土方がトッシーとなった要因を探す万事屋と同じタイミングで、真選組監察の山崎は、伊東鴨太郎の黒い噂の調査を行っていた。真選組屯所で伊東とその部下の話を盗み聞いている。
「土方の謹慎と沖田の協力。これで、あとは近藤だけ……。もう真選組局長が眼前ですね!伊東さん!」
「ふふ……。そう逸るなよ。土方の失墜に沖田が協力したのは正直想定外だった。奴らは同郷同門のよしみ、てっきり土方派かと思っていたが、結構率先して土方を陥れてくれたな……」
この会話を聞いた山崎は急いで真選組屯所から飛び出していく。しかし、その場から離れる際、音を立ててしまったのだった。
「何奴!?」
「大方、土方派の誰かだろう。君、今後はこういう話は静かに、そして周りを確認してからするんだよ」
「土方派!?ならば直ぐに始末しなければ!!情報があちらに漏れれば……」
「おいおい、そんな怖い顔をするなよ。落ち着き給え。そんな状況でなぜ、僕がこんなに落ち着いていると思う?」
「……。もしや何かしら策を……?」
「ふふ……話が早い、その通りさ。そして、先程の曲者も運が悪いものだ……。彼が援軍として来ているタイミングだからな。行こうか、その曲者の所へ」
「は……はい」
山崎は駆けていた。真選組参謀による真選組の乗っ取り。そして副長や局長の失墜、最悪の場合は双方の……。最悪の事態を防ぐため、山崎は止まらない。
「このことを伝えるんだ……。副長、局長、沖田隊長……。俺が真選組を護るんだ!」
「それは立派な心構えでござるな。しかし、そうはさせないでござるよ」
山崎は後ろを振り返ろうとした瞬間、胸の違和感を覚え、そちらを見る。違和感の正体は体を貫く刀であった。
「お……お前は、人斬り万斉……。伊東、敵と通じていたのか……」
後方から伊東と部下が歩いてくる。
「ふふ……。ただ敵を斬るだけではいけないな。我々は手を組み、より良い未来を創っていく。あの副長の時代は終わったんだよ。これからは僕の真選組だ」
「そのために……鬼兵隊と……」
「そうさ。君の監察としての力も欲しかった所ではあるが、土方派なのはいただけないな」
「土方……副長は……戻ってくる」
「借りに彼が戻った時、既に帰る場所はないだろうさ。河上くん、後は任せるよ」
「……了解でござる」
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万事屋の聞き込みによって、トッシーが妖刀の影響から発生したモノだと発覚した。銀時はトッシーと刀を見比べ、呆れた表情で、
「むらましゃね……。フザけた妖刀だな」
「この刀はむらましゃというでござるか、坂田氏!」
「んだよ、坂田氏って……。まぁ、ゴリラ局長に伝えれば謹慎もとけんじゃね?ゴリラにこのこと伝えて俺たちの仕事は終わり!!でいい?」
「そうネ、ゴリラに伝えて、後は真選組に任せるヨ!」
「そんな人任せな……。あの土方さんに真選組を頼まれたんですよ?もっとちゃんとしましょうよ……」
「僕も、新八くんの意見に賛成です。最近の真選組は不穏だし、参謀の伊東さんのことも考えると……」
琲世と新八の慎重な案に、銀時と神楽は面倒くさい表情を隠さない。土方・トッシーをどうするか考えているちょうどそのタイミングで、真選組の車両がやってきた。
「土方副長!大変です。山崎さんが何者かに殺害されました!!今すぐ来てください!」
それは真選組の異変を知らせるものであった。
呪術廻戦ものも書きたくなってきた…
銀魂は継続しつつ、そっちも書いてみようかな…
ヒロアカは……うん。