人生がゴチャゴチャしてたので大分書けてなかったです…
伊東派だと思われていた沖田の裏切り、そして後方からの爆発によって、視界が煙に染まり伊東派の真選組隊士は近藤を見失う。
「伊東さん、近藤が見当たりません!それに沖田も!!」
「まぁ、落ち着きなよ。この列車から途中下車しようとするほど彼らは馬鹿じゃない。後方からの爆発ということを考えると、きっと近藤達は前の車両に移動していると考えられる」
「流石、伊東さん!それでは早速、奴らを消しに……」
「待て待て、この列車に乗っているのは全員僕の志に賛同してくれている者ばかりだ。いくら近藤と沖田といえど、数には勝てないだろうさ。それに、もう少しで……まぁ、つまりは焦らなくてもいいという事さ。彼らの寿命のロウソクは風前の灯火なのだから」
爆発と煙のごたついた状況を利用し、前方の車両に移動した沖田と近藤。
「総悟、ありがとう。危ない所だった……」
「いや、まだ危険ってのには変わりねぇです。この列車には伊東に従う連中しか乗ってねぇんで。近藤さんを慕ってるヤツらは屯所で待機命令を喰らってるはずでさぁ」
「そうか……。このような状況、全ては真選組局長の俺が招いた結果だ。トシの局中法度破りの数々もせん……伊東の策略だったのかもしれないな。今さらではあるが、トシの助言にも耳を貸し、こういった状況を防ぐような対策を考えるべきだった……」
「……」
「この人数差……中々に厳しいものがあるか……って何をしているんだ!総悟!!」
驚いた近藤が目にしたのは、沖田が車両の連結部分を切り離した光景だった。
「土方を追い出す為とはいえ、俺が伊東の策?に乗ったのは事実。近藤さん、アンタはここで死んじゃならねぇ。俺が時間を稼ぐから」
前方車両にいる近藤と、後方の車両に飛び乗った沖田。二人の距離はだんだんと離れていく。
「バカ野郎!!いくらお前だからといって、この人数相手に1人では……!!総悟ぉぉ!!!」
鼻水を流し、滝のような涙を流す近藤。その姿を沖田は振り向かずに車両内へと進んでいった。
伊東の話をそのまま鵜呑みに、ゆっくりと前方車両へ進んでいく隊士達。その前に、鬼気迫った雰囲気の沖田が現れる。数秒、その雰囲気に気圧された隊士達。1人対多数、その圧倒的有利な状況をまるで意にもしない沖田にその場の隊士達は圧倒されていた。
「ふぅん……。まぁ、見知った顔もいるが、お前ら死ぬ覚悟は出来てんだろうな?真選組局中法度第21条、敵と内通せし者、これを罰する。真選組一番隊隊長として、てめぇらに俺からの最後の教えをくれてやらぁ……。圧倒的な実力差の敵と相対した時、数に頼るのが一番だ。呼吸を合わせろ。心身共に気を練り、最も充実した瞬間に……、一斉に斬りかかれ!!」
沖田の言葉に合わせ、隊士達が一斉に刀を振り上げた。
時間としては数分も経っていない。しかし、車両内には先程まで生きていた隊士達と、返り血を浴びた無傷の沖田がそこにいた。
沖田は、頬に付いた返り血を舌で舐めたあと、元同士に教えの最後を告げる。
「そして……、死んじまいなぁ」
久しぶりの投稿です…