江戸にて夢を見続ける   作:すぱーくしーど

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ひっさびさ〜


君の名は

 

 伊東に応接間へと案内された琲世。指南役として諸々を決める話し合いで使ったモノとは別の部屋であった。

 

「まぁ、そこに座ってくれたまえ。なぁ君、お客様に茶を」

 

 近くにいた隊士に声を掛け、色々と用意してくれるようだ。

 

「はい、失礼します」

 

「了解しました!」

 

 二人は机を挟んで向き合う様に座り、そこには暫く静寂があった。

 

「失礼いたします!お待たせいたしました、お茶と茶菓子をお持ちしました。どうぞ」

 

「ありがとうございます」

 

「ご苦労様、下がっていいよ」

 

「了解しました、失礼します!」

 

 伊東は、真選組隊士を下がらせると、お茶を少し啜り、口を開いた。

 

「僕はまどろっこしいことがあまり好きではなくてね、単刀直入に結論から言おう。指南役を辞めてほしいんだ」

 

 正直なところ、僕は結構驚いた。聞いたこともなかった真選組参謀から、突然の指南役クビ宣言。真選組指南役は契約期間が長く、契約料も良かったため、万事屋の大きな収入になっていた。それが、突然無くなるなんて……。何かバイト探さないとなぁ。

 

「お話は分かりました。出来れば理由を聞いてもよろしいですか?」

 

 僕はお茶を一口飲んで、渇きつつあった口内を潤す。

 

「君の不手際ということではないんだ。完全にこちら側の問題だよ。土方副長の不祥事等で内部はゴタゴタって所なんだ。そのため、まずは一度真選組の金銭周りを見直そうと思ってね。内部事情が安定したらまた指南役を依頼するかもしれない、こんな感じかな」

 

 確かに、真選組での土方さんの存在は大きい。鬼の副長と言われ、規律を重んじる立派な侍だ。マヨネーズが大好きなのは少量のお茶目ポイントかな。

 とにかく、その副長が訳あっていないのは大きい。

近藤さんとこの伊東参謀がなんとか建て直してるって

形なのかもしれないな。

 

「そうだったんですね。ちなみに近藤さんはなんと?」

 

「ああ、局長から金銭周りの整理整頓は一任されていてね、安定してきたら契約すると話したら了承していたよ」

 

「そうですか……。わかりました、ありがとうございます。お茶とお茶菓子美味しかったです。それでは」

 

 僕は立ち上がり、応接間を出る。そのまま真選組屯所を後にした。

 伊東鴨太郎参謀……。真選組にはいなかった勉強出来そうなタイプだったな。

 

 

 

 

「おい」

 

「はい、何でしょうか」

 

「あの琲世とかいう者……。本当にただの一般人なのか?あの明晰さや佇まい、只者ではないだろうに」

 

「はい、聞いたところによりますと、紅桜事件やあの桂と関係が疑われている万事屋銀ちゃんに所属している人間だとか」

 

「……。素性は?」

 

「以前、副長が監察を使って調査していたらしいですが、全く不明だと」

 

「あの紅桜に桂か……。万が一にも僕の真選組に絡まれると面倒だな。実行日には、あの方から援護を依頼しておこう」

 

「あの方とは……?」

 

「いいんだ、こっちの話だよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、シリアスはもういいのか?久しぶりなんだからもっと神妙さ出しとかないと、読者も納得しないよ」

 

「別にいいアルよ、どうせまた何ヶ月か更新しないナマケモノ作者ネ。電車の待ち時間に寝ないで執筆出来た時点で百万点ヨ」

 

「あー、はいはいそうかいそうかい。俺たちはネタメインだからメタも何でも有りってか。……。そういえばツッコミがねぇな、ぱっつぁんは?」

 

「久しぶりの更新で忘れたアルか?今日シンパチはテレビの生放送に出演するヨ、時間的にはもうやってるネ!さっそく見るアル!!」

 

 

『徹底討論!アイドルオタク対ニジゲンオタク!!皆様、司会の鮭です。今回は江戸から選りすぐりのアイドルと2次元のオタクに集まってもらいました』

 

『いいですか!?オタクはオタクでもそこの2次元オタクと僕たちを一緒にしないで欲しいですね!!僕たちはアイドルが好きなんだ!!そのアイドルは実在していて、その子を応援しているだけなんです!!第一、2次元オタク達が好きなモノは、実在してない!!実在しないものに熱を上げてるなんて2次元オタクは想像力が豊かですよ、ホント!!』

 

『おっと、挨拶も無しにいきなり始まりました。まずはアイドルオタクからの先制だ!!』

 

『うーん、ちょっといいかな。実在してないっていう点はその通りなんだけど、そこって何か問題ある?何かを愛し応援するっていう姿勢、そこに関しては全く一緒だよね』

 

『僕たちのアイドルは実在してる!!君たちの好きなキャラは実在してない!!有りもしないものに熱を上げるなんて!!』

 

『んー。可哀想だから言いたくなかったんだけども、そこも踏まえて同じようなものだよね。実在ってそんなに重要なのかな。君たちはアイドルを応援するけれどアイドルが誰かと付き合ったとき、まるで自分は好かれてたみたいに怒ったり悲しんだりするけれど、それっておかしいよね?別に付き合える訳でもないのにさ』

 

『なんだと!?そんなこと分からないだろ!?』

 

『あー、そっかそっか。付き合えるかもって思ってるから実在に拘ってたんだ。ほぼ100%無理だよ。アイドルと付き合えるアイドルオタクなんて、それこそ実在しないだろうね。仮にいたとしてもステータスが君たちと違いすぎるだろうし、IT社長の〜とかって言葉が付くよね。うんうん、そう考えると、僕たちと君たちって似た者同士だと思うけど、さっきから君はさんざん僕たちを口撃してる点やアイドル本人にも口撃する所を見ると、凶暴性は君たちの方が上かもね』

 

 

『なんだとぉ!?』

 

『野郎、ぶっ殺してやる!』

 

『おおっと、乱闘です!乱闘が開始されました!!』

 

 

 新八と2次元オタクが破茶滅茶に争っている。早口でよく喋っていたサングラスを掛けているオタクは、どこか見たことがある前髪をしていた。

 




電車で1時間座れなかったので更新しました(怒)
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