2Bが死ぬ→ナインズ君が壊れる。
ナインズ君が死ぬ→2Bの鬱が加速する。
うーん、この。詰みなので再投稿です。
助けてA2!!
砂煙をあげながら、斜面を器用に滑り下っていく。
広大な砂漠、マークされたポイントが遠目に見えてきた。
砂塵の中に3つの巨影。
あれが勝手にマークされた、大型の機械生命体。
あのガ……9Sから渡された太刀の大剣とは別の、元から持っていた四角い刀身が特徴的な大剣を手に持ち、帯電する。
急斜面の勢いをつけて飛び上がり、その一体の背後から、不意打ちに頭をかち割った。
「……ギ
ぎ……」
電撃で弾けて、パッカリと割れた頭。そのままぶっこ抜くと、残りの奴らに見せつけて、挑発する。
「楽しませてくれるんだろうな?」
奴らの頭が怒り心頭に火照り上がる。こうなれば、あとはもう簡単だ。
挑発に乗ったやつの動きは、大抵は攻撃重視で大振りの、単調な物になる。
これくらい大型の奴になれば、むしろこの体格差を生かして機敏に立ち回れる。
一体の足を斬り伏せ転ばせ、土台にする。
そこから飛び上がって、もう一体の首を跳ねる。
残った足無しの胸部へ、文字通りトドメを刺して終わらせる。
ざっと、こんなものか。
[疑問:刺殺を行うのなら、形状上刀の方が効果的。]
[質問:9Sからの武器を使用しなかった理由。]
「は? 使い慣れ以外にあるか」
「……フゥ」
「大型っていうからどんな敵かと思ったら、大したことないな」
この程度なら、いつも相手にしているのと大差ない。こんなのを相手にわざわざ砂漠にまで足を運んできて、損をしたな。
[否定:敵機械生命体反応健在。]
どういうことだ? と聞く前に、地面が揺れ始めた。ふつふつと沸騰するように砂が震えている。
砂の中にいるのか。そう確信した頃には遅かった。眼前から砂が大飛沫となって吹き飛び、螺旋状に舞い上がった。
「なんだ……あれは……!?」
砂中から現れたのは、丸い球体の体が連結した、巨大なムカデのような機械生命体。
龍のように螺旋を巻いて空へ舞い上がり、砂と弾幕を振りまき始める。
[砂漠地帯用に進化した機械生命体と推測。]
[推奨:敵機械生命体の破壊。]
「言われなくても!」
滞空した敵。ハコの言いたい事を嫌々ながらも汲み取ると、諦めて、ずっと渋っていた射撃支援をさせてやる。
[ヨルハ機体A2のような旧型アタッカーモデルには射撃機能はない。]
[推奨:遠距離攻撃手段を持つ本随行支援ユニットに対する感謝の提示。]
「恩着せがましい……」
いや、それともずっと渋ってた事への当てつけのつもりなのか? どうであれ辟易とする。
……だが、悔しい事に、この射撃機能は思っていた以上に便利だった。
ムカデは安全な上空に居座って、私を弾幕で磨り潰して終わらせるつもりだったようだが……、ハコの射撃が、却ってデカい的でしかないムカデのボディをよく捉えている。
あのムカデを構成する、連結した大蜘蛛みたいなのは、私が初作戦に参加した時ぐらいにしか見なかった旧型の機械生命体だ。
私ですら最近手に入れたばかりのハコの射撃能力に、対応は疎か想定もしていなかったのかも知れない。ハコの射撃は、思いの外天敵になっている。
チマチマとした弾幕のジリ貧、その内ムカデはもどかしくなったのか、体を離散させて、クモの群れになって落ちてきた。
ゴリ押す方に舵を切ったようで、足やらなんやらを格納し、最早ムシっぽいモノですらない只の球体になって転がってくる。
回避のすれ違いざまに大剣で斬りつけるが、擦り切れた金属音しか鳴らない。
「くそっ……固いな……」
「B(バーサーカー)モードで倒すか……」
ゴリ押しには、ゴリ押しで対応しよう。体内の熱装置の出力を上げ始める。
[警告:核融合ユニットの出力を増大させるBモードは危険。]
さすが支援ユニット様だな。あっちこっちで転がる球体共の雑音の中でも、籠もり始めた熱に呻く私の声に気付きやがった。
