あと、投稿遅れてすみません。今回まあまあ長めです。許してね!
……どうもディスティースです。
いやぁ、無理はするもんじゃないですね。1ヶ月はヒーロー活動する事を医者に止められました。はい。まぁ入院にならなかっただけマシか…
「…私のお馬鹿…!」
「良い機会ではないか。暫くは頭を冷やすんだな。」
「だってぇ…ただの風邪じゃん……」
「問題はもっと他にあるだろう。全く、病気の分際でいつも通りに動くからだ。」
「…私がいなかったら死んでた癖に……生意気な…!」
「貴様がいなかろうが私は生きている。余計なお世話だ。」
「嘘つけ!あれは絶対死んでた!」
「もういいだろう。そんな物騒な話題で喧嘩しようとするな……」
「はぁ…ま、私は壊理ちゃんと戯れとこうかなぁ。」
「そう言えば緑谷がお見舞いに行っていたな。」
「あ、そうなの?お土産のおすすめとかあるかな?」
「壊理ちゃんはりんごが好きらしい。」
「へぇ〜そうなんだ。じゃ、家でりんご料理でも作ろうかな。」
「そうするといい。さっさと出ていけ。仕事の邪魔だ。」
「ハイハイ、お邪魔しました。」
私は扉を開けて出ていった。
「はぁ………ホント、良かったなぁ。」
◆
「ただいまー。」
家に帰ってきました。歩くのがこんなに疲れるとは…個性に頼りすぎなとこが出てるな。それになんだか久しぶりに感じるなぁ。
「ふわぁぁ……あー疲れた。1ヶ月これから休みかぁ。夏休みみたいだな。……これから何しよう。」
仕事がある訳でもなけりゃあ暇つぶしの道具も無い。
……あれ?私の生活ってヒーロー活動しかなくね?なんか悲しくなってきた。
緑谷くんの学校とか行ってみたいけどオールマイトみたいな出入りは出来ないからなぁ。ま、今はとりあえず買い出し行って壊理ちゃんへのお土産作るか。アップルパイとかかな。作り方調べるか。
……やってる事主婦みたいだな。主婦の仕事知らないけど。
「そう言えばヒーロースーツ新しいの作って貰わないと…」
これだから劫火は使いたくないんだよなぁ。
今は包帯巻いてるけど半袖着たら腕が丸見えになっちゃうし……まあどうせヒーロースーツしか着ないからどーでも良いんだけど。…暫くはヒーロースーツ着ないけども。
そういえば、今回のドクターストップ?的なやつはヒーロー活動というよりも個性を使うなって事らしい。まあ激しい運動も駄目らしいけど。風邪が悪化しないためって事もあるけど身体がボロボロなんだとか。…まぁ脳無に掴み掛かられてたし、納得って感じだけど。私女の子なのに…酷いなぁ。……女の子(笑)とか言うなよ?何十年も女やってんだしいいでしょ。まあ男の時間の方がまだ長いんですけどね。
ってそんな事どうでもいいか。さっさと買い出し行ってこよーっと。
「行ってきま〜す。」
◆
「失礼します。」
「「ディスティース!」」
「ん?あ、緑谷くんと通形くんじゃん。ここに居たんだね。差し入れ持ってきたよ〜。」
「ありがとうございます、わざわざ。」
「いいよいいよ。どーせ暫くは暇なんだし。自作だからクオリティは勘弁してね。」
「見てもいいですか?」
「勿論。」
出久はディスティースが置いた差し入れをカバンから取り出す。
「アップルパイ!?作ったんですかこれ!」
出久が中身を見ると、既に2切れほど取ってあるアップルパイがあった。
「そうだよ。壊理ちゃんのために頑張って作ったんだ。」
「私のため……?」
「しばらくぶりだね、壊理ちゃん。壊理ちゃんがりんごが好きって聞いたからさ、お見舞いに来てる人たちと食べてね。」
「本当にいいの…?」
壊理は不思議そうな顔をしてディスティースに聞く。
「当たり前でしょ?貴女の為に作ったんだから。」
ディスティースは微笑みながら壊理に答える。
「あ、ありがと…」
壊理はディスティースにお礼をした。
「いいよ。…で、出久くん…凄いことをしてくれたねぇ。まさか敵の大将倒しちゃうとは思ってなかったなぁ。」
「えっ、あ、そ、それは壊理ちゃんのおかげで…」
「でも結局は倒したんでしょ?君の本気の力は既にプロ並みって事じゃん。」
「いや、でも…あれは壊理ちゃんの個性で僕の身体を直し続けたおかげな訳で、僕1人だったら100%を出したら身体が壊れてまともに戦えなくなるし、フルカウルでは力不足でジリ貧になって…ブツブツ…ブツブツ…」
