ようこそ怪しさ満点の教室へ   作:白ノ宮

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3話

時間潰しを終えて入学式も終えると各々が解散していった。

 

皇「さて、どうしたものか」

 

と呟いたものの、やる事は決まっている。

 

という事でショッピングモールの大きなスーパーマーケットに着きました。

生活必需品を買っておかねばならんからね。

 

ショッピングモールでは平日でも生徒で賑わっているようです。とはいえ今日のはほとんど新入生なんだろうけど。

 

カゴにシャンプーやボディーソープ、ティッシュやトイレットペーパーを入れていく。一番安いものを入れていくと気付くことがある。

 

学校の敷地内の物価というか相場が通常と比べて安めなのだ。

 

他の食料品も買っていこうと店内を闊歩していると一角に無料コーナーらしきものがあるじゃないか。

特に制限もないようだし今回は米を除いてここから補給するとしよう。

 

会計を済ませて色々入ったレジ袋を片手に寮へ向かう。

 

エレベーターを使って目的の階まで上がり、鍵を使って自室の扉を開ける。

ここだけはカードキーなどでは無く、一般的な鍵なんだな。

 

部屋の広さは全生徒共通だろう。間取りは多少違うだろうが、一人でクラスには少し広すぎる気もする。というか広い。

 

1DKで十分な気がするがまさか2LDK。

冷蔵庫に買った食料品を入れながら部屋を見渡す。

これは掃除が面倒だなと思いつつ、玄関に積み上げられたいくつかの段ボールを開封していく。

着替えやある程度の私物が持ち込み可能でよかった。

 

私物としてノートパソコンと今朝読んでいた参考書を20冊ほど。

あとは機能性重視のシンプルな服達だ。

 

正直参考書はあと30冊ほど欲しかったが段ボールに入りきらなかったため、仕方なく断念した。

 

備え付けの本棚に参考書を並べて、勉強机にノートパソコンを設置、有線LANを繋いでおく。

服はクローゼットと収納棚に仕舞い込み、二つあった段ボールは空になった。

 

続いて冷蔵庫を開けるとある程度の調味料が揃っていることに気付く。

これなら料理も問題なくできそうだ。

 

料理といっても凝ったものは出来ない、簡単なものだけだ。

いや、出来ないは嘘になるな。単純にめんどくさいのだ。

 

という事で本日は、米を使わないひたすら高たんぱく質な脳筋料理を作っていこうと思います。

まず、フライパンをあっためます。

ある程度熱が通ってきたらサラダ油を薄く敷いて馴染ませます。

それで無料コーナーにあった鶏胸肉を投下。この際、少し細かめに切って火を通りやすくするのを忘れないように。

 

焼き色がついてきたが、鶏肉なので念のため水を少し投下して蓋をします。

こうする事で蒸し焼きとなり、しっかり肉の中心まで熱することができるのです。

 

数分経過してから蓋をあけると水蒸気がブワッと出てきます。

結構熱いですが我慢しましょう。

 

次に卵を二玉と牛乳を少し入れ、菜箸で素早く混ぜ合わせます。

完全に混ざり合わなくても黄身が崩れさえすれば良いので結構適当にやってもなんとかなります。結局位の中に入ってしまえば同じなので。

 

塩と胡椒で適度に味付けをして卵も焼けてきたら皿に移します。

皿にこんもりと乗った鶏肉と卵、簡単に名付けるとすれば鶏肉炒り卵。

 

それでは実食。

うん、OC。

 

とても美味しいとかそういうわけではないが、手抜きの割には美味い方なのではないだろうか?

 

ちなみにフライパンは軽くキッチンペーパーで拭き取ってから水に浸しておいた。

こうすると後が楽になるはずだ。

 

食べ切った後洗い物を済ませて、入浴。

石鹸類は一番安いものを選んだのに品質はいつも買っているものより高く、得した気分になった。

 

ドライヤーで髪を乾かし終えて時間を見る。

 

皇「まだ21時か...。他の教科の復習もしておくか」

 

今朝の数学とは他の教科の参考書を開く、そして脳内で解いていく。

いつも通り高速で答えを割り出しながら脳の隅でふと考える。

 

(そういえば堀北達と連絡先交換してなかったな、明日しよう。彼女らなら快く承諾してくれるはずだ)

 

2冊目を解き終わり時計を見ると午前一時になっていた。

集中し過ぎてしまったようだ。

 

慌てて歯磨きを済ませて就寝する。

 

(朝は6時にセットしたが起きれるか...?)

 

睡眠時間に対しては少し自信がないチートボディに不安を感じつつ意識を暗闇に落とした。

 

翌朝、我の心配は杞憂だったようで目覚ましが鳴る前に起きることが出来た。

ふと携帯の充電を忘れていたことを思い出し、端末とプライベート用の充電を開始する。

 

そのうちに身嗜みを整えて弁当の準備を始める。

といっても昨日の鶏肉炒り卵をもう一度作るだけだが。

 

同じ工程で目的の物を完成させると大きめの弁当箱に敷き詰める。

そしてしその葉を数枚乗せてから蓋を閉じる。

 

これを巾着袋に入れて鞄に入れる。

また、資料と一緒に渡されていた教科書も入れて準備完了だ。

 

参考書を見慣れていると教科書が薄く感じてしまうのは仕方のないことなのだろうか。

 

時間は午前7時。少し早い気がするがもう出ておこう。

鍵をしっかり締めたのを確認してからエレベーターで1階まで降りる。

 

エントランスから外に出て寮の少し広すぎる気のする庭を歩く。

すると前方からカップルと思わしき生徒が腕を組んで歩いてくる。

 

(朝帰りとは...。なんと不純な...!)

 

初日の電車で同学の女子生徒の脚をチラ見していた我が言えたことではないのは分かっているが、そう考えてしまうのは許してほしい。口に出さなければセーフなのだよ。

 

それにしても神ってる生徒がいるのは国立だろうと私立だろうといるものなんだな。

 

ただ、街中にそういった施設があったとしても通りに隠し監視カメラがあるのではないだろうか。

 

この学校は生徒の価値によってポイントで評価し、支給される形となっている。1クラスの教室にあんな夥しい数の監視カメラが設置されていることを考えれば街中にも隠しカメラがあってもおかしくないはずだ。

 

そうだ、良いことを思い付いた。

早い時間に登校して参考書で復習するのもいいが、学校中を歩いて監視カメラが設置されていないところを探そう。

 

こういった監視の厳しい場所では一部の場所だけ異常なほどゆるい場所があるというのはお決まりの設定だ。

 

我は懐からメモとペンを取り出して校舎へ向かう歩みを早めた。




本編が苦戦中...
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