江戸にて夢を見続ける   作:すぱーくしーど

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幕間2
万事屋の日常(佐々木琲世)


 

 

 万事屋銀ちゃんの一員、佐々木琲世の1日に密着する。まず琲世は6時に起床し、体力強化のために30分のランニングを行う。喰種は身体能力が普通の人間より高いため、通りすがりの人からは、非常に速いペースで走っているように見える。

 

 ランニングの後は、ユキムラで素振りか筋力トレーニング、もしくは読書をする。基本、この3択である。

 

 今日は読書を選択した琲世。まず、シャワーを浴び、汗を洗い流す。それからコーヒーを用意し、眼鏡を掛けてゆっくりとモーニング読書を嗜む。

 

 1時間ほど読書をした琲世は、準備を済ませ急いで家を出た。未だに琲世は、新八の道場に居候させてもらっている。その代わりに、家賃として給料のいくらかをお妙さんに渡している状態だ。

 

 琲世が来るまでは、給料が未払いであることが多かった万事屋銀ちゃん。しかし、琲世が来たことで仕事の量が増え、その分依頼料も増えることとなった。その筆頭として挙げられるのが、真選組の稽古依頼である。

 

 もともとは、お妙の家に突然住むようになった怪しい男(琲世)を監視するために始まったこの依頼。最初こそ雑用が主な業務であったが、柳生家での1件により銀時並びに琲世の強さが判明。近藤は真選組の戦闘力底上げを目的に、二人に稽古依頼を出したのだ。

 

 しかし、銀時は漫画を用いての稽古や、真選組隊士のお金で甘菓子購入、さらには稽古依頼の時間中に真選組隊士を良いように使い走り、自分はいつも通りダラけていることが副長の土方に発覚。

 

 依頼から2日目でまさかの契約破棄へと至ったのである。それと比べ、琲世の稽古は真面目かつ隊士達の評判も良い。

 

 それに、琲世の稽古依頼から真選組の検挙率、事件解決率は、じわじわと上がっていったのであった。

 

 そんなこともあって、今でも万事屋への稽古依頼は継続しており、今日も琲世は稽古依頼のため真選組屯所へ向かっていた。

 

 琲世が真選組屯所へ着くと、なにやら屯所内がザワついている。どうしたのか琲世が隊士達に聞いてみると、なにやら副長の刀が折れてしまったという。

 

 刀が折れるとこうも騒ぎになるのかと不思議に思ったが、土方はここ最近よく刀を壊しがちのため、刀の新調が多いようだ。その中の一本は、銀時が叩き折ったものもあるらしく……。

 

 自分の上司はなんてことをしているのだろうかと思い、訓練場へ足を運ぶ。そこには、竹刀を交える近藤と土方の姿があった。

 

「近藤さん、土方さんおはようございます、お二人共朝早いですね」

「おはようハイセくん!真選組たるもの、早寝早起きなど、己を律していないと肝心なときに動けないものだからな!」

「おう、ハイセ。お前も依頼時間より1時間早えぞ。ったく、あいつにもこういう姿勢を見習って貰いてぇんだけどなぁ……」

「そうなんですね。あ、それと総悟くんなら食堂の方にいたらしいですよ。朝ごはんですかね?」

 

 

 

 真選組隊士から話を聞いた際、総悟くんの話も聞いた。あんなことがあってすぐだ。立ち直るのに時間が多少掛かっても仕方ないことだろう。

 

 

「ったく……。実力はあるからもっと稽古すりゃ……」

「まぁまぁ、トシよ。あいつは、そろそろ立ち直れるだろうさ」

「近藤さん……」

 

 二人もまだ引きずっているようだ。外には出さないようにしているけれど、時たま神妙な雰囲気が漏れる。

 

「近藤さん、土方さん。今は依頼時間外ですが、またいいですか?」

「もちろんいいぞ!まずは俺と手合わせしようか!それでいいかな!?ハイセくん、トシ!」

「俺はもちろん、近藤さんとハイセが良ければ」

「僕も問題ありません。よろしくお願いします!」

 

 僕は、依頼時間前にこうして近藤さんや土方さん、極稀に総悟くんともこうして稽古をさせてもらっている。

 

 有馬さんの感覚的な戦闘とは異なり、真選組の3人は武術を基に、刀を振るっている。赫子をなるべく使用したくない僕にとって、ユキムラをより上手く扱うには、彼らと手合わせするのが1番だと考えた。

 

「では、いくぞ!」

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 琲世と近藤、そして土方との手合わせが終わり、依頼時間になると、稽古依頼を行う。こうして、佐々木琲世の1日は過ぎていくのであった。

 

 

 

 




結構投げやりですかね……。
正直、幕間なので……。
ちゃんと書くときが来れば、書こうとは思ってます。
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