灯夜ときな子の一時   作:水甲

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19 きな子と夏美の入れ替わり

灯夜side

 

いつも通り家に帰るときな子が出迎えてくれた。

 

「おかえりなさいで……っす!灯夜さん」

 

「あ、うん、ただいま」

 

「今日はお疲れみたいっすね!ご飯にしますっすか?お風呂にするっすか?それとも…きな子にするっすか?」

 

…………どうしたんだ?きな子?

 

 

 

 

 

 

 

 

きな子side

 

蓮華ちゃんの家で小型カメラから送られる二人の様子を見ているきな子と四季ちゃん、メイちゃん、蓮華ちゃん………うぅ、灯夜さん気がついてないっすか?

 

「案外バレないものだな」

 

「中身を入れ替わる薬だから…」

 

「夏美ちゃんも結構演技派なんだね」

 

「灯夜さん……」

 

何でこんなことになったのかと言うと、数時間前のこと……

 

科学室で集められたきな子たち一年生、四季ちゃんがある薬を作ったらしく………

 

「これをきな子さんと同時に飲めばいいですの?」

 

「何だか苦そうっす…」

 

「見た目はそうだけど、甘くしてある」

 

うーん、飲むべきか悩むっすけど、四季ちゃんの頼みっすから……きな子と夏美ちゃんは同時薬を飲むと、確かに甘くておいし……あれ?目眩か………

 

 

 

 

 

 

 

気がつくと何だか身体が……あれ?小さくなってるっす?

 

「こ、これはなんですの?」

 

「えっ?」

 

何できな子の声が後ろから聞こえて……振り向くとそこにはきな子が………

 

「実験成功!」

 

「四季さん、これはどういうことですの?」

 

「試しに作った入れ替わりの薬」

 

「作れるもんなんだな」

 

「何だか君の○○みたいだね」

 

蓮華ちゃん、そんな呑気に言うことじゃないっすよ……

 

「実験成功したから、後は元に戻る薬を飲めば大丈夫」

 

「ちょっと待つですの!」

 

元に戻れるならと安心していたら、何故か夏美ちゃんが止めた。何か不都合でもあるっすか?

 

「ちょっとした悪戯もとい実験をしてみないかですの」

 

『実験?』

 

夏美ちゃんが提案した実験……それは入れ替わっていることに灯夜さんが気がつくかどうかだったっす……何故かみんな乗り気できな子も渋々引き受けることに……

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今、灯夜さんは今のところ気がついてない様子だったっす……うぅこのまま気がつかなかったら……それは物凄く嫌っす……

 

『どうかしたのか?きな子?』

 

『へっ?ど、どうもしないっすよ』

 

『いや、あんな変なこと聞いてこないし……』

 

『た、たまに良いかと思ったっす!もう灯夜さんは~』

 

バシバシ

 

「あいつ、ノリノリだな」

 

「きな子ちゃん、物凄いソワソワしてる…」

 

「夏美ちゃんの身体だけどね」

 

うぅ…灯夜さん、信じていいっすよね?ちゃんと気がついてくれるっすよね?

 

『……とりあえずさっきの問いの答えを言っていいか?』

 

『何っすか~本当にきな子からっすか~』

 

『あぁ、きな子から頂く』

 

『へ?あの、何で近寄って…』

 

『きな子を頂くからだよ』

 

灯夜さん!?それはダメっす!いくらなんでも……

 

「ちょ!?きな子ちゃん!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

急いで隣のきな子と灯夜さんの家に入り、

 

「灯夜さん!ダメっす!灯夜さんはきな子の恋人っす!」

 

そう叫ぶと、灯夜さんはというと、呆れた顔をしていたっす…夏美ちゃんはと言うと何が何だか分からずにいたっす

 

「やっぱりか…」

 

「えっと…」

 

 

 

 

 

 

 

 

灯夜side

 

きな子の様子がどうにもおかしいと思っていた。だからあえて誘い出すように冗談に乗ったけど……

 

「入れ替わりの薬ね……」

 

「ごめんなさい…」

 

「ごめんなさいですの…」

 

「ごめんなさい」

 

「すみませんでした…」

 

とりあえず話に乗った面々を正座させた。こういう悪戯は勘弁してほしいものだ。因みにきな子と夏美ちゃんはちゃんと元に戻っている。

 

「まぁ反省してるならいいけど、きな子もいい加減離れてくれ」

 

きな子はきな子で僕にしがみついていた。不安すぎてこんな状態になるとはな……

 

「それにしてもよく気がついたですの」

 

「まぁさっきも言ったように…きな子があんなことを言うわけないし、後は……まぁなんと言うか……」

 

『はい?』

 

これは恥ずかしいから言えないけど、雰囲気がなんとなく違ったというのもある……だから分かったんだ。

 

「とりあえずみんな、夕食食べてくか?折角だし」

 

こうしてみんなに夕食を作ってあげるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなが帰った後、きな子は不安そうにしていた。

 

「きな子、大丈夫か?」

 

「その、灯夜さんの事を信じていったっすが……やっぱり不安になったっす…」

 

「まぁ仕方ないよ。僕だって同じことを体験したら同じように不安になるし」

 

「その…」

 

「ただこれだけは分かる…」

 

僕はそっときな子の頬にキスをして…

 

「僕はきな子が大好きだから、絶対に間違えない」

 

「と、灯夜さん///」

 

それからきな子は抱きついてきて、この日の夜は一緒に寝ることになるのであった。




しんどいことが多いのにネタが沢山思い付く……これは一体どういうことだろうか?
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