灯夜ときな子の一時   作:水甲

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久しぶりの更新!


49 マルガレーテと冬毬 後編

灯夜side

 

家の近くまで着くと何故か怪しい女の子がいた。

 

「なんだ?あの子は……」

 

エメラルド色のトルネードの女の子がこそこそしている。本当に何者なんだろう?

 

「まぁ……厄介事みたいだし……気にしないように……」

 

通りすぎようとすると、肩を掴まれた

 

「貴方、このマンションに住んでいる方ですか?」

 

「そうだけど……」

 

「ここに桜小路きな子という方が住んでいる筈ですが……知っていますか?」

 

知ってるけど……誰関係だ?誰が関わっている?そして僕は…………知らない振りしておくべきだよな。

 

「知らな……」

 

「あ、灯夜さん。おかえりなさいっす」

 

タイミング悪く、買い物帰りのきな子がやって来た。

 

「あれ?冬毬ちゃん、こんなところでどうしたっすか?」

 

「きな子先輩、この人とお知り合いですか?」

 

「はいっす、きな子の恋人っす」

 

きな子の言葉を聞いて、冬毬が僕の方を見ていた。

 

「お知り合いみたいですね。今、姉者が貴方の家にいる筈ですが……」

 

「いや、姉者って誰だよ?」

 

確か今家にいるのって………ウィーン、夏美の二人だよな?冬毬の顔をマジマジ見た。つり目だな

 

「あ、あの……恋人がいるのに他の女性を見つめるのはどうかと思います///」

 

「冬毬ちゃん、大丈夫っす。後でたっぷり見詰めてもらうっすから」

 

いや、誰の妹なのか考えていたんだけど……まぁ普通に考えて……

 

「夏美の妹か」

 

「はい。姉者がよく貴方の家にお世話になっていると聞いてます」

 

「まぁよく動画編集しに来てたけど……とりあえず家に上がるか」

 

「お邪魔します」

 

「あ、きな子もウィーンちゃんに頼まれたもの渡さないと」

 

そう言えば忘れてた……ウィーンの料理……

 

 

 

 

 

 

 

家に入るとリビングに豪華な料理が並べられていた。ウィーンはエプロン姿で出迎え……

 

「遅かったわね。あら、家主と冬毬も一緒なのね」

 

僕は並べられた料理を見て…………

 

「ウー○ーか冷凍か……」

 

「帰ってきて早々失礼ね。ちゃんと作ったのよ。あときな子、デザート買ってきてもらってありがとう」

 

「デザートって言っても果物っすよ」

 

「時間があればケーキを作っても良かったけど、早く食べなさい」

 

まぁ見た目は大丈夫そうだけど、味がって言うことがあるだろうし……とりあえず覚悟して食べるか……

そう言えば冬毬は……

 

『姉者、夕飯ですよ』

 

『冬毬!?何でここに!?』

 

あの姉妹は大丈夫なのか?

 

 

 

 

 

 

夏美と冬毬も部屋から出てきて、早速夕食を食べることに……因みに果物は綺麗にカットされていた。

ウィーンが作った料理は……美味しかった

 

「凄いな……本当に美味しい」

 

「何よ?不味いものを作らされると思ってるの?料理なんてきちんと手順を踏めば何だって美味しくなるわよ」

 

「てっきり隠し味とか言って色々と混ぜたりしてくるかと思ってた……」

 

「本当に失礼ね」

 

「これなら今度からはウィーンちゃんも夕飯当番に入れてもいいっすね」

 

「一緒に暮らしてないのに?」

 

「まぁたまに作るくらいなら……」

 

ウィーンの料理は一安心だけど……こっちの姉妹は……

 

「それで姉者。この家に来てまで編集作業をする理由とは?」

 

「いや、これは……この家の方が結構作業効率がいいですの!」

 

「効率がいいですか……なるほど……」

 

「分かってくれてありがとうですの」

 

「ですが手土産もなしに人の家に上り、作業するのはどうかと思います。これからはきちんと……」

 

「うぅ!?」

 

姉妹の話は下手に関わらない方がいいな、うん

 




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