怪獣娘トリガー ~ウルトラマントリガー復活計画~ 作:特撮恐竜
海賊宇宙人『バロッサ星人4代目』登場
四次元怪獣『ブルトン』登場
特空機第一号『セブンガー』登場
ここはツバサ、及び怪獣娘がいる地球とは別次元の宇宙にある地球である。この宇宙の地球の一角で突然爆発が起きる。そして爆発が起きた箇所から1人の宇宙人が大きなロボットを抱えて飛んできた。そしてその後を目つきの悪い顔がついた剣を構えた赤と青と銀、そして金色のラインが入った3本のスラッガーを備えたウルトラマンと1体の寸胴型に緩い顔をしたロボットが追いかけて来る。
ウルトラマンとロボットから逃げてるのはあらゆる星で略奪を繰り返し、手にした武器を自分の力として使う凶悪な海賊宇宙人『バロッサ星人』である。
バロッサ星人の後ろを最強の姿『デルタライズクロー』に変身した宇宙警備隊の新人隊員『ウルトラマンゼット』と彼が守った宇宙の地球で地球防衛を務める防衛チーム『ストレイジ』の特空機1号『セブンガー』が追い掛けていた。
『こらああああああ‼︎待ちなさぁぁぁぁい‼︎』
「バロ、バロバロバロバロッサ‼︎」
『待てと言われて待つ奴があるか・・・だって‼︎』
『まどろっこしい‼︎さっさと斬らせろ‼︎』
バロッサ星人はストレイジカスタムの部品を引きちぎるとそれをゼットとセブンガーに投げつける。ゼットはベリアロク、セブンガーは右腕に備えられたドリルで部品を弾き返す。
「コイツ‼︎また何でも投げつけて‼︎」
セブンガーを操縦するストレイジのパイロット『ナカシマ・ヨウコ』の叫びに答えたバロッサ星人の言葉を訳すと彼が持つ意思を備えた剣『ベリアロク』が催促する。するとバロッサ星人は隠し持っていた赤い石と青い石を合わせて石に様々な突起がついた四次元怪獣『ブルトン』を呼び出す。ブルトンは出現するや否、異次元空間に繋がる扉を開き、ゼットとセブンガーごとバロッサ星人を飲み込もうとする。
『なっ⁉︎ブルトンだと⁉︎』
『フッ、面白い‼︎』
『ま、不味い‼︎』
ゼットはせめてヨウコだけでも助けるべく、セブンガーの機体を押さえて投げ飛ばす。そしてセブンガーにバリアを張ると異次元空間への入り口にバロッサ星人と共に吸い込まれていく。そして異次元の扉が完全に閉じ、ゼットとバロッサ星人は消えていった。
「ゼット様‼︎ハルキぃぃぃぃぃぃ‼︎」
「うわああああああああああああああああああ⁉︎」
ヨウコが叫ぶ中、異次元空間の渦の中でばバロッサ星人が巨大化を保てる時間がきたのか小型化し、その横ではウルトラマンゼットの変身が解かれ、ストレイジの特空機の元パイロットであり、隊員でもある『ナツカワ・ハルキ』の姿に戻る。その時、サチコのカイジューソウルの怪獣でもあるザンドリアスをデフォルメしたような姿の小さな鳥がハルキに襲い掛かった。
「そのメダルをよこせぇぇぇぇ‼︎」
「うわっ⁉︎何だこの鳥⁉︎」
「ミャー‼︎メダル寄越せぇぇぇぇ‼︎」
鳥はハルキの腰のメダルホルダーに狙いをつけて襲いかかる。ハルキは鳥を掴み、必死にメダルホルダーから引き離す。鳥に変わってバロッサ星人が剣を構えてハルキに襲いかかって来た。ハルキも自身の変身アイテムであるウルトラゼットライザーを構えて剣と撃ち合う。そして打ち合いを続けている内にゼットライザーから火花が散り、中央部が赤く光る。
「うわああああああああああああ⁉︎」
「バロッサァァァァァァァァ‼︎」
バロッサ星人は離れる直前、ハルキのメダルホルダーに掴み、もぎ取った。ハルキとバロッサ星人の距離が離れると両者は共に異次元空間の下に落下していく。