「……君はもっと自分に自信を持った方がいいな…」
「おいおい緑谷君、勝ったんだからもっと自分を褒めてあげないとだよね!」
「…そういや、通形くんは大丈夫だった?君も酷い傷だったろ?」
「大丈夫ですよ!この通りピンピンだよね!」
「そっか。なら良かった。あれからナイトアイの様子はどう?」
「サーですか?まだあまり会ってないんですけど、雰囲気が変わった気がしたよね!」
「なるほどね。君がそう言うんなら間違いないな。」
「何がですか?」
「ん?ああ、緑谷くんもナイトアイの性格は知ってるだろ?あんなカタブツが雰囲気変わるなんて、大きな出来事があったんだろうなってコト。あいつ、相談しようが結局解決してなかったし…」
「へぇ…ナイトアイにもそんな一面が…」
「ま、きっといい方向に変わったと思うけどね。」
「何でですか?」
「そりゃあ勿論…」
「わぁーたぁーしぃーがァー!!!」
病室の外から叫び声が聞こえる。
「ここは病院です!お静かに!」
「あ、すみません…」
「…おいおい…」
「ディスティースに会いに来た。」
「……病院で何やってんだアホ。」
「すいません……」
「…っていうか、オールマイトはディスティースに何か用が?」
「ああ。ディスティース、悪いが着いてきてくれ。」
「…りょーかい。壊理ちゃん、また来るからね。今度アップルパイの感想教えてね。残ったら緑谷くんらに託したらいいよ。」
「う、うん!」
「出久くんも通形くんも、バイバイ。」
「はい!」
「え、あ、はい!」
ディスティースはオールマイトについていった。
◆
ディスティースとオールマイトが、病院の裏口で話し合っていた。
「……で、どうしたの?」
「君は聞いていなかったと思ってな、先日の治崎についての話だ。」
オールマイトがマッスルフォームを解く。
「ッ!急に解くなよ…お化け出てきたかと思った。」
「えっ、すまない…っていうかお化けって…」
「ものの例えだよもう。で、私がいなくなった後って結局どーなった訳?」
「治崎は、
「治崎の腕が…なるほどね。実質的に奴の個性を消したって事か。しかもあいつらに銃弾まで渡っちゃったのか。脳無を使って取りたかったのはそれか。」
「恐らくな。どう使おうとしているのかは分からないが…」
「うーん…そういや、死柄木らって護送車のことなんで知ってたんだろ。」
「じつは麗日少女から聞いたんだが、昨日緑谷少年を2人見かけたらしい。」
「2人?どういう事?私の神器にでも触ったの?」
「いや、片方の緑谷少年は直ぐに姿を消したらしくてな。」
「じゃあ、そっちの方が偽物か。」
「そうだろうな。その偽物の方なんだが、どうやら緑谷少年が前に似た個性を見た事があると言っていてな。」
「…それが、
「ああ。つまり、奴らと死穢八斎會には何かしら接点があったと考えている。」
「…なるほどね。黒炎の騎士団と繋がってたのはそっちか。私の調査不足だったな。あいつらが繋がっていたとは思わなかった。だから護送車の位置も分かったのか。」
「確定ではないんだがな。もしかすると、似た個性の持ち主がいるかもしれないが。」
「ふーん…ホントに
「……そうだな。」
「…歯切れが悪いね。何?まだ死柄木の件気にしてんの?」
「……そうなのかもな。」
「ああそうだったんだ…ま、簡単に割り切れるもんでもないか。あん時はあんな風に言ったけどさ、最後に決めんのはアンタだ。もう、どうこう言ったりはしない。ただ、それで止まったらダメだよ?アンタは皆を助けるヒーローなんだからさ。」
ディスティースが歩き始める。
「ああ。分かっている。」
「分かってんならいいや。まあ、平和の象徴さんに言っても分かりきってるよねそりゃあ。…じゃあな。」
ディスティースは背後にいるオールマイトに手を振る。
「……皆を助けるヒーロー…か。なぁ、君はどうなんだ?」
ディスティースが立ち止まる。
「…そんなの、私が知りたいよ。」
が、すぐに動き出し、病院から出ていった。
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