[攻撃力は増大するが防御力は低下し、メンテナンスコストも増大する。]
[その証として、最新型のモデルからは機能削除されている。]
要は、無駄な仕事が増えて後始末が面倒くさくなるから、ヤメロって言いたいのか。
だが。
「旧型モデルで悪かったな」
生憎、お前がずっと付き合ってきた最新機共の戦闘の常識は、私には通用しない。それも悪い意味でな、クソッ。
やはり、どれだけ射撃が便利だろうがコイツとは絶対に上手くやれない。上手くやりたくもない。
それを再三確認すると、旧型なりの反抗とでも言うようにBモードを起動してやる。
[……。]
体の底から湧き上がる熱反応、そのジワジワとした力の漲る感覚。
唸るような咆哮と共に大剣を振り構えて、砂を掻き上げる。
球体共は私の変化に気付いたのか、遠方に転がり逃げていく。そして、そのデカい単眼から、直線上のビームを放ってきた。
だが、他の球体への誤射を避ける為なのか、そのビームには微調整が効かないらしい。
馬鹿正直に一方向に放ったまま。それにビームを放つ間は動けないのか、かえって回り込みやすくなった。
背後に回り込み、斬りつける。球状の体によく目立つ深いキズがつき、その衝撃でか跳ね転がっていく。
効いている。と、転がるのを追いかけて、更に追い打ちをかけようとする。
___その時、ふと、転がるであろう先に、もう一球居るのが見えた。
そうだ、と無言に呟いて、大剣の刃と峰を入れ替えて、その峰で力いっぱいに叩きつける。
当然切り込みは入らない、斬るのではなく、峰で殴りつけたのだから。
だが、その代わりに球体は猛スピードで弾かれ飛んで、先の一球に正面衝突した。
ゴシャリとした音が、遠くからでも鳴り響いてくる。球体は互いに潰れて、……こう、形容の難しい凹んだ形になって、互いに爆裂四散した。
やはりな、同じ硬さをしているんだ。勢いよくぶつかり合えばただじゃ済まないだろう。思った通りだ。
一撃で二体を仕留めた快感に味をしめ、次々と同じ方法で倒していく。
球体はビームを放つときに、必ず止まる。だから飛ばしたい方向を決めて、回り込むだけ。あれだけ固いのに苦戦していたのに、一気に楽勝になった。
打ったのがど真ん中に命中すれば、一際大きく鳴る音が心地よく、中々楽しい。
……だが、どうやら、球体共は奇数だったらしい。気がつけば、一球だけ残ってしまっている。
……、……効率?
……私は以前まで、そんな事を気にしていただろうか?
壊せれば手段は問わない、最大限を尽くしはする。けれど、それに特別拘ってきたか?
手段を問わない、つまり効率性なんて……逆に大して気にしてこなかった筈……。
……? いや、何でそんなことも気にしているんだ?
どうでもいいだろう、戦い方なんてその都度変わる。そんな事を気にする必要なんて_____。
[_____警告:敵にEMP攻撃を関知。]
「……ッ!? しまッ______」
その言葉にハッとして、思考を目の前に戻すと、眼前にまで迫ってきていた単眼に、光が収束し始めていた。
考え込んでいて気付けなかった。急いでブレーキをかけようとする。
だが、もうその頃には、赤い閃光と視線が合ってしまっていた。
切り替わるように、開けた視界に広がったのは、無機質で白い空間。
白単色の足場と、宇宙のような遠い空間が空や真下に広がっている。
「ここは……」
自分の体は半透明で、ノイズのような線が輪郭を覆っている。
[EMP攻撃の衝撃によってA2の記憶領域にハッキング被害が生じた模様。]
無機質な女の、あのハコの声が響いて聞こえてきた。
端的かつ分かりやすい説明で、すぐさま状況を理解する。
「じゃあここは私の記憶領域か……」
記憶領域。……そうだ、このハッキングの空間には
……思い返してみれば、アイツとは最後に出くわしてから森の国で再会するまで、大分久しぶりだったな。
……2、3年くらいか? ある時を境にパッタリ来なくなって……。
……ん?
