「ふぅ、ようやく帰ってこれたな」
玄関の前でため息をつく僕。26日の朝に親から呼び出されて実家の北海道に帰っていた。理由としてはたまには顔を出せと言うことだったけど……
「きな子はいるのかな?」
きな子を一人にしていて心配していた。一応はメッセージを送ったりはしてたけど……
「ただいま~」
部屋の中に入るときな子がエプロン姿で出迎えてくれた。
「おかえりなさいっす。灯夜さん」
「ただいま。夕食作ってたのか?」
「はいっす!灯夜さんは夕飯はまだっすか?」
真っ直ぐ帰りたかったし、ご飯はまだだ。それにしても……
「僕がいない間、ちゃんと自炊してたのか」
「こう見えてきな子は料理上手っすよ~って言いたかったっすけど、すみれ先輩に簡単な料理を教えてもらっていたっす」
後でお礼を言っておかないとな……それにしても……何できな子は両腕を広げているんだ?
「灯夜さん。用事とは言えきな子寂しかったっすからね。ハグしてほしいっす」
「きな子……」
きな子をそっと抱き締める僕。なんと言うかほんの少し離れていただけなのに、凄く懐かしい気持ちが……
「灯夜さんのぬくもり……えへへっす~」
暫くの間、玄関できな子を抱き締めるのであった。
「大晦日っていったら、やっぱり蕎麦っすね」
「まぁ麺類なら何でも良いらしいけどな」
「そうなんっすか?」
前にテレビか何かで聞いたことはあるけど……まぁ、世間一般的には蕎麦が浸透してるけどな
「灯夜さんは蕎麦よりラーメンとかの方が良かったっすか?」
「いや、きな子が作ってくれたんだから、違うやつが良いなんて言わないよ」
「えへへ、嬉しいっす」
二人で蕎麦を食べ終え、一緒に片付けを新年を向かえようと一緒にこたつに入りながらテレビを見ていた。
「そう言えばスクールアイドルのみんなと過ごしたりしなくて良いのか?」
「お誘いはあったっすけど、その……新年は……灯夜さんと……きな子の大好きな人と過ごしたいって思ったので」
「そっか」
僕はきな子の頭を撫でる。付き合いはじめて暫く経ったけど、彼女として扱ったりもしつつ、妹として接する事があるけど、きな子自身は……
『灯夜さんに大切にしてくれているなら、どっちでも良いっすよ~』
との事だった。本当にきな子らしいな
「あと少しっすね」
「そうだな」
気がつくともうカウントダウンの時間……二人でこたつに入りながらも手を繋ぎ…………新年を向かえた
「灯夜さん、今年もよろしくお願いしますっす」
「きな子もよろしくな」
「はいっす」
こうしてきな子と一緒に新年を向かえ、お互いにまた一緒に過ごそうと決めるのであった
気がつくと二人でこたつに入ったまま寝ていたらしい。起きて朝御飯を作ろうとすると、チャイムが鳴った。
まだ7時なのにこんな時間から誰だと思いつつ、出ると……
「オニナッツ~いきなりで申し訳ないですが、お年玉を貰いに来ましたですの」
何か厄介な女の子がきたよ……
この話にて今年の更新は終了。来年もよろしくお願いします
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