断罪ヒーロー:ディスティース   作:樹海 林

40 / 42
ヘルの引きがゴミだったのでオバロコラボでは全キャラコンプ出来ました。ま、天井まで引いたんですけど。次は年末年始に大罪フェスや聖戦フェスも待っていますね。どうなるかは分かりませんが、ダイヤがずっと足りません。天井まで毎回引いてるからなんですけどね。どこかで神引き出来たら嬉しいです。


漆黒の中心にて

「かっけぇな。流石ヒーロー、根性見せるねぇ。」

「御託はいいんだよ。さっさと決着(ケリ)つけるぞ。」

ディスティースは荼毘に剣を突きつける。荼毘もまた、炎をディスティースに向ける。

「試合再開しようぜ。」

ディスティースがロストヴェインを横に構える。

 

「神器解放。」

 

ディスティースが右手を剣にかざし、そう言う。

シュッ!

「…増えた…?」

荼毘が見ると、そこには分身したディスティースがいた。

「知らないんだ。まぁ、人前で使うことあんまりなかったしなぁ…」

「個性全然使えるじゃねぇか。」

「これは個性じゃないよ。まあ個性みたいなもんだけど。」

「これがこのロストヴェインの本来の力だ。詳細を言うつもりは無いけど。」

それぞれ別の分身が話す。

(…どれが本物だ…見分けがつかねえ……)

「本物は目視じゃわからないよ。見つける方法は本体を叩くことだけだ。」

「…それだけで個性として成立してるじゃねえか…チッ…」

「伊達にNo.2は名乗ってないんでね。頑張って1人ずつ潰していったら?君がもつかは知らないけどね。」

(こいつ…見てやがったな…)

(私が弱ってる時…荼毘は攻撃してこなかった。恐らく個性の影響だ…肌から煙が出ていた。きっと肌が焼け爛れているのもそれだ。荼毘は自分の個性の耐性が強くない。だったら…いや、今は集中しないと。実像分身はスタミナも落ちる…気づかれないようにしないとだな…)

「行くぞ。」

それぞれの分身が荼毘に向けて走り出す。

「ハァッ!」

荼毘が両手に炎を纏い、銃弾のようにして撃つ。分身達は難なく躱す。

(身体能力はあっちが上だ。分身の効果はわからねえが、近づかれたら終わりだな…)

「……チッ…ハァァッ!」

荼毘が巨大な蒼炎をディスティース達にぶつける。

「フッ!」

蒼炎に当たらなかったディスティースが荼毘に攻撃する。

すると荼毘はすぐさま屈み、ディスティースの攻撃を避け、炎を浴びせる。

「オォォッ!!」

ディスティースは炎に直撃し、すぐに消えた。

「ケェェイ!!」

荼毘が分身を消すと、すかさず攻撃が飛んでくる。まさに防戦一方というべき状況だ。

「ハァァァァッ!!!」

荼毘が先程よりも火力を増して路地裏を蒼炎で包み込む。

「チッ!」

荼毘はディスティースに背を向けて走り出す。

「…大通りに出る気か。」

蒼炎を避けたディスティースが、分身を解いて荼毘を追い始める。

「…?なんだ…?」

すると、ディスティースの踏んだ地面が光る。

ゴオォォ!!!

「ッ!!…っぶな!地雷か…」

ディスティースがギリギリて避ける。

「…これで引っかかんねえか…」

荼毘が振り返る。

「逃げたのはこういう事ね。」

「…どうするか…」

「あのー?大丈夫ですか?凄い音がずっと鳴ってたんですけど…」

すると、大通りの方から声が聞こえた。

「!!こっちに来ちゃダメだ!逃げろ!」

「えっ?ッ!?」

荼毘がすかさず、現れた人の肩に腕を乗せる。

(ヒーローか…多分攻撃系の個性じゃない、救助専門のヒーローだな…)

「いいとこに来てくれたな。助かったよ。」

「…チッ。」

「わかってるよなぁ?」

「…ハイハイ。捨てりゃいいんでしょ。」

カランカラン

ディスティースがロストヴェインを捨てる。

「すみません!自分のことは見捨ててください…!」

「そんな事出来るわけないでしょ。ま、君は別に悪くないから大丈夫だよ。」

「ッ…」

「ヒーローってのは大変だな。名前も知らねえ奴のために命張らなきゃあいけねえ。」

「そうさせたの君なんだけど。それで?どうするつもりかな?」

「分かりきってるだろ?動くんじゃねえぞ。苦しみたくないんならな。」

「動かないからさ、その人離してあげてよ。関係ないでしょ。」

「するわけねえだろ。そうしたらお前は攻撃できるようになるんだからな。」

「…それもそうか。じゃ、さっさとやってよ。君も時間かけたくないだろ?」

「そうか。じゃあ…死ね!」

「ディスティース!!」

荼毘が路地裏を覆い尽くすような蒼炎をディスティースに向けて放つ。

「我が意思に答えよ━━━━」

ゴオオォォッッ!!!

