灯夜Side
春休み、気付けばきな子と暮らすようになったから1年が経つのか……その間色々とあったな…
「灯夜さ~ん」
きな子と恋人同士になってから半年は過ぎた……何かもう少し経った気がするのは気のせいか?
そんな事を思いつつ、甘えまくりのきな子の頭を撫でるが何処か不満そう
「頭じゃなくって、キスして欲しいっす」
「分かったよ」
変に拒否すると不機嫌になるから、僕はきな子にキスをする。
「もう一回…っす」
「きな子…」
「あのさ…少しは人の目を気にしないの?」
もう一度キスしようとしていると、マルガレーテに止められた。うん、一回は見逃してくれたのは助かるけど……
現在この家にはマルガレーテ、夏美、冬毬のいつものメンバーが集まっている。いや、本当にいつものメンバーだな……
「むぅ~」
「きな子も後で沢山甘えて良いから」
「そしたら…灯夜さんの寝る時間がなくなるっすよ」
「それは…まぁ仕方ないよ。僕もきな子とイチャイチャしたい」
「………」
「マルガレーテ、今更気にしたら駄目ですよ」
「そうですの。この二人は止まらないですの」
「まぁ…そうね。今更ね……」
何だかもう諦めてないか?ツッコむの……
「それにしても4月になったら、きな子たちは2年生、マルガレーテと冬毬は結ヶ丘に入学か」
「マルガレーテちゃん、結ヶ丘に入学するっすか?」
「そうね…そういうことになってるわ」
「きな子先輩、マルガレーテはご家族からそう言われたらしいです」
「本当に…色々とね」
何か複雑な事情があるんだな……さて、いい加減ツッコむべきかどうか悩んでいるんだが……
「夏美、アレにツッコんだ方がいいか?」
「ツッコんであげた方が良いですの。流石に気になるですの」
僕らはみんなして、部屋の隅にいるかのんを見た。どうにもマルガレーテ案件で留学が延期になったらしい
「何だか私が悪いみたいだけど、そもそもの原因は私の家族よ」
「かのん先輩はマルガレーテに歌を教え、ラブライブに優勝しろって言われたらしいですね」
「マルガレーテちゃんはLiellaに入るっすか?」
「悪いけど、入るつもりは今のところ無いわ。確かにLiellaに入れば向こうが出した条件を簡単にクリア出来るけど、私のプライドが許さないわ」
「面倒なプライドですの……そもそも紗桜莉先輩が怒ってたですの」
あの子は怒らせるとかなりヤバいらしい……まぁそれは高柳もそうだな…マジであの二人を組ませたら……うん、考えない方が良いな
「うぅ…どうしたら…」
「それで何でかのんは落ち込んでるんだ?あと、僕の家をちょっとした避難場所にしてないか?」
「まぁ気持ちを整理するには丁度良い場所ですの」
「因みにかのん先輩が落ち込んでる理由は……」
きな子から事情を聞くと、留学延期したことをまだメンバーに伝えてないらしい。あんなに大袈裟に見送ってくれたから戻ってきたとは早々言えないらしいが……その事を知ってるのは紗桜莉、きな子、夏美……
「3人に知られてるなら言いやすくないか?」
「そうですの。気にしてたら負けですの」
「きっとみんな、軽い感じで受け入れてくれるっす」
いや、お前らがそんな感じなのが意外……僕はチラッとマルガレーテの方を見ると、マルガレーテは目線をそらした。うっかり二人に話したのか
「まぁ気持ちの整理が付くのを待つとして、マルガレーテはどうするんだ?」
「どうするって?」
「Liellaに入らないって話だけど、ラブライブには個人で?」
「そうね…それも良いけど…高校だと部に入らないといけないらしいのよ……結ヶ丘のスクールアイドル部に入るのは何だか……だから新スクールアイドル部を作るわ!」
「因みに私もマルガレーテの手伝いをします」
「冬毬、手加減はしないですの」
「きな子も負けないっす!」
何だか大変そうだけど、楽しそうだからいいか……とりあえず僕からの忠告は……
「マルガレーテ、下手な事したら……」
「ふっ……私はまだ死にたくないわ……」
マルガレーテが遠い目をしてるけど…分かってるならいいな。こうして集まってる空間が変な空気になって、居心地悪くなるのは嫌だから……
「とりあえず夕食作るから、みんなは?」
「「「いただきます!」」」
「いただきます……」
かのんも食べていくと……
「そういえば緋雨は?」
「緋雨なら母親に会いに行ったわ。何だか久し振りに親子水入らずで…だから今日は泊まらせて貰っていいかしら?」
許可取るのは珍しいが、いつも泊まってるだろ……まぁたまにきな子との夜を目撃されたけど……うん、これ以上はいいか
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