きな子side
今日は13日。帰ったら明日に備えてチョコを作らないといけないっすね~
今年はどんなチョコが良いのか部室で考えていると……
「きな子先輩、少し良いかしら?」
「きな子っすか?」
珍しいっすね。マルガレーテちゃんがきな子に用事……珍しくもないっすね。マルガレーテちゃんがきな子の家に行くときはちゃんと許可を取るようにしてるっすから
「今日来るっすか?」
「いや、今日は遠慮しておくわ。ちょっと聞きたいことがあって」
「聞きたいことっすか?」
「灯夜はどんなチョコ好きか教えて欲しいのよ」
マルガレーテちゃんの問いかけに部室にいた夏美ちゃん、かのん先輩が思いきり反応した
「これは大事件ですの!?」
「マルガレーテちゃん、駄目だよ!ふ、二人は付き合ってのに……横入りするのは……」
「何の話?」
「気づいてない……いえ、分かった上で略奪をする気ですの!」
「姉者、勘違いしてるみたいですが、マルガレーテは普段からお世話になっている灯夜さんに対してお礼をかねてチョコを送ろうとしているのでは?」
いつの間にか来ていた冬毬ちゃんが察して説明してくれたっす
「そんなところよ。と言うか略奪なんてしたらそれこそ迷惑でしかないじゃない。と言うかお世話になってるなら夏美先輩が一番じゃないの」
「ぬぐっ!?」
「そうですね。姉者。一番高いチョコを送るべきです」
それから冬毬ちゃんに小言を言われ、項垂れる夏美ちゃんだったっす
「灯夜さんはビターチョコが好きっすね。甘いチョコはそこまでっすけど……その、甘いのはきな子のだけしか食べないって言ってたっす////」
「あー、はいはい。とりあえず作って、きな子先輩に預けるわ」
「明日も来ないんっすか?」
「緋雨にあまりお邪魔をしないようにって言われてるからね。それに下手したら邪魔をしちゃう可能性があるから」
マルガレーテちゃんも最初に比べて丸くなったっすね~
灯夜side
14日の夜、きな子からかのんたちのチョコを受け取った。かのんたちのは全員で一つのチョコと言うことらしい。まぁ前回は色々と大変だったからな。
個人的に送ってきたのは、夏美とマルガレーテ。夏美は高級チョコを送ってきたけど……よくあいつがこんな高いチョコを……
マルガレーテは手作りのビターチョコ。きな子曰く僕の好みを聞いた上で作ったらしい
「灯夜さん、みんなに好かれてるっすね」
「まぁ愛してるのはきな子だけだ」
「えへへっす~」
因みにまだきな子から貰ってない。ここは催促すべきか悩んでいると……
「きな子のチョコ……今から送るっすね」
きな子は包みに入ったハート型の小さなチョコを口の中に入れると、そのまま僕とキスをし…………
「ん…んん…」
口移しでチョコを受け取る。甘いけど…もっときな子を味わいたい。そのまま舌を絡ませていき…………
マルガレーテside
「今頃お楽しみですかね?」
「何の話?」
「きな子さんに特別なチョコの送り方を教えました」
緋雨は笑顔でそう言うけど………うん、私が今日、あの家に行かないようにと言った理由が分かった
灯夜ときな子は………昨夜はお楽しみでしたねENDです
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