の秘書艦であるイラストリアスが集まり、会議を開いていた。

 

 

「まずは多元君から報告がある」

 

 

そう言うと、者主は多元に発言を促す

 

 

「はい、先日我が基地の早期警戒管制機が大規模なセイレーン艦隊を確認。我が基地の南方350km付近に遊弋中との事です」

 

「数と種別は?」

 

「500以上、うち8割が上位個体です」

 

「かなり上位個体が多いが一体どういうつもりだ?」

 

「恐らく、ここ最近の戦闘で、量産型では効果が薄いと判断したんでしょう、実際量産型は瞬く間に沈められていますし……」

 

「亜音速対艦ミサイルでも量産型は殺れるからな」

 

 

以前も紹介したように、上位個体へは通常対艦ミサイルの攻撃が難しいため、SM-6のような高機動を発揮可能なミサイルが選択される。

 

 

 

多元とダイワが話している間、者主は数日前に言われた内容を反芻していた。

 

 

 

[このままでは間に合わない]

 

 

 

エックスに対抗出来る力があるかどうかを試すために、今後も攻撃を続けるという

 

 

「(だとすれば、今回の攻撃は前より格段に進化している可能性があるのか……)」

 

 

者主がその結論至ったところで、多元とダイワも話がついたようだ。

 

 

「元帥閣下、直ちに迎撃しましょう。奴らが短期間でこれほどの戦力を回復させられるのは脅威です。これだけの物量、放置すればさらに増え、取り返しのつかない事態になりかねません」

 

「閣下、私としても放置する訳にはいきません。上位個体の数が多いということは、それだけ攻撃の手段が限られるということであり、早急の対策が求められます」

 

 

双方共に、早急なる対策が必要との結論に至ったようだ

 

 

「よろしい、これよりブレスト、マドラス基地は南方に新たに確認されたセイレーン艦隊に対して攻撃を開始することを決定する。そのための作戦を話し合おう」

 

 

者主の決定を受けて、早速多元が進言する

 

 

「閣下、ミサイル飽和攻撃はどうでしょう?」

 

 

多元の提案したのは、マドラス基地で考案された一般的なミサイル飽和攻撃だ。

 

長距離から亜音速対艦ミサイルを中心に発射し、その中に高機動の対空ミサイルなどを混ぜることで、量産型と上位個体双方にダメージを与える戦法だ。

 

 

「いや、多元中将の案では今回の相手では無理があります。まずは航空機による直接攻撃をかけるべきです」

 

 

それに対して、ダイワ指揮官は、優秀な母艦航空隊と、基地航空隊による直接攻撃を主張した。

 

 

この案では、航空機に高機動ミサイルや、対艦ミサイルを搭載し、そこから艦隊を突入させることになる。

 

 

どちらにも一長一短があり、前者は大量のミサイルを撃ち込むことで、迎撃能力を飽和させ、敵に打撃を与えることを目的としており、その数は数千発にも及ぶ。一方で、搭載できるミサイルの数の問題からどちらかと言えば亜音速対艦ミサイルに比重を置くことが多いため、今回のような上位個体中心の敵には効果が薄い。(もちろん、ミサイルを変えればいい話ではある)

 

 

後者の場合、航空隊(特に戦闘機)が目標にするのは上位個体であり、3次元運動の可能な上位個体を先に減らすことで、艦隊へのダメージを抑えることができる反面、収容前に艦隊同士の距離が接近してしまえば、艦載機の着艦が難しい、或いは不可能になる恐れがある。

 

 

 

「航空機による直接攻撃では、母艦航空隊も投入されてしまいます!、艦隊防空を艦艇のみに頼るのは危険です!」

 

「前回の戦闘において、ミサイルの迎撃が行われていたことを鑑みれば、飽和攻撃が万能では無いことは明らか、故に先に私含めた航空隊が叩くべきです!」

 

「前回迎撃されていたのは亜音速対艦ミサイルです!、今回はSM-6を中心とする超音速~極超音速対艦ミサイルとなっています。逆に、ミサイルを迎撃出来るほどの対空砲火では、航空隊が危険に晒される恐れがあります!」

 

「だが!……

 

「しかし……!

