灯夜ときな子の一時   作:水甲

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冒頭でちょっとネタに走ってます


22 北海道で絆を深める 二年生編

かのんside

 

北海道で合宿をしに来た私たちだけど……今回は灯夜さんの他に未唯さん、栞子さんの二人も付いてきた。どうやら灯夜さんの方で誘い、ちぃちゃんがOKを出したみたいだけど、何かしらアドバイスをくれたりするのかなと期待していたけど…………

 

「灯夜さん……吹雪凄いので早くコテージに戻るっす……」

 

「きな子……見ててください!俺の……変身!」

 

「へ、変身?」

 

「なれたんだね。究極の闇をもたらすものに……」

 

灯夜さんは黒い服を着て、未唯さんは白い服を着て何かやってるけど……本当に何してるんだろう?

 

「ねぇ、あれ、つっこんだら負けなの?」

 

「そもそも何をしてるかだよね」

 

「すみません……未唯さんは高校のときに、ある先輩からお勧めされた作品のワンシーンを……篠原さんも意外とそう言うのを見ているので……」

 

ようするにごっこ遊び?

 

「だからって吹雪の中でやることなのか?」

 

「メイ……知らないの?吹雪の中でやるからこそだよ」

 

「うん、わからない……と言うか夏美も付き合ってるし……」

 

「あれは付き合ってると言うより……付き合わされてるんじゃ……」

 

とりあえず二人が満足するまで待つことに…………

 

 

 

 

 

 

「改めて篠原灯夜だ。何人かとは会ったことがあるけど……よろしく」

 

「篠原さんと会ったことあるのって、私とちぃちゃんと紗桜莉ちゃんと一年生くらいだよね?」

 

「わぁ~話に聞いてましたが、格好いい人デスね~」

 

「はい、きな子さんとお付き合いしているんですよね?」

 

「まぁ……付き合ってるけど……」

 

「まぁ付き合ってるのは分かるけど……何できな子は抱きついてるのよ?」

 

「そ、それは……灯夜さんを暖めてるっす!」

 

さっきまで吹雪の中で遊んでたから暖めてるんだと思うけど…………普通にみんなの前でやるって言うのは凄いな~きな子ちゃん

 

「きな子ちゃん、暫く会わないうちに……」

 

「未唯さんも基本的にあんな感じでは?」

 

「いやいや、私は……あんな感じなの?」

 

「はい」

 

「それは知らなかったよ……」

 

何だか変な話になってきてるみたいだけど……大丈夫かな?これ…………

 

 

 

 

 

 

 

灯夜side

 

その日は吹雪が酷いのでのんびりすることになった。僕はと言うと千砂都の提案でみんなと絆を深めてと言われたため、色々と回っていた。

 

「あ、篠原さん。どうなさったんですか?」

 

「あ、えっと葉月だっけ?」

 

「はい、葉月恋と言います。あの、かのんさんたちみたいに下の名前で呼んでください」

 

何だか聞いていた感じと違うな。お嬢様だから呼び方とか色々と言ってきそうだと思っていたけど…………

 

「あの……どうしました?」

 

「いや、聞いていた感じと違うなって思ってな」

 

「聞いていた?良く分かりませんが、きっとイメージと違うのはかのんさんたちのお陰かもしれませんね」

 

そう言うものなのかな?

 

「篠原さんはきな子さんとお付き合いしているのですよね?」

 

「あぁそうだけど……」

 

「ではやはり!その…き、キスとかも毎日していらっしゃるのですか?」

 

「き、キス!?」

 

キスは…まだしてない……なんと言うかそう言うのは大切にしたいときな子が思っているかもしれないし……

 

「してないな……」

 

「なるほど……それほどきな子さんのことを大切に思っているんですね」

 

何だかこの子……色々と夢を見ているのかと思ってしまう……気のせいかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

次に会ったのは、確か上海出身の……

 

「灯夜さんデスね!改めて唐可可といいます」

 

「あぁ、よろしく」

 

なんと言うか人懐っこい子だな……

 

「きなきなからよく聞いてます……すごく優しく、沢山愛をささやいてると」

 

きな子……お前……何て事を……

 

「可可、こうしてお話が出来ることを楽しみにしてました。さぁ聞かせてください!どのようイチャイチャをしてるデスか?」

 

「あ、えっと……」

 

それから暫く可可には色々と質問攻めに合うのであった……

 

 

 

 

 

 

「それで疲れきってるのね」

 

「あぁ……」

 

次に会ったのは平安名すみれって子だった。

 

「まぁ親睦を深めようなんて千砂都らしい提案だけど…………大丈夫なの?それ」

 

「むぅ~」

 

「きな子、落ち着け」

 

可可と話しているときに、きな子がやって来て、抱きついては離れようとせず、ずっと抱きつかれたままだった。可可はそれを見てほっこりした顔をしていたけど…………

 

「きな子、安心しなさい。誰もその人を取ろうとか思ってないから」

 

「それは……そうっすけど……何て言うっすか……灯夜さんが先輩たちと話しているのを見ると……胸がモヤモヤして落ち着かないだけっす!」

 

「それを……まぁいいわ」

 

「いいんだ……」

 

「それにすみれ先輩はショービジネスの世界にいたから、もしかしたらもしかするかもしれないっすから……」

 

「ショービジネス?」

 

「昔の話よ」

 

あぁだからなんと言うか、人だけ垢抜けていると言うか。きれいな子だなって印象を持ったのか。

 

「灯夜さん?」

 

「いや、普通にきれいな子がいるなって、思ったから……元々そういう仕事をしていたからなのかって思ってな」

 

「…………きな子。この人絶対に離さないようにしなさい」

 

「了解っす!大好きな灯夜さんは離さないっす!」

 

「まぁこれだけ言われてるんだからそれだけきな子があなたのことが好きって事よ。と言うかあなたはきな子の事は?」

 

「えっと……大好きだよ。僕も……」

 

「灯夜さん////」

 

「あー、はいはい。ご馳走さま」

 

何か……呆れられてる?

 

 

 

 

 

 

 

かのんside

 

私とちぃちゃん、紗桜莉ちゃん、蓮華ちゃんは元々顔見知りだからちぃちゃん提案の親睦を深めると言うのには入ってなかったから、未唯さんたちの所に来てみたら……

 

「千砂都ちゃん、かのんちゃんの行動とか色々と気を付けてね!」

 

「は、はぁ……」

 

「無自覚に口説く事を言い出したりすると、その気になる子が多いからね!私はその度に…………」

 

物凄く酔っぱらっていて、絡まれていた。

 

「確かにかのんちゃん、そう言うところあるけど……」

 

「うぇ!?そ、そうなの……」

 

「うん、でもかのんちゃんはちゃんと私とかすみれちゃんたちの事を見てくれてますから……大丈夫ですよ」

 

「千砂都ちゃん……本当にいい子だね……」

 

「と言うか未唯さんはそんなに苦労しているんですか?」

 

「未唯さんには1つ年上の幼馴染がいるのですが……それはもう苦労されているので……」

 

「そ、そうなんだ……あはは……」

 

「あの、紗桜莉さんは……ショックを受けたりとかしてないですけど……」

 

「うーん、まぁ憧れの人も普通の人なんだなって、思うけど……それでも私の憧れの気持ちは変わらないかな」

 

「凄いです……紗桜莉さん」




次回は一年生編!
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