ある程度筋が通ってれば問題ないかなと。
「万事屋です。お電話頂いて参りました」
刀鍛冶の音が鳴り響く。万事屋銀ちゃんの銀ちゃんこと坂田銀時は、電話を受けた刀鍛冶の店まで来ていた。
「お電話頂きました万事屋です!」
刀鍛冶の音が鳴り響いている。刀の素である鋼を叩いている音で聞こえてないのだろうか。
「電話もらった万事屋です!!聞こえてますか!?」
「何のようだい!?」
「で!ん!わ!もらった!!!万事屋!!!です!!!」
「新聞ならいらないよ!!」
「ばーか、ばーか、う◯こ、ち◯こ、どうせ聞こえてないだろ」
その刹那、坂田銀時の顔に金槌が飛んできた。
「いやー!大変すまないことをした!!見てわかると思うが刀鍛冶をしているからね!!!汗もかいていたし、手が滑ってしまったんだ!!」
「いえいえ、大丈夫ですよ。……ぜってぇ、聞こえてたろ」
「申し遅れた!私達は兄弟で刀鍛冶を営んでおります!私は兄の鉄矢と申します!おい!鉄子!お前も名乗らんか!」
「鉄子です」
「声が小さいぞ!鉄子!!これでは万事屋さんがお前を呼ぶときなんて呼べば良いか分からなくなってしまうではないか!鉄子!」
「いえ、もうわかりました。さっきからすごい大声で言ってるんで」
「そうでしたか!それは失礼しました!!」
少し気まずい銀時は、何かしら話をしていないといけないと思い、行動に移した。
「それにしても!廃刀令の時代に刀鍛冶なんて大変ですね!!」
「万事屋さん!来てもらったのは他でもない!!ある事を頼みたかったのです!」
「無視ですか!お兄さん!!…話聞けよ」
「先代の傑作、紅桜が何者かによって盗まれてしまった!」
「なるほど!紅桜とは一体なんですかぁ!?」
「万事屋さんにはこの紅桜を探して頂きたい!」
「お兄さん!話聞いてください!会話のキャッチボールしましょう!!」
「先代である我が父、仁鉄が打った紅桜は月明りに照らすと淡い紅色を帯びることから、なんとも妖しい名刀であると評されていましてな!」
「そうですか!?それで犯人に心当たりは!?」
「しかぁし!紅桜はただの名刀ではない!!打った親父が紅桜を完成させた翌月にぽっくり逝ったことを皮切りに、紅桜に関わる者のほとんどが凶事に見舞われたことから妖刀と恐れられたものなのです!!」
「それ、探そうとする俺もヤバくない!?不幸な目に合っちゃうんじゃないですか!?」
「坂田さん!お願いします!!これ以上、紅桜による被害を出させる訳には行かないんです!」
そう言って、鉄矢は頭を下げる。元々座っていたこともあって、土下座のような形に近い。銀時は話を全く聞かないことに対して苛立ちはあったが、目の前の男の熱意だけは伝わった。
「兄さんの耳元で、大きな声で話すんだ。そうすれば聞こえる」
「もしもーし!!!お兄さんー!!!」
「うるさい!!!!」
「ブベラッ」
今後は話の内容だったりが原作と異なる可能性が高くなります。もちろん、ストーリー自体は一緒にするつもりです。ただ、今の状態だと紅桜篇をナゾッている感じがつよいので……。