 

「ストップ、双方共に熱くなりすぎだ。今考えるべきは如何に効率よく敵を叩くかであり、それはどちらか片方の意見だけで統一することは出来ない」

 

 

衝突する意見を一旦収めさせたのは者主。

 

 

「確かに飽和攻撃は万能では無い、故にダイワ指揮官の抱く懸念も間違ってはいないだろう。だが、そもそもの根本的な話として、対艦ミサイル自体が飽和攻撃によってより効果を発揮するものだ。敵艦隊を叩くということだけを見ても、母艦航空隊含めた航空隊による直接攻撃だけで成り立つ訳ではない」

 

 

そこでだ……、と続ける

 

 

「そこで、私は考える。両者の意見をまとめるべきだと、飽和攻撃には母艦航空隊は参加せず、基地航空隊のみ参加、飽和攻撃によって生じた混乱に乗じて、こちらの母艦航空隊が追撃し、艦隊によって掃討する。これなら、万が一迎撃された場合にも対応出来る上、母艦航空隊の高い練度を生かした直接攻撃も行うことが出来る」

 

「なるほど、攻撃を2段構えにするわけですか、さすが閣下」

 

「何、君たちが熱心に議論を交わしたからこそ生まれたものだ。私はそれらを掻い摘んだに過ぎん。マドラス、ブレストの全部隊に通達、2日後の明け方4時に、全部隊出撃。目標は南方方面に展開するセイレーン艦隊、艦隊は輪形陣で出撃、ダイワ指揮官は航空隊の指揮を、多元指揮官は艦隊指揮を、俺は全体の指揮を執る。解散」

 

 

ビシッと敬礼し、全員が退出する。

 

 

 

かくして、1日の準備期間をおいた後に両基地に展開するKAN-SEN部隊と、航空隊が出撃。南方に展開するセイレーン艦隊を迎撃すべく、進路を南にとった。

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

出撃から2日………

 

 

 

「早期警戒管制機からの情報によれば、まもなく対艦ミサイルの射程圏内にはいるようだ」

 

「指揮官様、直轄艦隊派いつでも準備出来ています」

 

「うむ、今作戦も、直轄艦隊の頑張りは必要不可欠だ」

 

 

と、ここで対艦ミサイルの射程圏内に入ったことが告げられる。

 

 

者主:「全部隊戦闘配置!、目標敵セイレーン艦隊!」

 

多元:「全艦戦闘配置、SM-6並びに極超音速対艦ミサイル、SSM-2発射用意!」

 

ダイワ:<<全航空隊、ミサイル発射用意。母艦航空隊は出撃準備!>>

 

 

 

3人の指揮官がそれぞれの立場から指示を出す。

 

 

 

それを受けて各部隊が行動を開始する。

 

 

「早期警戒管制機、敵艦隊の様子は?」

 

<<量産型を全面に出して対応中>>

 

「盾のつもりですか?、そんなことをしても意味は無いのに……」

 

「わからん、連中の考えることだからわかるはずもないが、どの道すぐ攻撃開始だ、相手の動きは攻撃すればわかる事だ。全部隊攻撃用意……」

 

 

 

 

 

 

と、それは突然やってきた。

 

 

 

 

 

 

<<敵艦隊、ミサイル発射!、数、数百以上>>

 

「っ……、攻撃待て、SM-6データ再入力、接近中の対艦ミサイルに向けて照準、完了次第全弾発射!」

 

「待て多元!、ここで攻撃自体を辞める訳にはいかない!、こちらが混乱状態にあることが伝わる上、基地航空隊の燃料から考えて、全弾迎撃を待つ余裕は無い!」

 

 

そう言うと、者主は声を張る

 

 

「SM-6は命令通り迎撃へ、基地航空隊並びに、極超音速対艦ミサイル、SSM-2搭載艦は全弾発射!、こちらの混乱を悟らせるな!、艦隊はECM開始!」

 

 

その指示からすぐに全艦のVLSが開き、SM-6と対艦ミサイルが発射される。

 

 

空では航空隊がミサイルを発射し、速やかに離脱する。

 

 

南方の空に、大量のミサイルが飛び交う大海戦が幕を開けた。

 

 

 

 

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「敵対艦ミサイル、SM-6の迎撃を受けて減少……」

 

「指揮官座乗艦に当てさせるな、迎撃急げ!」

 

 

艦隊防空艦のラフィーと、直轄艦隊所属のボルチモアは、指揮官座乗艦の近くに展開し、迎撃を行う。元よりユニオン艦は、イージスシステム搭載艦が多いため、防空の中枢を担う形で対艦ミサイルを次々落としていく。

 

 

「綾波の本気を見るのです!」

 

 

対艦ミサイルを発射しつつ、飛んできたミサイルを主砲で迎撃した綾波。

 

 

イージスシステムを搭載したKAN-SENが、領域全体の防空を担当する一方、対艦ミサイルによる攻撃を行いつつ、自らに飛んでくるミサイルの対応をしているのが綾波などの通常の駆逐艦だ。

 

 

こちらはイージスシステムなんぞ持ち合わせていないので、捕捉したミサイルのうち、自艦や、それぞれの近くにいる空母に飛ぶミサイルを迎撃する。

 

 

「多元、この状況どう見る?」

 

