灯夜ときな子の一時   作:水甲

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未だにポケモンSV悩む……発売して少しした後に買った方がいいか……


30 キスの後

灯夜side

 

お互いの唇を重ねた。重ねた時間は1秒…下手すれば1秒に満たないかもしれない一瞬に近かったけど……それだけでもきな子の唇の柔らかさを感じられた。

キスを終えるときな子は顔を赤らめながらも笑顔を見せてくれた。

 

 

 

 

 

 

そんなことがあった次の日……

 

「お、おはようっす///」

 

「お、おはよう///」

 

起きてきたきな子がぎこちなく挨拶をしてきた。僕も思わず似た感じに挨拶をしていた。

 

「えっと……灯夜さん……」

 

「な、何だ?」

 

「いえ、なんでもないっす」

 

なんとも言えない空気をどうにかしようと話を振ろうとするけど直ぐにやめてしまうきな子。なんと言うか原因が分かっているのに、解決方法が思い付かないのはしょうがないと思ってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

きな子side

 

昨日のキスは凄く嬉しく、灯夜さんとの関係が進んだことを喜ぶべきっすけど……いざ、灯夜さんの顔を見ると……キスをしたくなってしまうっす……うぅ……

 

「どうかしたですの?きな子さん」

 

「夏美ちゃん……いえ、何でも……ないっす」

 

「はぁ?」

 

夏美ちゃんが心配して声をかけてくれたのに、でもこんなことを話して引かれたりしないっすかね?

とは言えこのまま悩み続けていたら余計に心配されるんじゃ……それなら……

 

「その……実はきな子……エッチになっちゃったっす!」

 

「はぁ?」

 

「だから……きな子……」

 

「ちょっと待つですの…一旦人がいないところで話を聞くですの!」

 

 

 

 

 

 

 

夏美side

 

きな子さんの突然のカミングアウト。たまたまクラスの子に聞かれなかったのは良かったけど、聞かれていたら色々と大変なことになっていたですの

私はきな子さんを連れて屋上で話を聞くことに……

 

「つまりきな子さんと灯夜さんはキスをしたってことですの?」

 

「そうっす……その……キスは凄く良かったっす……灯夜さんを感じられたって言うっすか……えへへ///」

 

「あ~キスの感想はいいので、聞いてるこっちが恥ずかしくなりそうですの」

 

「それでキスをしてくれたっすが……その後が問題で……」

 

「キス以上の事をしたくなったってことですの?」

 

それならさっきの発言は納得できるですの。とは言え普段清楚で言うなれば癒し系のきな子さんがそっちに目覚めたら色々と大変なことになりかねないですの……

 

「キス以上のことをしたくなったって言うより……もっとキスしたくなったっす」

 

「…………」

 

笑顔で凄いことを言ってきたですの……普通の人なら……例えば恋さんが言うなら、何となく言いそうって感じがするですの……だけどきな子さんがそんなことを言い出すとなると…………

 

「むむむ……問題があるようでないような……そんな気がするですの」

 

「だからきな子がエッチになっちゃったって言ったじゃないっすか!」

 

「まぁ難しく考えなければ、普通なのかも知れないですの……と言うか普通に沢山キスすればいいですの」

 

「それだと灯夜さんに嫌われたりしないっすかね?『きな子がこんなエッチな子だったなんて……』って嫌われたりとかもしないっすかね?」

 

「そこはまぁ……あの優しい灯夜さんなら受け入れてくれそうですの……」

 

「うぅ……でもでも」

 

こんな風に悩むなんて……まぁそれだけきな子さんにとってはキスは凄く良かったと言うべきですの…………

 

「悩んでいても仕方ないですの…ちゃんと灯夜さんにお願いするですの!」

 

「嫌われたりしないっすかね?」

 

「大丈夫ですの!多分」

 

「多分なんっすか……」

 

不満そうなきな子さんだけど、今回の事については私がどうこう言うよりも二人でしっかり話し合った方が一番だと言うことですの

 

 

 

 

 

 

 

 

灯夜side

 

学食で今朝のきな子とのギクシャクした感じがどうにも気になって仕方なかった。

キスをしたことまでは良かったが、あんな風にギクシャクしてしまうものなのか?

そんなことをずっと思い悩んでいた。と言うかこんなことを相談できる相手なんて…………

 

「篠原さん、どうしたんですか?」

 

「三船……珍しいな。一人なんて」

 

「未唯さんは今日はお休みなので」

 

高柳が休みなんて珍しいな……

 

「幼馴染二人が喧嘩したみたいでその仲裁をするらしく」

 

なんと言うか高柳はどこまでもお節介焼きなのか?

 

「お節介焼いてるのか?」

 

「と言うよりも昔からの役目みたいなものです」

 

「役目か……」

 

「それで篠原さん、悩んでるみたいですが?」

 

「ん……まぁ悩みと言うか……」

 

この事を三船に相談していいものか悩む……いや、誰かしらに話せば少しは楽になれるかもしれないけど……

 

「あのさ、三船と高柳って付き合ってるんだよな?」

 

「えぇ、そうですよ」

 

「その、キスをしたとき……」

 

「キス?なるほど、おめでとうございます」

 

「いや、祝うことなのか?まぁいいや。キスをした後ってどんな感じなんだ?」

 

「したあと?あの、詳しく聞かせてもらっていいですか?その聞き方だと私は幸せでしたよって答えるしかないですし、もしくはきな子さんとキスをしたのに、きな子さんは嬉しくなさそうだった。つまり無理矢理に近い感じでキスをしたのでは?と思ってしまいます」

 

詳しく話したくないんだけどな……でも仕方ない……

僕は三船に詳しく話をすると…………

 

「なるほど……変にギクシャクしてしまっていると……」

 

「なんと言うか……分からないから悩んでると言うか……」

 

「これは……正直に言いますと……きな子さん自身の問題ですね」

 

「きな子自身の?」

 

「帰ったらきな子さんの話を聞き、そして……なるべくお願いを聞くことです」

 

三船からのアドバイスを受け取ったけど……きな子の話とお願いか……




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