24日、22時……きな子は今日は夏美ちゃんの家にお泊まりをするらしい。今日急に決まったらしいから仕方ないけど……
「やっぱりきな子とクリスマスを過ごしたかったな」
一人そう呟きながら、僕は自分の部屋に行き、眠りにつくのであった。
きな子side
25日0時。そろそろ灯夜さんが眠りについたはずっす……きな子は音を立てずにゆっくりと家の鍵を開けた。
「うぅ……この格好……やっぱり恥ずかしいっす」
いくら蓮華ちゃんの部屋から出てきたとはいえ、誰かに見られたら恥ずかしいっすからね。
そうきな子は今、サンタの格好をしてるっす。理由としてはクリスマスに灯夜さんと一緒に過ごせない代わりにきな子が灯夜さんのサンタ兼プレゼントになるために……
「夏美ちゃんの提案っすけど……本当に恥ずかしいっす……」
肩の露出は多いっすし、スカートもミニスカートっす……うぅ恥ずかしいっす……でも……
『いいですの!きな子さんがサンタになりつつ、プレゼントとなれば灯夜さんも大喜びですの!』
そうっすよね!これも灯夜さんの為っすから!
慎重に灯夜さんの部屋のドアを開け、忍び足でベッドの所へと向かうと……
「灯夜さん、ちゃんと寝てるっすね」
寝ているのを確認し、後は……後は?
きな子は一旦部屋を出て夏美ちゃんに電話をかけた
「夏美ちゃん!」
『どうしたですの?上手くいったですの?』
「あの、プレゼントがきな子って、どんなことをすれば良いっすか?」
『……そのためにわざわざ電話をかけたですの?』
「いざ、やろうと思うと全然思い付かないっす!」
『それなら普段灯夜さんと一緒に寝てるんだから、添い寝したら良いんじゃないですの?』
「それでいいんっすか?何だかいつも通りな気がするっす……」
『それでいいですの。今のきな子さんの格好だけでかなり特別なものですの!』
「はぁ……とりあえず添い寝してみるっす」
『頑張るですの~』
電話を切り、もう一度灯夜さんの部屋に入り、そっと灯夜さんのベッドに潜り込んだ
「灯夜さん、起きないっすよね……」
もしも起きたらどんな反応をされるかちょっと心配だったっす。今のきな子の格好を見て、もしかしたら怒ったりするかもしれないっすし……
「灯夜さん……一緒にクリスマス過ごせないっすけど……今日だけはきな子は灯夜さんのプレゼントっすよ」
なんて呟いてもきっと灯夜さんには届かないと思うきな子だった。
だけど……
「きな子?」
急に声をかけられ、驚くきな子。灯夜さん、起きていたっすか!?
「え、あの……起きちゃったっすか?」
「悪い……ちょっと前から起きてた。それできな子……その格好は……」
「えっと……その……きな子サンタから灯夜さんにプレゼントっす……その……プレゼントはきな子っすよ」
うぅ、何て恥ずかしい台詞を言わせるっすか……夏美ちゃん……灯夜さんはというと何だか黙り込んでるっす……
「えっと灯夜さん?」
「きな子!」
不意に灯夜さんがきな子を抱き締めてきたっす。突然の事でどうしたら良いのか分からず、特に抵抗せずに抱き締められるきな子……
「あのあのあの……」
「ありがとうな。最高のプレゼントだよ」
「その……えへへ、喜んでもらえて何よりっす」
こうしてきな子は灯夜さんに抱き締められながら眠りに……………………
「因みにプレゼントだから好きなようにしても良いよな」
「へ?」
「大丈夫……そう言うことはしないから…………」
「んんんん!?」
突然キスをされ、更には……………………
次の日のクリスマスパーティー……かのん先輩の家でみんなとパーティーに参加していると
「あれ?きな子ちゃん、首すじ、何だか赤くなってるけど……」
「へ?あ、こ、これは///その///」
「もしかして季節外れの虫?」
「そ、そんなところっす///」
「ねぇ、あれって……」
「すみれ……かのんは意外と無垢ですから言ってはいけないデス」
「そうですの!それに聞いた話ではしていないみたいですの」
「もしかして……沢山虫に刺されちゃった感じかな?」
「色んな所に跡が残ってるらしい……」
「と言うか最終的にはキスしまくった話だぞ」
「あの、皆さんは何の話を?」
「恋さんは……そのままでいてくださいね」
「まぁ手を出すよりも手を出された方が良い感じなんじゃないかって思うけどね」
二人はしてません!何せ健全編なので!
別バージョンは、25日の夜に上げます!
感想待ってます!