蓮華side
「蓮華ちゃん、今日は家に遊びに来てほしいっす」
「あ、えっと……今日はちょっと……」
「あ、そうっすか……」
残念そうにするきな子ちゃん。本当に申し訳なくなってるけど……何だか本当にごめんね……
ここ最近、きな子ちゃんのお家……と言うより灯夜さんのお家は賑やかだ。夏美ちゃんだけではなく、妹の冬毬ちゃんがたまにお邪魔するようになり、それにほぼ毎日夕食に上がり込むようになったらしいマルガレーテちゃんもいるからだけど……
「私にはあの輪に入る勇気はないよ……」
何だか私が入ったら邪魔になりそうだと思い、いつもきな子ちゃんのお誘いを断っている。
「もう少し……勇気があればな……」
自分の勇気のなさで中学時代、あんな事にならなかっただろうし…………まぁその問題も紗桜莉さんが色々とやり解決はしたけど…………
「本当にどうしたらいいのかな?」
灯夜side
「はぁ~っす」
「ため息ついてどうしたんだ?」
「蓮華ちゃんにまた断られたっす」
「喧嘩してる訳じゃないんだろ」
「そうなんっすけど……学校ではいつも一緒にご飯を食べたり、沢山話したりするんっすけど……家に遊びにのお誘いだけは……」
何処か遠慮しているって訳じゃないだろうし、僕も会うたびに話したり、挨拶をしたりするくらいだけど……遠慮しているようには……
「もしかしたら私たちに遠慮しているのかもしれませんね。ね、マルガレーテさん」
「遠慮しているって……何?私に対して?それとも緋雨に対してかしら?」
「両方ですね」
今日も夕食を食べに来たマルガレーテと緋雨……いや、言い方を変えよう。緋雨持参の夕食を家で食べているこの二人……遠慮するとかないのか?
「残念ながらここの家は落ち着くので、勿論夕食持参ですので、貴方には何の影響はありません」
「自分達の家で食べる選択肢は?」
「毎日ではないじゃないですか。それに気を遣って夕食後は帰るようにしてますよ。ねぇ、マルガレーテさん」
「そうね……泊まっているのに二人で……その///」
あれは……まぁ……うん、運が悪かっただけだと思うが……
「とりあえずきな子、蓮華に関してはもう一回誘ってみたらどうだ?」
「でも……断られたのにまた誘うってどうなんっすか?」
「もしくは今日は蓮華の所に泊まるとかでもいいぞ」
「灯夜さん……きな子と今日は一緒に寝なくてもいいんっすか?」
うん、寂しいけど今日は我慢しよう
「多分だけど蓮華は何処か遠慮していると思う。それも後ろ向きな考えになって勇気が出ないだけだ」
「そうなんっすね……分かったっす!きな子!今日は蓮華ちゃんといちゃいちゃするっす!灯夜さん、浮気してくるっす!」
「あぁ行ってらっしゃい」
そもそも浮気になるのかどうか悩ましいところだけど、僕はきな子を見送ると……
「では私たちも食べ終わりましたし、帰りましょうか。マルガレーテさん」
「そうね……それにしてもきな子先輩は灯夜さんが浮気をすると言う考えには至らないのかしら?」
「それだけ信頼してますし、灯夜さんは一途だからでは?」
「まぁきな子だけ愛してるからな」
マルガレーテ、何でそんな顔を真っ赤にさせてるんだよ……緋雨はめちゃくちゃ笑顔だし……
蓮華side
夕飯を食べ終え、自主練でもしようかと思っていると、呼び鈴がなり玄関を開けると
「きな子ちゃん?どうしたの?」
「蓮華ちゃん!今日は蓮華ちゃんといちゃいちゃしに来たっす!」
「はい?」
「蓮華ちゃん、いつも遠慮しているから……きな子が何かをしてしまったかと思ってるっすけど……」
「そ、それは違うよ。私は……ただ楽しそうな輪に入っていいのか悩んで……」
「悩んで遠慮してるって事は……悩みなんか関係ないって思うほどいちゃいちゃすればいいっすね!」
「その、いちゃいちゃって……灯夜さんには……」
「浮気してくるっすって言って許可を貰ったっす!」
あの人……まぁあの人らしいかもしれないけど……
「ふふ、じゃあ今日はきな子ちゃんと楽しく夜をすごそうか」
「はいっす!それに思い出してほしいっすからね」
「何を?」
「きな子が東京に来て初めての友達は連絡ちゃんだってことをっす」
「初めての……ふふ、そうだね」
何とかなく分かってた。何だか私はきな子ちゃんにどう思われているの気になってしまっていることが……でもこうして言ってくれたから……ちょっとだけ勇気が出てきた。今度からは遠慮せずに遊びに行こう。あと遊びに行くときは何かしら食材を持っていった方がいいよね?うん
何故に蓮華回と言うと、蓮華仕様のガンプラを考えた結果、あれしかないかと思い、きな子との関係性を改めてこちらで書こうと思ったので
感想待ってます!