ようこそ怪しさ満点の教室へ   作:白ノ宮

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調子乗って2話目投稿。


2話

少し時間が経つと担任と思わしき女教師がカツカツとヒールの足音を立てて教室に入室した。

 

茶柱「新入生諸君、まずは入学おめでとう。私はこのDクラスを担当することになった茶柱 紗枝だ。授業では日本史を担当している。この学校にはクラス替えは存在しない。よって卒業までの3年間、よろしく頼む。今から約一時間後に体育館で入学式が執り行われるが、その前にこの学校のルールや設備の説明などの入学前に送付した資料と同じものを配る。分からないことがあればこの資料を見て、それでも不明な点があれば私に聞きにくるといい」

 

そういえばあったな、入学前資料。あとで読み込んでおくか。

茶柱...珍しい苗字だな。我が言えたことではないがな。

 

茶柱「そしてこれから配る端末についてだが、これは学生証としての機能だけではなく、携帯として使用できたり、財布として売店で商品を購入する事も出来る。完全防水防塵で高耐久だから安心して欲しい。もし壊してしまった場合は職員室に来て欲しい、そこで新たな端末を渡す。とはいえ、無闇矢鱈に雑な扱いをしない方が良い」

 

そうだな。端末だって我らの納めた血税から出されているのだから雑に扱っていい理由にはならんわな。

 

茶柱「話を戻すが、ものを購入するにはポイントを消費する必要があるから注意が必要だ。また、学校内においてこのポイントで買えないものはない。学校の敷地内のものなら色々と購入可能だ。敷地内では専用の機械に端末をかざすか掲示する事で使用可能だ。それからポイントは毎月振り込まれる事になっている。諸君に10万ポイントが既に支給されているはずだ。レートについては1ポイントにつき1円だ」

 

これを聞いて教室は騒めく。

無理もない、高校生になったばかりの人間がいきなり10万という大金を手に入れたのだ。大きな勘違いをしていても浮かれて仕方ないというものだ。

 

茶柱先生は毎月ポイントが支払われると言ったがそれが幾らかは明言されていない。今回は10万ポイントが支給されているが、頭の悪い人間はこれを見て毎月10万ポイントが支給されると勘違いするだろう。

 

ただ、冷静になって考えて見て欲しい。

1人の生徒で1年120万、1クラスで3000万...学年で1億2000万。

これに気付けば誰だっておかしいことに気づくはずだ。

 

まぁ、おそらく堀北と綾小路は気付くだろうな。

気付いたところで指摘するかは別だろうけど。

 

茶柱「ポイントの支給額が多いことに驚いたか?この学校は実力で生徒を測る。入学を果たしたお前たちにはそれだけの価値と可能性があると言うことだ。だが無理矢理カツアゲするような真似だけはするなよ?学校はいじめ問題にだけは敏感だからな。質問はあるか?」

 

茶柱「特に無いようだな。では、良い学生ライフを送るといい」

 

そう言葉を残して教室から去っていった。

 

小さいざわめきが大きくなり、テンションが高くなるクラスメイトたち。

 

平田という男子生徒が立ち上がり、みんなで自己紹介しようと提案する。

それに対して賛成意見が出ている間に堀北は教室から出て行く。

我も便乗する形で教室から出る。

 

皇「んじゃ、綾小路。また後でな」

 

綾小路「自己紹介していかないのか?」

 

皇「うーん、名前だったら席についている名札を見ればわかるからこの時間は無駄としか思えないんだよね。だから撤退することにするよ」

 

そう言って我は教室から出る。廊下を先に歩く黒髪の美しいお嬢さん、もとい堀北に話しかける。

 

皇「こんにちは、堀北さん」

 

堀北「...」

 

ふむ...無視か。

ならばこちらにも考えがあるぞい、ふふふのふ。

 

皇「我が名は皇 百華。これからよろしくね、鈴音ちゃん」

 

彼女は親しくも無い人間に下の名前で呼ばれるのは絶対嫌がるはずだ。こう言った人間はそういうものだ。

 

堀北「...軽々しく下の名前で呼ばないで欲しいのだけど?」

 

ほら食い付いた。

 

皇「いや〜無視されるとは思わなかったからつい、ね?」

 

堀北「それが正当な理由になるとは思えないし、私があなたとよろしくする必要性が無いわ。だから必要以上に話しかけないで」

 

皇「それって無視するって事かなぁ?だったら君の呼び方は鈴音で決定だ。最初から下の名前で我が君の名を呼ぶとしたら、我がクラスの有象無象共は見事勘違いしてくれるだろうな?」

 

すると堀北は鋭い目線、というよりこちらを睨みつける。

そして溜息を吐く。

 

堀北「下の名前で呼ばないのなら考えてあげなくも無いわ」

 

皇「それは有難い、では改めてよろしく。堀北」

 

堀北「...よろしく」

 

堀北と良好(笑)な関係を築くことができたのでそのまま一緒に歩くことにした。

 

堀北「何故ついてくるの?」

 

皇「ん?折角仲良くなったんだし入学式が始まるまでおしゃべりしたいなーってね」

 

堀北「私の話を聞いてた?最低限の会話しかするつもりはないと言ったはずだけど」

 

皇「聞き流すだけで良いからさ〜」

 

そんな感じで堀北に我の話を延々と聞かせ続けた。最終的に睨まれ続けながら話すことになったけど美少女とお話するのは気分が良いなぁ。




本編の投稿がない場合、こっちを作っている可能性...ありますよ。
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