「恐らく量産型と見られていたのはアーセナルシップだったのでしょう、だとすれば数が少ないのは納得できます。アレは単艦運用出来ない代物ですし……」

 

「だとしたら潰すのが妥当だな、これ以上の飽和攻撃をさせる訳にはいかない」

 

「もちろんです。母艦航空隊の発艦準備も急がせましょう」

 

「ああ、そうだな」

 

<<こちらダイワ、航空隊、発艦準備完了、指示を>>

 

「発艦待て、防空射撃に巻き込まれる、艦隊が密集している以上、わざわざ広がって相手のミサイルに高価値目標を晒させる必要も無い」

 

<<了解>>

 

「全艦に達す、こちら者主。空母や戦艦にミサイルを当てさせるな、全て叩き落とせ!」

 

<<了解!!!>>

 

「イラストリアス、俺だ。航空隊はどうしてる?」

 

<<まだ格納庫で待機中です。砲戦甲板は出せますわ>>

 

「よろしい、砲戦甲板を展開し、ミサイル迎撃を支援せよ」

 

 

飛行甲板が回転し、砲戦甲板が出現する。

 

 

「聖なる光を、私に力を!」

 

 

緑色の光線が放たれ、ミサイルを迎撃する。

 

 

「残りミサイルは何発だ!」

 

<<敵ミサイル、空母や戦艦に向かうもの、およそ10発!>>

 

「叩き落とせ!、空母や戦艦に当たれば後々不利になるぞ!」

 

 

如何せん数が多いため、迎撃に近接防空火器も必要になってくる。

 

 

「エンタープライズ、迎撃しろ!」

 

<<任せろ指揮官!>>

 

 

最後に残った対艦ミサイルは、エンタープライズを狙ったもので、距離的にCIWSの対応範囲だ。

 

 

ズババババババババババババババ!

 

 

毎分数千発に上る発射レートで発射される劣化ウラン弾が飛んでくる対艦ミサイルを迎撃する。

 

 

さしもの対艦ミサイルでも、弾幕は掻い潜れるものではなく、何発かの被弾の後、全弾撃墜される。

 

 

「対艦ミサイル、全弾撃墜!」

 

<<こちら早期警戒管制機、量産型の全滅を確認、上位個体は8割が健在>>

 

「とりあえず飽和攻撃だけは回避出来そうだな……、これより作戦を第2段階に移行する。航空隊発艦!、ダイワ指揮官、攻撃は任せる、空母は護衛艦と共に後方にて待機、そのほか主力艦は突入用意!」

 

 

その命令を受けて、KAN-SEN達が次々と艤装を装着していく。

 

 

<<了解した、ヤタガラス、発艦!>>

 

<<全艦載機、エンゲージ>>

 

 

ダンケルクから艦載機と共にダイワ搭乗機も発艦、エンタープライズから艦載機が発艦する。

 

 

<<私も行く、蒼燕、発艦>>

 

「っておい!、多元!、おめぇも行くのか!」

 

<<どの道艤装を装着したKAN-SENには乗れないでしょ?>>

 

「そりゃそうだ、だから俺も飛ぶ」

 

 

そう言うと、いつの間にかエンタープライズに移乗していた多元は、彼女自身が開発したF-3C蒼燕(設定集参照)に乗って発艦し、その直後、者主も座乗していた比叡からイラストリアスに移乗する。

 

 

<<イーグルネクサス、発艦!>>

 

 

飛行甲板甲板に待機していたF-15NEXS(設定集参照)に者主も搭乗し、発艦する。

 

 

<<全部隊データリンク完了、突入せよ!>>

 

 

ダイワ指揮官のデータリンク完了と、突入命令によって艦隊の航空部隊がいっせいに突入を開始する。

 

 

戦闘は次の段階へと移り変わる。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

キィィィィィィン!、ドガッ!

 

 

「またあの男ね!」

 

「ギャハハ!、ねぇねぇダイワ!、あっそぼー!」

 

 

上位個体に対して、海面ギリギリからの垂直上昇から、レールガン連発によって、蹴散らすダイワ。

 

 

<<全機へ、ミサイル発射、空対空ミサイルで敵を追い落とし、艦隊に攻撃させろ!>>

 

<<Roger、全機兵装自由、攻撃開始!>>

 

 

航空隊が一斉に高機動ミサイルを発射する。

 

射程はそこそこあるこのミサイルを一通り発射し終えた機体は、そのまま格闘戦に突入する。

 

 

「ねぇねぇ、もっと楽しませてよ!」

 

<<嫌な奴らだ、1人残らずあの世に送ってやれ!>>

 

 

ミサイル攻撃を一通り喰らってもまだ生きてる連中もいる中で、再びレールガンを発射。

 

これを受けて、他の航空機も近距離空対空ミサイルや、機関砲で応戦する。

 

