朝、目を覚まし身体を起こそうとするとある違和感を感じた。動けない……こう言うときは大体の原因が分かっている。
「きな子……そろそろ起きろ」
「ん~あともう少し~」
もう少しって、仕方ない……僕はソッとベッドから出て、きな子に布団を掛けなおすのであった。
朝食を作っていると、きな子が慌てて起き出してきた。
「ごめんなさいっす!今日はきな子が作る予定だったのに……」
「いや、気にするなよ。練習で疲れてるみたいだし」
疲れている状態で料理なんてさせたら、何があるかわからないしな……まぁもしもの事を考えた結果だけど……
「その疲れているってだけじゃないっす」
「そうなのか?」
「えっと、その……灯夜さんと一緒に寝てると……落ち着くと言うっすか……なんというっすか……」
つまり落ち着くからって事だよな……うん……
「夕食は楽しみにしておくよ」
「はいっす」
それから朝食を食べ終えると、きな子は自主練に出掛け、僕も片付けを終わらせてきな子を追いかけた。
「ふぅふぅ……」
「休憩中か?」
「あ、灯夜さん。はいっす。少し走っていたので」
「何処か違和感とかは?」
自主練に付き添う理由としては、初めたての頃はどうにもオーバーワーク気味のため、千砂都に注意してみるようにと頼まれたからだ。
まぁこういう練習とかは僕も初心者だが、千砂都のアドバイスや高柳のアドバイスを聞いたりもしてる。
「大丈夫っす!何処も……」
きな子のこの顔は……うん、どうにも無理をしてるな……僕はため息をつき、きな子をベンチに座らせて、足を軽く揉んだ
「ん……」
「絶対何処か痛めてるだろ?そうでなくても疲れが溜まってるとかだろうな」
「うぅ……灯夜さんに足を揉んで貰うの……ちょっと恥ずかしいっすのに……どうして隠してたことバレたっすか?」
「それは……」
付き合い初めてからよく分かるようになったなんて、口が割けても言えない……
「いつも一緒にいるんだから、何となく……」
「…………そこは付き合い初めてからよく分かるようになったって言ってくれないんっすね」
「……すまん。恥ずかしいと思って……と言うかきな子も良く分かったな」
「それは灯夜さんと同じ理由っすよ」
笑顔でそう言うきな子。なんと言うか……こう言うときのきな子の笑顔は何かずるい。
とりあえずきな子を無理させないように、自主練は終わらせることになった。
「お昼は何処かで食べていくか?」
「そうっすね~」
「何か食べたいものは?」
「灯夜さんと一緒なら何処でもいいっすよ」
「そっか」
適当なファミレスでもいいかと思い、きな子と一緒に手を繋ぎながら向かうのであった。
二人でハンバーグを頼み、他愛のない話をしていた。
「そう言えば予選突破したんだってな」
「はいっす!灯夜さんも見に来てくれたっすよね」
「あぁ」
「どうだったっすか?」
「どうって言われても…………きな子が凄く可愛かった」
「えへへ///きな子しか見てないんっすか~」
「仕方ないだろ。自然と追っちゃうというか……彼女の事しか目に入らないと言うか」
「灯夜さん///」
と言った話をしていたけど、何だか周りのお客さんたちから
『仲いいわね~』
『相思相愛なのね~』
等と聞こえてきたけど、気にしないようにするのであった。
家に帰り、二人で並んで昼寝をしたり、一緒にゲームをしたりとその日の休日は終わるのであった。
きな子side
「という感じっす」
かのん先輩たちが灯夜さんとの休みの日の過ごし方を聞いてきたので、昨日の事を話すと……
「なんと言うか……甘ったるいわね」
「本当に仲良しだね~」
みんな、何故かニコニコして、きな子の頭を撫でるのであったっす
今週のスーパースター……早く書きたい。特にかのすみの言い争いとウィーンの所
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