「オニナッツー」
「…………」
急に訪ねてきた夏美。普通なら「なにしに来たんだ?」という風に用件を訪ねるべきだが、僕は訪ねないでいた。理由としては夏美の格好だ。コートを羽織っているがコートの下が明らかに虎柄の衣装を身に纏い、へそを出している…………
「とりあえず風邪引くから帰るか着替えるかしてくれないか?」
「反応が悪いですの!」
いや、普通に考えればそういう反応になるだろ……
とりあえず夏美を部屋に上げることにした。
「あれ?夏美ちゃんどうしたっすか?」
「痴女になったらしい」
「違うですの!今日の企画のためにですの!」
なんと言うか呆れてしまう……ここはきな子に任せた方が…………
「因みにきな子さんの分もあるですの」
「きな子も着るっすか?でもそんなへそだし……」
「これで灯夜さんをメロメロに出来ますよ」
「メロメロ……」
「いや、きな子……僕はもう……」
「お、襲っても問題ないっすか?」
「勿論!」
おい、物凄いこと言い出してないか?
「と言うわけで着替えてくるっす!」
きな子は夏美から衣装を受け取り着替えに行くのであった。
「夏美……お前……」
「おや、きな子さんの鬼姿は嫌ですの?」
僕はため息をつきつつ、とりあえず夏美と二人できな子が着替え終わるのを待つのであった。
数分後、待っている間に恵方巻を夏美に提供していると着替え終わったきな子が出てきたけど……
「がおー、きな子鬼っすよ~」
「ただただ可愛いんだが……
」
予想していた通り夏美とお揃いの鬼の衣装だったけど、本当に可愛いな。
「えへへ、可愛いっすか~嬉しいっす~」
「何と言いますか本当に灯夜さんはきな子に対して……」
言うなよ……僕としてもきな子に対しては素直にいようとしてるだけだよ
「灯夜さん、食べちゃうっすよ~」
「はいはい、恵方巻食べるか」
「むぅ~」
きな子は頬を膨らませるが、あまり気にしないでいると…………
「灯夜さん……」
不意に唇に柔らかい感触が…………きな子はと言うと悪戯っぽく笑い……
「灯夜さんの唇奪っちゃったっす」
「きな子////」
「そして私がいることを忘れていちゃつかないでほしいですの……」
「そう言えば夏美ちゃんはそのまま帰るっすか?」
「えぇ、来たときもコートで隠していたので……それが何か?」
「捕まるか襲われるかどっちかになりそうだから……きな子、着替え貸してやれ」
「そうっすね」
と言うかそこら辺しっかり考えて行動しろよ……もしくは着替えを持ってくるとか…………
「と言うか節分なのに豆は投げないのか?」
「残念ながら持ってきてないですの」
「それは仕方ないっすね」
そんなこんなできな子と過ごした節分であった。
次回辺りはバレンタインになるかも?
感想待ってます!