「てか、なんでお前がここにいるんだ」
あのハコ、さも当然のように私の疑問に答えてきたから流してたが、ここは私の内部。ならどうして普通に会話をしてくる。私の内部だろう、入ってきたのか?
[随行支援ユニットは支援対象機に不具合があった場合。内部モニタリングの義務がある為。]
また端的かつ、事務的な態度で分かりやすく伝えられる。
「勝手に人の頭の中に入ってくるな……」
もう私にはプライバシーが無いのだろうか? こんな所にまで付いてくるのを鬱陶しがるように、記憶領域を歩き出す。
ハッキング攻撃って事なら、その原因たる大蜘蛛が私の内部に入り込んだという事なんだろう。
だったらソイツを破壊すれば、ここを出られる筈だ。
ハコの説明に十分な情報が多かったからか、なんだか私にしては随分と物の飲み込みが早い気がした。
記憶領域、面だけで構成された酷くシンプルな空間。
だが、その道順には所々に真四角の穴が空いて、あるいは食い入るように四角同士が不自然にくっついて、見て分かるほどに異常を示していた。本来は綺麗な一本道なんだろうか。
そんな不器用な出来の道を落ちないように渡っていくと、ふと突然、どこかからノイズが響き渡ってきた。
「……私は…………砂漠……試作機……人類を…………殲滅するため…………製作サレ……」
機械らしい無機質な声色。機械生命体の声だ。
「クッ……」
「なんだ……? これは……?」
[敵機体からのハッキングにより敵のメモリ空間との強制融合が為されている。]
強制融合。何がしたいのか分からないが、言葉の響きからしてあまり良くない事だろう。
早く元凶を見つけ出そうと、どんどんと奥に進んでいく。
「機械生…………を殲滅したら、僕た……士はやる事が無くな……ます」
また、声が聞こえてきた。だが、次の声色は少年のような、軽やかなモノ。
「そうした……平和に暮らす……が……っとくるは……で ……Bにお似合いのT…………ツを買っ………… 。 」
「 ……約束…………からね?」
所々ノイズまみれだが、なんとなく楽しそうな会話をしているのが分かる。
この声は……、あの少年、9Sのモノだろう。
[本データは9Sの記憶データの断片。]
[2Bとの会話の記憶と推測。]
それは分かっているが、何故私の中に?
そう思い、ふと思い出したのはあの日の記憶。
そういえば、あの太刀を介して9Sの記憶を見た気がする。それだろうか?
けれど、あんな一瞬見ただけの記憶にしては随分と深くにまで残っている。
……。
……?
メモリーの強制融合って、さっきハコは言って無かったか?
もしかして、それと同じ?
じゃあ、あの時渡された武器の記憶は……。
武器を介して見ていたとかではなく……。
私の内部に、9Sの記憶が入り込んでいたって事になるのか?
……。
……まぁ、別にいいか。それがなんだ。大して変わらないだろう。
それよりも、さっさと敵を見つけて排除しなければならない。
9Sの記憶なんてモノより、今は敵が内部に入り込んでいる。
私をここに封鎖して閉じ込めている元凶。それに比べて、9Sの記憶なんてただそこにあるだけだ。何が問題ある?
