or not to [BE]   作:ヤマグティ

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ガチのマジの初投稿……。




…を、色々ちゃんと調べて、資料集小説を再三読み込んで、考えて、どっぷりNieRシリーズをキメてきて、しっかりと手直して、リメイクするモノなので再投稿です。


ホントね、NieRの二次創作って迂闊に手を出しては行けなかったなーと、…しみじみ思い知らされました。(超猛省)

あ。[E]って単語に何も浮かんでこない人は、このSSにはNieR:Automataのネタバレ完全網羅だけが存在しているので超閲覧注意。




大丈夫!ゲームのストーリーは全部やったよー!




って人は、舞台ヨルハや小説、朗読劇などなど外部メディア系のネタバレが存分にあると思うけど覚悟決めろッッ(豹変)








もし、三週目に生き残ったのが2Bだったら?


これはありえたかも知れない、一つの分岐の物語。





PROLOGUE or not to [B]e

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの人に触れ合った時の事は忘れない。

 

 この恋が永遠であるという確信。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの人の側にいても、あの人の気持ちを判らず。

 

 苦しくて、苦しくて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの人の近くにいれば、あの人を傷つける。

 

 あの人から離れても、あの人を傷つける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …………ようやく、私の場所を見つけた。

 

 あの人に最も近くて、永遠のように遠いこの場所を。

 

 

 

 黒の血盟

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もうすぐ、始まる。

 

 これでもし、全てが終わったとしたら……。

 

 ……。私は……。私達は……。

 

 

 

 

 バンカー。一人のヨルハ機体が、窓に寄りかかって外を眺めていた。

 

 その窓の外からは、あの美しく青い海が、あの取り戻すべき大地が見える。

 

 人類が還るべき、アンドロイド達の願いと約束の地。

 

 ……だが、彼女が窓の外から見ているのは宇宙空間のようだった。

 

 相変わらず、先行きの見えない真っ黒な闇。

 

 目の前に広がっているのは、ただそれだけ。

 

 それを見つめる表情に込められた物は、まるで読み解けない。

 

 その口は固く閉ざされているし、その上、瞳の方には、直視を許させない黒い布が巻かれていた。

 

「……」

 

 やがて何か諦めたように窓際から離れると、長い廊下をゆっくりと歩いていく。

 

 様々な名前の表示された扉。それらを次々に通り過ぎて行き、やがて一つの部屋の前で、止まる。

 

 

 

 『9S』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 △▽△▽△

 

 

 彼は私が来るのをずっと待っていたのか、既に立ちつくしていた。

 

「ああ、2B……。待っていたよ」

 

「これを渡しておく」

 

 彼から、次の作戦の為の物資を渡される。

 

 彼の部屋に来たのは、本当にただこれだけの、手短に済むこと。

 

 私とくれば少し考え事をしていて、来るのが遅れてしまった。

 

「……」

 

「いや、何でもない。気をつけて……」

 

 そのまま部屋を去ろうとした時、彼は何かを口ごもる。

 

 何か伝えたがっているような、けれど、躊躇っているような。

 

 

 ……。

 

 私は……。

 

 ……私は、知っている。

 

 この態度を取る時が、どんなときなのか____

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 

「ちょ、ちょっと待って! 2B!!」

 

 

 その言葉は、目の前の機械生命体から放たれていた。

 

 

 チカチカと、一言ごとに光るその目。

 

 レンズ張りの、あの機械生命体の目。

 

 

 だけど、分かる。

 

「……君は……」

 

 

「僕、パーソナルデータを機械生命体側に残してたみたいで」

 

「なんか気づいたら周囲のネットワークで自我が再形成されたんだ」

 

 

 拍子抜けした私なんて気にもしないで、君は一人でスラスラと話し続ける。

 

 

「こうやって複数の自我が統合されていくのは貴重な体験だから記録しておきたいんだけど、まだ保存領域へのアクセスが出来てなくて、このあたりの……」

 

 この早口。何か興味深い物を見つけた時に、君は決まってこんな感じになる。

 

 私がついていけてないのを、全く構ってくれないで、一人でどんどんと話を進めていく……。

 

 本当に……、私の気も知らないで……。

 

 ……。

 

 

 ……___よかった……」

 

 

 自然と、そう呟いていた。

 

 どんな姿でもいい。生きていた。

 

 

 戻ってきた。今のままの君が。

 

 それが私に取って、どれだけ掛け替えの事だったのか君は知らないだろう。

 

 けれど構わない。君は9Sだ。

 

 

 他でもない、今の9S。

 

 

 そして私は。私の、名前は_______

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 突然として、思い出されるのは。

 

 まだ新しい、その記憶。

 

 

 [予定されていた準備行動を完了。]

 

 [最終確認:自室に配備された装備。]

 

 思考に割り込んでくるように、ポッドが喋りかけてくる。

 

 ……。

 

 ……部屋を、立ち去っていく。

 

 私は何も気づかなかったし、実際にあの命令も下されてはいない。だから大丈夫。

 

 今回は、大丈夫なんだ。きっと、もう……。

 

 

 そう押し殺して、考えないようにする。

 

 私には、私達兵士には。

 

 ……これから、やらなければならない事があるのだから。

 

 

 全てが懸かった作戦が、もうすぐ始まる。

 

 そんな大事なときに、私の都合を持ち出すな。考えるな。

 

 押し殺せ。禁止しろ。感情を。

 

 この任務を遂行するんだ。それで、全てを終わらせる。

 

 そうすれば……。

 

 ……きっと、終わるはずだから。

 

 

 ゆっくりと歩く廊下、その窓から目に映ってくるのは……、やはり、暗い宇宙だけ。

 

 すぐ隣の方を見ればあるはずの、あの美しい地球。

 

 

 あの取り戻すべき、大地。

 

 人類に献上すべき、あの栄光。

 

 その為に捧げるべき、この命。

 

 

 私の命は……。

 

 ……でも、彼の命は。

 

 

 ゆっくり歩いていたはずなのに、いつの間にか、もうたどり着いていた自室の前。

 

 『2B』

 

 そこに大きく表示されたその名前が、真っ先に目に止まる。

 

「……」

 

 もしも。

 

 

 もしも、これで全てが終われば……。

 

 

 私は今度こそ……、その名前のままで……。

 

 

 

 

 

 

 

 そんな私の意志など介さないように、扉は開く。

 

 最後の戦いに向かう、その一歩へと誘うように。

 









みなさま〜〜。(絶 望 宣 言)


初めましての方は初めまして。ただいまの方はおかえりなさい。

あのさぁ…お前何でソレをまたやろうと思ったの……?って人にはごめんなさい。

でもね、やっぱ僕のやりたいことってさ、こういう事なんですよ。
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