どこからか声が聞こえたが、炎にかき消され、ディスティースも炎で見えなくなった。

「…終わりだ…な……」

荼毘が袋小路を見ると、そこには誰もいなかった。

「ッ!?何処だ!」

 

侵入(インベイジョン)

 

いつの間にか、荼毘の頭にディスティースの手が乗っていた。そして荼毘の動きが止まった。

「言ったろ、No.2の力を舐めるなよって。わざわざ見せてあげたのに、頭から抜け落ちちゃってた?」

「ディスティース…!?」

「ま、いいや。教えてくれよ、お前らの情報。」

ディスティースが神器『双弓ハーリット』を使い、荼毘の記憶を覗く。

「………」

すると、ディスティースが目を見開いた。

「…なるほどな…面白いもんが見れた。」

暫くして、ディスティースは手を離す。はなった台詞とはかけ離れた表情で。

バシュン!!

するとどこからともなく、小さな音が聞こえた。

「……ッ!!?隠れろ!!」

「えっ!?」

ディスティースが人質になっていたヒーローを引っ張って大通りから死角になる場所まで移動する。

「…電気の個性か。気づかなかった…」

ディスティースの右肩に小さな風穴が空いていた。

「どういうことですか!?」

「どうやらあいつらは余程私を殺したいらしいな…狙撃までしてきやがった…位置的に大通りの向かい側からだな。」

ディスティースが右肩を抑えながらヒーローに話す。

(大通りから見て私は荼毘と重なってた。だから急所は狙えなかったみたいだが、身体が痺れる…だけど死ぬ程の傷を与えては来てない。だとすると狙いは麻痺か…それが狙いなら…)

「もう一人いる!!」

路地裏のビルから誰かが飛び降りてくる。それに合わせてディスティースが痺れる身体に鞭打ってロストヴェインを振るう。

キィィン!!

振ったロストヴェインに短剣がぶつかる。そしてすぐに短剣で攻撃した者は後ろ側に飛び、ディスティースから距離を取った。

「っぶないな…もうそろそろ勘弁してくれ…君、他のヒーローに応援を頼んでくれない?」

「でも狙撃手が…」

「全力疾走すれば人混みの中から君を正確に狙うのは難しい筈だ。個性も狙撃に関するものじゃない。だけど下手したら死ぬ。それでもやってくれるかな?」

「っ!はい!」

「ありがとう。」

ディスティースが敵に向かって走り出す。

「ふむ。足手まといを逃がしましたか。それが賢明ですね。しかし流石のNo.2でもこんな状況ではどうしようもないでしょう?ならばいっそ抵抗しない方が楽に「さっきからゴタゴタうっせえんだよ。No.2を目の前にして随分と余裕かますな。」おお怖い怖い。」

甲冑に身に包んだ男が手を挙げ、降伏のようなポーズをとる。

(…短剣はどこだ。)

いつの間にか男が先程使っていた短剣が無くなっている。

(まさか、こいつ!)

すると、どこからともなく短剣がディスティース目掛けて飛んでくる。

「セェイ!!」

ガキィン!!

ディスティースはそれをロストヴェインで弾く。

「グッ……コホッ…」

「ほう…初見でこれを捌くとは、流石No.2。弱っていても侮れないという訳ですか。私達も長居出来なくなったようですので、短期決戦と行きましょう。」

「お前らなんかに…平和の象徴は殺されねーよ…!」




黒炎の騎士団の団員で七つの大罪にいる名前のキャラは、原作と見た目が違っています。主に服装。だからディスティースはあんな反応をしたんですね!
ちなみに最後の荼毘の炎を受けたのはディスティースの分身で、本体は路地裏の建物に隠れてました。

過去編の続きを見たい?オーバーホール編が見たい?

  • さっさと過去編見せろ
  • 過去編はいいからストーリー進めろ
  • どっちでも。作者のやりたいようにやれば?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。