「ただいまっす~」
「おかえり、きな子」
学校から帰ってきたきな子だけど、僕が抱き抱えているあるものを見て少し驚いていた
「灯夜さん、その猫どうしたっすか?」
「あぁこいつは……」
きな子が気になるのも無理もない。僕も急に頼まれたからな。
「高柳が家族旅行で預かることになったんだよ」
「あの人、猫飼ってたんっすね」
意外な感じがするよな~
「名前はなんていうんっすか?」
「確か……」
「みー」
「シニエって言うんっすね」
「はっ?」
何で分かったんだ?きな子……
「きな子……名前なんで分かったんだ?」
「え?この子が教えてくれたっす」
教えたって……ただ鳴いただけじゃ……
「きな子、動物と話せるっす」
いやいや、そんなまさか……そんなこと出来るわけないよな?
「あー、疑ってるっすね~見ててください」
「みーみー」
「ニャンニャンニャー」
「みーみー」
「ニャニャ」
「みー」
心なしかシニエが喜んでるみたいだけど……
「シニエ、凄くご主人様の事、大好きみたいっすよ」
「本当に話せるんだな」
「はいっす!」
更にきな子はシニエと会話を続けた。
「ニャニャニャンニャン」
「みーみー」
「なんて?」
「三船さんが拾ってくれて、高柳さんが飼うことになったみたいっす。だから同じくらい三船さんの事が大好きって言ってるっす」
これ、本当なのか?後で高柳に確認するとして……
「ニャンニャン」
さっきからきな子が……可愛いんだが……
「灯夜さん、撫でてみてくださいっす。シニエ、撫でられるの大好きみたいっす」
「そうか……なら……」
シニエを撫でようとしたが、何故かきな子の事を撫でてしまった。
「ふぇ」
「あ、悪い」
「その///撫でるのはシニエっすよ」
「いや、きな子も可愛くって」
「はぅ///」
顔を真っ赤にさせるきな子。そんなに変なことを言ったか?普通に思ったことを言ったんだが……
「みー」
「そ、そうなんっすね……シニエも大変っすね」
「普通に会話してるけど……ニャンとかで会話しなくていいのか?」
「その、そっちの方が伝わりやすいっすけど……その///また灯夜さんに///」
それから暫く顔を赤らめるきな子であった。
きな子side
相変わらず灯夜さんは無自覚であんな恥ずかしいことを……
「どうしたの?きな子ちゃん」
「あ、千紗都先輩、にゃんでもないです」
あ、昨日のあれが……
「きな子ちゃん?」
「えっと、これはその……昨日灯夜さんが猫を預かってきて」
事情を説明するきな子。すると千紗都先輩は……
「あーそう言う無自覚な所って誰にもあるよね~」
「千紗都先輩もそう言うことが?」
「うん、まぁかのんちゃんにね」
かのん先輩が無自覚?あんまりそんな気がしないっすけど……
「かのんちゃんって、結構無自覚にイケメンなことを言い出したり、言われて恥ずかしいことを普通に言ってくるから」
「千紗都先輩も苦労してるっすね」
「うん」
「「はぁ~」」
二人してため息をつくのであった。
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