……、何がそんなに引っかかるんだ……。
何だ? この、思い立った事が気になって気になって仕方ない感じ……。答えを出せないと納得出来ない……。
そんな事、別に気にしなくてもいいだろう。どうでも良い筈だろう。
自分の中に引っかかり続ける、そんな何かを振り払おうとする。
「…………は違うよ……二号……私達はみんな、自分で……選ん……ここま…………んだ……」
果たして、その引っかかりは綺麗に消えた。
突然、不意打ちのようにあの声が聞こえてきたから。
「生きる意味を与えてくれて…………ありが……と」
その言葉。それを聞いた場所。
嫌でもあの日の光景が目に浮かんでくる。
「やめろっ!!!」
[当該データはヨルハ機体A2の記憶と認定。]
「うるさいっ! さっさと接続を切れ!」
ぶつ切るような音と共に、音声は途絶える。
良くわからない引っかかりは消えたが、よく知った重苦しさだけが入れ替わるように残っている。
……さっさと元凶を見つけ出して、取り除かなければ。そう走り出すと、遂に黒いモヤのような物を、最奥に見つけた。
「ママ…………ママ……」
形のない、黒いノイズの塊。だが、これが私の中に土足で入り込んできたあの玉コロだろう。
近づいてくる此方には一向に気づいていないのか、向こうを向いて、何か嘆いていた。
……嫌な記憶を引きずり出してきやがって。
さっさと倒してしまおうと、その背後へ、電子の剣を取り出して、振り上げる。
「ママ……。ママ……」
……いや。
このモヤ、そもそもとして、前面と後面の区別なんてつかない。
となれば、……私に気付いた上で、無抵抗なのだろうか?
「ママ……。ママ……」
……『ママ』。人類の言葉で、母親を指す言葉だ。黒いモヤは、ただ悲しそうに、その単語ばかりを呟いている。
……なぜ、そればかりを呟いている?
9Sの記憶が浮かんでくる。お前達を生み出したエイリアンは、他ならぬお前達自身が滅ぼした筈だ。
どうして母親を寂しがる? 私には分からない。
ママ。母親。そんな存在から、……人類から、私は逆に打ち捨てられた。
誰もいない。兄弟も家族も、……もう、仲間もいない。
……剣を振り下ろそうとする手が、一瞬止まる。
その黒いのは孤独に打ちひしがれ、ただ一人で泣いている。
殺すべきか、否か。
……。
……ここでコイツと共に居る気は無い。これは機械生命体。これは、機械生命体だ。
これは敵。機械生命体であること。ただそれだけで、私の敵なんだ。
私の仲間を奪った奴ら。……私を孤独にした奴ら。
……だから。
剣を振りかざして、塊を両断した。
ただ泣き叫ぶこともなく、ノイズに軋むこともなく、黒いモヤは静かに崩れて、……消えていった。
武器を振り下ろした体勢は、そのまま流れるように崩れて、座り込む。
目眩のような疲労感に襲われた。Bモードの反動だろう。
「ハァ……ハァ……」
そこで、ふと何かの気配を後ろに感じた。
背後を取られた。けれど、敵対心は感じない。
力なく、視線だけを向ける。
……そこには背を向けた、9Sの幻影のようなモノがいた。
「僕たちは、孤独だ」
口を開いたその言葉は、先程の2Bとの会話からは想像も出来ない、静かなモノ。
9S、九号S型。だが、今まで会ってきた中で、それは聞いた事の無かった声色だった。
お前は死んだ。只の記憶の存在なら、それはいつか自分自身に呟いた独白か?
