(何処だ…?)
ディスティースは、道路の上を飛び回りある車を探していた。
(……!あれか!)
暫く探していると、道路で止まっているトラックと、倒れた輸送車とパトカーが見つかった。
「!スナッチか…!」
そこては荼毘と戦っているスナッチがいた。2人の攻撃がぶつかり合い、相打ちになる。すると、スナッチの姿が消える。ディスティースはそれとほぼ同時に技を放つ。
ディスティースが炎を死柄木らに向けて放つと、それに気づいた荼毘が青い炎で対抗する。
「ディスティース…!!」
死柄木が唸るような声で名前を言う。
「青い炎…」
「ヒーローが不意打ちとかカッコつかねーな。ディスティース。」
「…荼毘か。」
「なんでこのクズを守るんだよ。どうせほっときゃあ死ぬ奴だろ。救いようのねえグズなんか、守るだけ損だろ。」
「人を焼き殺してる奴のセリフじゃないと思うんだけど。…で、君らの目的は?」
「作戦敵にバラしてどうすんだよ。」
「ディスティース…!ステインの仇…!!」
「それじゃ、捕まえるしかないな。」
ディスティースがロストヴェインを抜剣し、攻撃の準備をする。
「やってみろよ…やれるもんならなぁ!」
死柄木がそう叫ぶと、死柄木らが乗っていたトラックからガタガタと音がなり始めた。
「なんだ…?」
「GAAAAA!!!!」
「っ!!脳無か!」
「前の脳無とはケタがちげえぞ。」
「おい死柄木…今使っていいのかよそれ…」
「どうせぶつけるつもりだったんだ…それに、あいつは疲れてる。」
「……チッ…」
(連戦は流石にきついな…死柄木らだけだと思ってたんだけど…)
「さァ!ディスティースをぶっ潰せ!脳無ゥ!!!」
「ケェェイ!!!」
「はァァァァ!!」
獄炎を纏った斬撃が脳無へ飛んでいく。
ゴオォォォォ!
脳無が獄炎で包まれる。が、脳無には全くと言っていいほど通じていない。
「私やエンデヴァー対策ってところか。」
「GYAAAA!!」
ドォォン!!
脳無がディスティース目掛けて素早く飛んでくる。
「
憤怒の響き
脳無が勢いよくディスティースに殴り掛かる。
「セェイ!!」
ディスティースが攻撃を受けるとすぐさま脳無の腹にロストヴェインを斬りつける。
「そんな攻撃効かねえ…ッ!?何してる脳無さっさと傷を治せ!」
脳無の個性で傷が治ると思っていた死柄木は、傷口が治らないのを見て、驚きながらも脳無に指示を出す。
「チッ…傷口はもういい。さっさとディスティースを殺せ!ここから遠ざけろ。」
すると脳無は再び高速で動き出す。ディスティースは警戒を高めるが、脳無は一心不乱に進んでくる。
「…ッ!ゲホッゴホッゴホッ!!」
脳無の攻撃を受け流そうとしたディスティースだったが、相当無理をしているせいか、咳き込んでしまう。
「GAAAAAAAAA!!!!」
脳無は隙を見せたディスティースを掴み、死柄木から離れるように走り続ける。
「カハッ…!!離せ…!」
ディスティースが血を吐きながらそう叫ぶ。
「AAAAAAAAAAA!!!!!」
脳無は叫びながら道路を走り続けた。
◆
ディスティースは脳無から抜け出せないでいると、道路で走っている車が、脳無に気付かず走っている姿が見えた。
(まずい……!!!)
「離せって言ってんだよ脳無…!!」
完全魔神化
霊槍シャスティフォル第一形態シャスティフォル
すると、勢い良く脳無目掛けてシャスティフォルがやって来た。
シュウィィン!!
「GYAAAAAAAAA!!!」
そして脳無の腕を斬り裂く。それを見たのか、車がハンドルをきり、避けようとする。が、そちらには腕から抜け出したディスティースがいた。
「ッ!!!ウオォォッ!!!」
ディスティースが傷ついた身体を無理矢理動かして、脳無の腕を持って車を避ける。
「止まらずに進め!!逃げろ!!!」
止まろうとした車に、ディスティースがそう叫ぶ。そして、攻撃の構えを取る。
「…我が意思に答えよ、神斧リッタ。」
ディスティースが神器を呼ぶと、リッタがやってくる。それを左手で持ったディスティースは右手をリッタの刀身にかざす。
リッタが赤黒く染まる。
「行くぞ…!!」
ドオォォォォォン!!!
劫火を纏ったリッタから強力な一撃が放たれる。
神千斬り
振り下ろされた斧は動かずに、脳無は更に攻撃を受ける。
「GAAAAAAA!!!」
脳無が叫んでいるのを尻目に、ディスティースは次の攻撃を繰り出す。
劫火で燃え盛っているリッタを、更に強化する。
合技:
ドゴォォォン!!!!
大爆発が起こったような爆音が鳴り響く。
爆音の中心には、切り裂かれた脳無が倒れていた。
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