 

<<ダイワ、私達も突入するわ!>>

 

<<わかった、いつものように頼む>>

 

 

言うが早いか、空中炸裂弾が次々に飛来し、上位個体に降り注ぐ。

 

 

「艦隊、突入!」

 

 

ダンケルク先頭に、戦艦や重巡を主力とする艦艇が次々とやってきて砲撃を繰り広げる。

 

 

「ギャハハ!、凄い!、いっぱいKAN-SEN達来たよ!」

 

「オブザーバー、この後の方針は?」

 

「試すのよ、彼らを」

 

「試すって?」

 

 

そうこうしている間にも、KAN-SENが次々に上位個体を屠っていく。

 

 

「ヒトは想いを形に、力にするもの、では想いの対象を破壊されたら?、その力は消え去り崩れる。技術はどうにかなっても、ヒトの心はどうにもならない。そしてそれはKAN-SENもまた同じ……」

 

「回りくどいわ、つまりどういうこと?」

 

「殺すのよ、ダイワを」

 

 

そう言うと、オブザーバーは、他の上位個体達にダイワではなくダンケルクを攻撃するように指示する。

 

 

「あの男がいちばん大切にしているものを攻撃するのよ、波状攻撃をかけていれば、いつか破綻する」

 

 

その指示を受けた他の上位個体達がいっせいにダンケルクへ攻撃を始める。

 

 

「ダンケルクさん!、上位個体がこっちに!」

 

「わかっているわジャベリン。援護して!」

 

「わかりました!」

 

もちろんダンケルクと周りの仲間が気づかないわけがなく、ジャベリンのように一緒に迎撃に入る。

 

 

<<不味い、ダンケルクに向かって波のように連続で襲いかかっている。俺も行くぞ!>>

 

 

機関砲とレールガンを駆使して、上位個体を片っ端から攻撃していくが、幾重にも折り重なるようにして襲いかかる上位個体は、弾薬乏しい艦載機と周りのKAN-SENだけでは足りない。

 

 

「ダンケルクさん、上!」

 

「撃てぇ!」

 

 

490mm四連装砲塔が上を向いて砲撃する。

 

 

ドーン!

 

 

「撃破……うっ…」

 

 

ズガーン!

 

 

<<ダンケルク!>>

 

「へ、平気よダイワ……、私だって戦艦だもの……」

 

<<馬鹿言うな、あんな至近距離から喰らって平気なわけないだろ!>>

 

 

ダンケルクの装甲は搭載砲を防ぐ力があるはずで、排水能力などのダメージコントロールもしっかりしていたはずなのだが、片方から、それも至近距離で上位個体の持つ最大火力の一撃を食らったがために、大きく傾くダンケルク。

 

 

「ダンケルクさん上!」

 

「っ……!」

 

 

その様子を逃さず襲いかかるセイレーン。

 

 

まさに絶対絶命のピンチ……!

 

降り注ぐ攻撃を前にして、ダンケルクが目を閉じた次の瞬間だった………

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

<<ヤタガラス、ロスト……>>

 

 

 

 

ダンケルクに降り注ぐ数多の砲弾、ビームが彼女に当たることは無かった……。

 

 

「ダ……イワ……、嘘っ……、でしょ……」

 

<<ダンケルク!、作戦中だ、落ち着け!>>

 

「嫌……、私……を……置いてなんて……、そん…な……いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

ダンケルクの盾となったがために、彼女の目の前で爆散するダイワ指揮官搭乗機。

 

崩れ落ちるダンケルク。

 

 

「嫌だ!、最期まで一緒だって!、言ったのに!、私を庇って死ぬなんて!、私も連れていって!!」

 

 

最早後追いしか考えていないダンケルク。

 

 

<<くそっ!、直轄艦隊、全艦直接戦闘用意!!、ダンケルクを囲め!、彼女を安全な場所に待避させろ!、多元、救難機を回せ!>>

 

 

直轄艦隊は直ぐにダンケルクを中心に輪形陣を構成、大鳳とイラストリアスが両脇から支える形となる。

 

 

「立ちましょう、ダンケルクさん。ここで立ちすくんではダメです」

 

「貴方がここで死んだら、ダイワ指揮官が命を張った意味がありませんわ!」

 

「あ……あ……」

 

 

放心状態のダンケルク

 

 

「ダメですわ、ちっとも動きません」

 

<<無理やりでも連れて帰れ!>>

 

 

 

直轄艦隊が動く中で、多元は基地にいる部隊に連絡を入れる。

 

 

 

 

<<HQ!、至急救難機を!、HQ、繰り返す!、

 

 

 

 

 

ダイワ指揮官が撃墜された!!>>

 

 

 

 









HQを担当しているのは饅頭です。





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