きな子side
ある日の事、部室でみんなと話している時、ふとすみれ先輩からいい匂いがした
「すみれ先輩、何だか今日はいい匂いするっすね」
「あらきな子。気づいた?ちょっと新作の香水をつけてみたのよ」
「香水っすか~」
きな子はあんまりそう言うのは興味がないっすけど、やはり今時の女子としてはつけた方がいいっすかね~
「香水か~私もつけてみたいけど、お店の関係でつけられないんだよね」
「コーヒーの匂いが変わっちゃったりしちゃうからね。でも私はいつものかのんちゃんの匂いが好きだよ」
「ちぃちゃん、何かそれ恥ずかしい///」
「というかすみれ。そう言うのは校則違反じゃないのデスカ?」
「ちゃんと恋に確認してあるわよ。匂いが強くなければいいって事で許可を貰ってるわ」
「変に厳しくするよりある程度の自由な方がいいと思ったので、まぁやり過ぎなければいいのですが……」
「恋ちゃん、何で私の方を見るのかな?私はやり過ぎたりはしないよ」
「あんたの場合、やり過ぎ所かやったとしても上手く誤魔化してるわよね」
「誤魔化してるんじゃなく、抜け道を使ってるだけだよ」
紗桜莉先輩の抜け道がどんなものか気になるっすけど、今は香水の事が……使ったら灯夜さん、どんな反応するっすかね~
「何かこいつ、灯夜さんに香水をつけた自分に対してどんな反応するか試したいって顔してるぞ」
「メイちゃん、何で分かったっすか!?」
「きな子さんは分かりやすいですの」
「すみれ先輩みたいな香水じゃないけど、特別な香水だから……」
四季ちゃんに渡された香水……特別な香水って何が特別なのか気になるっす……でも折角貰ったものだから使わないと勿体無いっすね
「なぁ、四季。あの香水……大丈夫なやつだよな?」
「大丈夫……二人の仲が進展する程のものだって言ってた」
「言ってたって……誰がだよ」
「この間知り合ったお姉さん。高校生の頃に色んな薬を作ったとか」
「……それ、まずいもんだよな?」
灯夜side
家に帰ると既にきな子が帰っているみたいだった。今日は早めに練習が終わったのか?
そう思いながらリビングに行くと……
「あ、おかえりなさいっす!」
「あ、うん……ただいま」
なんだ?きな子の姿を見た瞬間、ドキドキが止まらない。これは一体……
「どうしたっすか?灯夜さん」
きな子が顔を覗かせてきた瞬間、更にドキドキが増した。本当になんだこれは……それにいつもよりもきな子からいい匂いが……いや、これは普段のきな子の女の子らしい匂いが今日は強い…………
「もしかして……何処か具合が悪いっすか?」
心配そうにするきな子。どうにかこの場から離れたいけど……ダメだ……今のきな子の匂いを嗅いでいると変な感情が涌き出てくる……
「灯夜さん?」
何とか我慢……我慢……我慢出来そうにない…………
「きな子!」
「ひゃあ!?」
僕は思いきりきな子を抱き締めた。驚くきな子だけど……
「今日の灯夜さん……何だか積極的っすね……こんなに強く抱き締めてくれるなんて……」
「今日のきな子から……凄くいい匂いがするというか……」
「匂い……四季ちゃんから貰った香水をつけたからっすかね?」
「香水?」
もしかしてヤバイものではと思ってしまう……この変な感情も香水のせいだとしたら……
何とか落ち着こうとするが、また興奮してきて……
「きな子……部屋に行くぞ」
「え?あ……」
灯夜さんの部屋に連れてこられ、きな子はベッドに寝かされた。これってもしかしてよく聞く恋人同士の……あれっすか!?
「きな子……いいよな」
「あの……きな子……心の準備が……」
灯夜さんはきな子に覆い被さり、そして…………
「ひゃん……と、灯夜さん……」
「きな子……」
その日は一晩中、灯夜さんに匂いを嗅がれたっす
後々四季ちゃんに聞いた話では、一種の興奮剤みたいなもので、香水をつけた人の匂いをずっと嗅いでしまうとか…………
大人な階段を上ることではなかったっすが、上着のボタンを少し外され、首筋とかをずっと嗅がれ、更には灯夜さんは落ち込んでしまい、何とか説明をするきな子だったっす
一体香水をあげたお姉さんはダレナンダー
感想待ってます