4月7日の夜、きな子と一緒にのんびりと過ごしている時、ふとカレンダーを見てあることに気がついた。
(そう言えば来週の月曜日って……)
去年はきな子がこの家に来たばっかりだから祝うとかしてなかったな。
それに今年の場合は……付き合って始めてになるしな……
「きな子」
「何っすか?灯夜さん」
「今度の月曜、用事あるか?」
「用事っすか?学校っすよ」
いや、平日だから学校があるのは分かってる。いや、普通に夜は外食しないかと誕生日だからパーティーをしないかと聞けば良いのに……僕は珍しく緊張してるのか?
「灯夜さん?」
「いや、10日って……きな子の……」
「きな子の……あっ///」
きな子は僕が言いたいことが理解してくれたみたいで、顔を赤らめていた。
後はしっかり伝えないと……
「それで……きな子の誕生日をお祝いしたいから……何処かに食べに行かないか?」
「うーん……」
きな子はしばらく考え込んでいた。いや、その……考え込むことなのか?
「その……希望してもいいっすか?」
「何だ?」
「その///豪華な食事とかではなく、灯夜さんと家でお祝いをしてくれるだけできな子は嬉しいっす」
きな子らしい希望だな。それなら……
「わかった。楽しみにしててくれ」
「はいっす!」
とりあえず食事のメニューとプレゼントは……
「プレゼントは何がいい?」
「プレゼントっすか?うーん、何でも良いっすよ。灯夜さんがくれるものなら、きな子は嬉しいっす」
何でもか…………
翌日、かのんの家の喫茶店で高柳と三船の二人に相談をすることにした。
「なるほどね。男の子からしたら彼女の『何でもいい』は悩むよね~」
「それで私たちに相談ですか……でもここでその事を相談して良かったんですか?」
まぁここはかのんの家だから、もしかしたらかのんがうっかり僕がプレゼントに悩んでいる事をきな子に話したりしそうだけど……
「あはは……ちゃんと釘を刺されてるので大丈夫ですよ」
高柳たちが来る前にちゃんと釘は刺しておいたからそこは大丈夫。まぁそんなベラベラ話すような子じゃないことは分かってるけど、念のためにな
「まぁ私からしてみても、何でもいいは本当に何でもいいと思いますよ」
「そういうものなのか?」
「そういうものです。未唯さんから貰ったものはどれも嬉しいものでしたから」
「私も栞子ちゃんから貰ったものは全部嬉しいよ」
お互いに笑顔でそう語っていた。本当に仲のいい二人だな~
「ですからあまり悩まないでいいと思いますよ」
うーん、悩まないでいいか……
とりあえず後で色々と回ってみるか。
次回はきな子ちゃんの誕生日回!
感想待ってます!