「あっ‼︎お前、メダル返せぇぇぇぇぇぇ‼︎」
そしてその後をバロッサ星人に盗まれたストレイジがかの宇宙ロボット『キングジョー』を回収し、自身用に改造した黒と白のカラーリングに右腕にキャノンを付けた特空機第3号『キングジョー・ストレイジカスタム』が落下していく。異次元空間の出口が開くとキングジョー・ストレイジカスタムはそのまま大きな地響きを上げてスタジアムとなっている地面に墜落した。
その朝、ツバサ達はGIRLS東京支部に集まると昨夜突然落ちて来たロボット、即ちストレイジカスタムが映るスタジアムが映るモニターに目を向けている。
「こんなデカいロボットが落ちて来たというのに何で直前まで気付かなかったんだよ⁉︎」
「大気圏内に突然現れて、衛星上にも映っておらず突然落ちて来たそうで対処の仕様が無かったそうです。幸いにも深夜なのでスタジアムに人はおらず、怪我人はいないそうです。」
「このロボット、前のサタンデロスと関係があるんでしょうか?」
モニターでストレイジカスタムを見ているツバサ達が各々口を開く中、クララがモニターを眺めてストレイジカスタムに見惚れている。それを見たミコは思わず訊ねた。
「ちょっとおジョー?どうしたの?」
「へ?」
「モニターにアレが写った時から画面から目が離せなくなってるよ!どうしたの?あのロボット、何かあるの?」
「Oh、sorry。・・・実はあのロボットを見た途端、ワタシのカイジューソウルがとても疼き出しテ・・・。」
「お前のカイジューソウルが疼くのも無理はねえよ。あのロボット、見た目はペダン星のロボット兵器『キングジョー』にそっくりなんだからな。」
『ええっ⁉︎キングジョーに⁉︎』
マルゥルの言葉にその場にいた全員がモニターに目を向ける。トモミがモニターのパネルを弄り、記録上のデータからキングジョーの写真を出して比較するとその言葉に頷いた。
「確かに・・・このロボット、あのキングジョーにそっくり・・・いえ、色など細かい箇所を除けばキングジョーそのものです‼︎」
「じゃあ・・・やっぱりこれは本物の・・・キングジョー・・・。」
「何で空から突然落ちて来たのかな?」
「分かりません。分かりませんが・・・兎に角現地に向かってこのロボットを調査しましょう‼︎もし、このロボットを回収して私達の戦力に出来れば闇の巨人との戦いにおいて大きな戦力になるかもしれません‼︎GIRLS出動です‼︎」
『了解‼︎』
そしてGIRLSのメンバーは現地に到着してストレイジカスタムを眺めていた。キングジョーは目の前のストレイジカスタムを見て更に自身のカイジューソウルが疼くのを感じていた。
「どう、おジョー?」
「・・・目の前でこのロボットを見て・・・ワタシのカイジューソウルが更に疼くのを感じマス・・・。」
「という事は・・・このロボットは・・・。」
「エエ、間違いなく・・・このロボットはキングジョーデス。」
キングジョーの言葉を聞いてクララに視線を向けていたツバサ達は再びストレイジカスタムに目を向ける。そんな中、ウインダムが疑問を浮かべる。
「けど、一体どうして急に空から落ちて来たのでしょうか・・・?」
「シンプルに考えれば・・・やっぱりペダン星人が地球を侵略するためかこの前のキル星人やヒッポリト星人同様エタニティコアを狙って送り込んできたとかだと思うけど・・・。」
「けど、そうだとしたらこんな風に落ちてくる訳なくない?」
「ああ、それは俺も黒田と同じ意見だ。・・・それにもう一つ気になる事がある。」
