灯夜ときな子の一時   作:水甲

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とりあえず二話目!


02 どたばた

「ごちそうさまでしたっす」

 

満足そうにしているきな子。まぁカレーだからな

 

「片付けしておくから先に風呂でも入れ」

 

「あ、きな子も手伝うっす!」

 

手伝う?正直不安だ。何か皿とか落としそうと言うか……

 

「あの灯夜さん……失礼なことを思ってないっすか?」

 

「悪い。思っていた、じゃあ洗うから拭いてくれ」

 

「はいっす!」

 

二人で作業を分担してるけど、これって何だか……うん、夫婦より兄妹だな。

 

「終わりっすね」

 

「あぁ、ありがとうな」

 

お礼を言いつつ、頭を撫でる。

 

「ふぇ……」

 

「あ、悪い。何となくしたくなった」

 

「い、いえ、その……嬉しかったような…なんと言うか…その////部屋の片付けしてくるっす!」

 

顔を真っ赤にさせて、自分の部屋に戻るきな子。どうしたんだ?まぁいいか。風呂を沸かして僕はビールでも飲んでるか

 

 

 

 

 

 

次の日、大学にて……

 

「それで例の子とどうなの?」

 

「高柳……」

 

「何?」

 

「昨日の今日で聞くことか?」

 

「まぁそうだけど、ちょっとね。気になることがあるから」

 

「気になること?」

 

高柳が気になるって…一体何なんだ?何かあったのか?

 

「未唯さんが気になっているのは條原さんの同居人が通う高校についてですよ」

 

すると三船が話に混ざってくる。きな子が通う高校が?

 

「何でまた?」

 

「や、まぁ…スクールアイドルで気になる子がいるからさ」

 

「ふーん」

 

そう言えばきな子も昨日言っていた。スクールアイドルに誘われたって……

 

「まぁ機会があったら会わせるよ。その時に話でも聞いたらどうだ?」

 

「そうだね。そうしてみるよ。機会があったらね」

 

なんだろう?高柳のあの笑みは……何を企んでいる?

 

 

 

 

 

 

 

夕方になり、家に帰るときな子の方が先に帰っていた。

 

「おかえりなさいっす!」

 

「早かったな」

 

「そうっすか?あ、灯夜さん!今日はきな子が作るっす!」

 

「料理できるのか?」

 

「はいっす!」

 

うーん、まぁあんまり信用しなさすぎるのも悪いし、今日は任せるか

 

「それじゃ何か手伝えることがあったら言えよ 」

 

「はいっす!」

 

きな子に料理を任せることにして、僕はのんびりしているか。

 

 

 

 

 

 

夕食を済ませ、きな子は入浴中。なんと言うかまだ2日なのに慣れてきたな……まぁ見知った相手だから仕方ないか

 

そんな風に安心していると……

 

「はぁ~さっぱりしたっす」

 

「あぁ出た……か?」

 

何故かきな子はバスタオル姿で出てきた。

 

「きな子……その格好……」

 

「えっ?あ///その……着替えを持ってくるの忘れて……」

 

だからって……いや、普通に取ってきて欲しいとか頼めないだろうけど……

 

「早く部屋に戻って着替えろ」

 

「は、はいっす!」

 

変な事を言ったりせずに、正論を言っておけば……

 

「あ!?」

 

フッと気がつくときな子が転びそうになり、僕は咄嗟に助けようとしたが……

一緒に転んでしまい、きな子に覆い被さるような体勢になってしまった。

 

「と、灯夜さん///」

 

「す、直ぐにど……」

 

「灯夜くーん!うっかりノートを灯夜くんの鞄に紛れ込んじゃったみたいだから取りに来たよー」

 

「未唯さん……チャイム押した方が……」

 

そしてタイミング悪いのかなんなのか普通に家に入ってきた高柳と三船。これ……どう誤魔化したら……いいんだ

 

「えっと、お風呂に入っていたきな子ちゃんが着替えを持っていくのを忘れて、灯夜くんに取りに行かせるわけにいかず、恥ずかしい思いをしながらもバスタオル姿で出てきたけど、灯夜くんはそれに関して注意して、急いで戻ろうとしたきな子ちゃんだったけど、足を滑らせて、それを助けようとした灯夜くんだけど、同じように足を滑らせて覆い被さるように体勢になったってことでいいのかな?」

 

「お前……どんだけ察しがいいんだよ」

 

高柳……まさにその通りだけど……隠しカメラとか仕掛けてないよな?

 

「あのとりあえず着替えさせた方が……」

 

「そうだな。きな子、着替えてこい」

 

「は、はいっす……」

 

きな子が着替え終わり、改めて高柳たちが来た理由を問い質した。

 

「それで……何しに来た?」

 

「だからさっき……」

 

「それは建前だろ」

 

「バレてたか。まぁ言っちゃうときな子ちゃんに会いに来たんだよね」

 

「きな子にっすか?」

 

「そう。と言うよりスクールアイドルについて聞きたかったんだよね」

 

「スクールアイドル……かのん先輩たちのことっすか?」

 

「うーん、ソロアイドルのことは?」

 

「紗桜莉先輩のことっすか?優しい人っすよ」

 

何となくだけど……高柳が知りたいことではないと思うような……

 

「やっぱりいるんだ。ありがとうね。きな子ちゃん」

 

高柳は満足そうな顔をして、三船と一緒に帰っていく。本当に話を聞くためだけに来ただけみたいだな

 

「灯夜さん、あの人たちは?」

 

「まぁ友達だな」

 

「恋人ではなく?」

 

「あぁ、友達だな。お互い特に恋愛感情とかないしな」

 

まぁ高柳と三船の事は教えない方がいいかもな。きな子からしたら刺激が強いかもしれないし

 

「とりあえず何か飲むか?」

 

「あ、スクールアイドルで思い出したことがひとつあるっす」

 

「ん?」

 

コーヒーを入れながら、きな子の話を聞くが……

 

「その、きな子……スクールアイドルに誘われたっす……」

 

きな子がスクールアイドルか……

 

「合ってるんじゃないのか?」

 

「えっ?」

 

「きな子は可愛いし、スクールアイドルに向いてると思う」

 

コーヒーを入れ終え、振り向くと何故かきな子が顔を真っ赤にさせていた。

 

「どうした?」

 

「そ、その///きな子……可愛いっすか?」

 

「あぁ、可愛いぞ」

 

「あぅ////」

 

真っ赤にしたまま俯くけど……何か変な事を言ったか?僕?




基本的にストーリー的に書いたり、一話完結の話を書いたりします。
次回は一話簡潔のイチャイチャを
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