「生まれたその時から、誰からも生きることを望まれず、ただ一人ぼっちで________」
「ッ!!」
「うるさいっ!」
消えろ、消えろ。
知った風に、生意気な事を言うアイツに、振り返って刃を投げつける。
そう振り向いた視界は、砂漠に戻っていた。
投げた刃は、何もない砂にただ刺さっている。
あの球体は不利を悟って逃げ出したのか、どこにもいない。
望み通り、誰も彼もが蜃気楼だったように消えていた。
「……うるさい……」
乾いて、酷く静かな、砂の風だけが吹いている。
あのハコも何も言わないので、また一人ぼっちだった。
■ □
この世界の何処かの部屋に、照明がつく。
[ポッド042へ。情報共有を開始する。]
[了解。圧縮会話モードを起動。]
二機のポッドは高速で会話を始める。
第三者がそれを聞けば、そのキュルキュルとした音にただ疑問を浮かべる事しか出来ないだろう。
だがポッド二機には、それで会話は成立するらしい。
[圧縮会話モード終了。理解した。A2の記憶空間内にある9SデータがA2の自我に及ぼす影響について、今後の報告を待つ。]
[了解した。支援活動の参考情報としてアップデートする。]
そうして、そのまま153は共有を終了する流れに入る。
[疑問:ポッド153の報告に散見される、ヨルハ機体A2への評価の低さ。]
だから153にとって、042がまだ言葉を続けてきた事は意外だった。
……なぜ、そんな事を聞くのだろう? それは必要な情報だろうか?
[回答:現随行支援対象A2は、前随行支援対象9Sと比較して、行動に看過できない短絡性がある。]
だが、そう思ってはいるのに、その153の口からは流暢に言葉が流れ出てきた。……まるで、ずっとせき止めていた物が外されたかのように。
[積極的な連携意識に欠け。]
[行動の具体性に欠け。]
[長期的な視野に欠け。]
[自発的なコミュニケーション能力にも著しく欠けている。]
当人が居ないのを良い事に、殴りつけるような散々な言葉がボコボコと出てくる。
[……了解。]
042は理解した。要は、『9Sと扱いが違うことに苦戦している』。という事だろう。
確かにヨルハ機体9Sは、
解析や情報処理能力に長けるスキャナーモデルである事は、ポッドとの連携に円滑な効率性をもたらしていただろう。
……しかし、153がそれとの違いに対し、何故それだけ不満があるのか、042にはイマイチよく分からない。
153があげつらうA2への評価、それは兼ねてより、特に9Sの事になると2Bには散見される特徴だった。
042は、自分が2Bへ随行支援を行う際にインプットされた情報を思い出す。
【二号モデル。平常時においては特筆されるような点がないが、危機的状況に置いて高い生存能力を発揮する】
【極めて優秀な個体だが、その為運用は他の機体と比べ、特異な物になる想定を留意】
だから、つまり。153が不満点などと評するものは、042にとっては日常茶飯事だった。
……それに、自発的なコミュニケーションの欠如に関しては、ポッドが応対することでカバーが効く。何か思うところがあるのだろうか?
A2、2B。同じ二号モデル。もし自分がA2へ随行支援を行えば、何も不満など感じないのだろうか。
042はふと、思い返してみる。
一時期、我々ポッド二機はポッド運用のデータ収集任務として、随行支援機体を交換した事があった。
最終的に機械生命体によるアクシデントが発生し、止むなく中断されたが……。
その短期間の間でも、そういえば確かに、9Sは非常にコミュニケーション数が多かった。それも必要以上に。
九号モデルと、二号モデル。
パーソナルデータの違いによる、個体差。
それは当然のモノであり、知っている筈の情報。
だが9SとA2の運用管理の明確な違い。当人である153はそれを顕著に感じているようだ。
いや。自分もまた、その当然の事実だった事に対して、何か別の物を再確認したような感覚がしている。
それは言うならば、機種の多様性の学習か、……或いは個性の認識か。
……これも要解析データとして、経過を観察していこう。
まだ悶々としているような153を眺めながら、042は共有の終了に入る。
[2Bが資源回収ユニットのコアを1つ破壊。]
[その際機械生命体の「アクセス用認証キー」を入手した。]
[だが、心理状態の悪化が心配だ。なるべくA2との接触は避けなければならない。]
[了解した。こちらも2Bとの接触に注意する。]
この世界の何処かの部屋の、照明が消えた。
次 キリの良いところまで書き溜め終わったら。