「気になる事?それって?」
カメラでストレイジカスタムの機体をズームしながら観察するアキトにツバサを初めとして全員が振り向く。再び口を開いたアキトから驚くべき事が語られた。
「確かに改造されているがどう見ても地球の技術が施されてる。」
「へっ⁉︎それって・・・。」
「あのキングジョーを地球人が改造したって事ですか?まさか・・・。」
「間違いない。機体に地球の言語が彫られているからな。」
「何てあるんですか?」
「英語で・・・スト・・・レイジ・・・とあるな。」
「ストレイジ・・・一体どういう・・・。」
ツバサはアキトの言葉を聞きながら双眼鏡でストレイジカスタムを観察する。すると機体の非常口らしきドアが開いてそこから梯子が出ているのを確認する。
「レイカ、ヒジリ先輩、皆、アレ‼︎あそこから入れそう‼︎」
『えっ⁉︎』
そしてメンバーの中からツバサ、ウインダム、エレキング、アキトがストレイジカスタムの中に潜入する事になった。アキトは中のシステムを見ながら機体を解析している。
「循環システムで半永久的に酸素を共有できるみたいだな。・・・動力源は・・・これがマルゥルが言ってたペダニウムか⁉︎」
「じゃあ、本当に地球であのキングジョーを・・・。」
「でも、一体誰がこのロボットを・・・?」
「・・・これを個人で出来るとはとても思えない・・・それも・・・かなり大掛かりな組織じゃなきゃな・・・。」
「私もヒジリと同意見ね。GIRLS並みに国際的に大きな組織じゃなきゃとてもじゃないけどこれ程の改造は無理な筈よ。」
「でも、今の地球でこんな事出来そうなのってGIRLSくらいじゃ・・・。」
ツバサ達がストレイジカスタムの考察をしている最中、突然宇宙服のような格好の人物が右手にスパナ、左手にライトを持って倒れる。いきなり現れたその人物にツバサ達は驚いて思わず叫んでしまった。
「駄目だ‼︎バコさんじゃなきゃ直せない‼︎」
『うわああああああああああああああああ‼︎』
「うわああああああああ‼︎」
エレキングが鞭を構えてツバサ、アキトがGUTSスパークレンスを構える。ウインダムも身構えながら目の前の人物に向かって叫んだ。
「ぶ、武器を捨てて下さい‼︎」
宇宙服を着た人物はウインダムの言葉を聞いて自身が持っているスパナを武器と勘違いした事、複数に囲まれている事を察するとスパナを捨ててヘルメットを脱ぐと手を上げる。
「怪しい者じゃないっス‼︎」
「え、えっと・・・このロボットの持ち主の方ですか?」
ツバサの疑問にその人物『ナツカワ・ハルキ』は頷いた。ロボットの持ち主の顔を確認したウインダムとエレキングは共に顔を見合わせる。
その後、GIRLS東京支部に連れて来られたハルキはツバサ達に自己紹介していた。
「自分は地球防衛軍対怪獣特殊空挺機甲隊『ストレイジ』の元パイロット『ナツカワ・ハルキ』です‼︎」
「地球防衛軍・・・?」
「ぺ、ペダン星人じゃないんですよね?」
「地球生まれの地球人だそうですよ。」
「けど、ストレイジなんて部隊、聞いた事ありませんよ。」
「そ・・・それには・・・深い訳があってですね・・・。」
トモミはハルキの言葉に疑問を浮かべる。ハルキはどう説明しようか口籠るがそこにイグニスとサリーが現れる。
「もしかしたらこことは別次元から来たのかもな。」
「イグニスさん⁉︎それにサリー⁉︎」
「そうなんですよ‼︎キングジョーを強奪したバロッサ星人を追っていたらブルトンに異次元に飛ばされちゃって・・・。」
「お、落ち着いて下さい‼︎ハルキさん・・・と仰いましたね。一旦整理しながら話して頂けませんか?」
「押忍‼︎」
「あっ‼︎それと敬語じゃなくて大丈夫ですよ。ここにいる全員、恐らくハルキさんより年下ですし、何よりこのGIRLSは軍ではありませんから。」
「えっ?いいんですか⁉︎・・・じゃあ・・・。」
トモミはハルキのミリタリーな感じの服装や自己紹介の際、背筋を伸ばしていた事から彼が軍人だと感じ、GIRLSの雰囲気やここにいる大半のメンバーの年齢を考えて、ハルキに口調を崩すように伝える。ハルキもそれを承諾し、口調を崩して説明を始めた。
「成る程・・・ブルトンの力でこの世界に飛ばされて来たのですね・・・。大変な目にあったものですね・・・。」
「ああ、キングジョーもそのせいで壊れちゃって・・・。」
「分かりました。何処まで力になれるか分かりませんが私達も力を貸しましょう‼︎少なくともバロッサ星人の捜索と戦いに関しては力になれると思います。」
「ありがとう、助かるよ‼︎・・・けど、さっき皆怪獣に似た姿してたけど、君達は一体・・・?」
「ああ、こちらの事も説明しなければいけませんね。私達は・・・。」
トモミはハルキの疑問に答えるべく、自分達怪獣娘について説明を始める。説明を聞き終わるとハルキはトモミだけでなくレイカ達にも視線を向ける。
「・・・それじゃあ、君達にはゴモラとか怪獣の魂が宿っていて、しかもその怪獣の力を使えるって事⁉︎」
「はい‼︎」
「凄え・・・別次元では・・・こんな事もあるもんなんだな・・・。」
「因みにわたしがゴモラの怪獣娘だよ‼︎」
「えっ、君が・・・?」
ミカヅキがハルキに自分がゴモラの魂を継いでいる事を伝えるとハルキは思わず目を点にする。するとミカヅキはソウルライザーを取り出した。
「まあ、見てて。ソウルライド、ゴーモラ‼︎」
「うおお‼︎凄え、本当にゴモラのような姿に‼︎」
「へへーん‼︎凄いでしょ‼︎」
「ああ!えっと・・・君達はどんな怪獣の魂を持っているの?」
「俺はレッドキングだな。まあ、見てろ‼︎」
今度はベニオが怪獣娘に変身する。その姿を見た時、ハルキはかつて戦ったレッドキングを思い出し、思わず手を合わせて合掌する。
「お、おい?どうしたんだ?」
「あ・・・御免。俺、昔レッドキングと戦った事があって・・・その時のレッドキングが訳有りだったから・・・君の姿を見てつい・・・。」
「い、一体・・・俺の元の怪獣と何があったんだよ?」
困惑するレッドキングの横でツバサがハルキに歩み寄る。ハルキは自身に近付いてきたツバサをじっと見つめる。
「ハルキさん、別次元から来て色々とお疲れだと思います。休憩室に案内しますので・・・ハルキさん?」
「ツバサ君、君ってもしかしてこっちの世界のウルト」
「「わあああああああああああああああああああ⁉︎」」
ツバサとトリガーの正体を知ってるアキトは思わず叫ぶ。ツバサはハルキの手を取ると思わず廊下に連れ出した。
「は、ハルキさんの事は僕に任せて下さい‼︎それじゃあ、また後で‼︎」
「えっ、ちょっとツバサ⁉︎」
レイカ達はハルキを連れてその場から急いで走り去っていったツバサとその後ろを追うアキトを見送った。
「えっ・・・まさかツバサ・・・3人で・・・ま、まさか・・・そんな訳無いわよね・・・。」
「ウインちゃん・・・?」
「どうしたの・・・?」
腐女子なレイカは3人で外に出て行った後、ツバサ達が何をしているか妄想し始めて顔を赤くする。そして自身の嫌な想像を頭を振りながら否定した。そんなレイカの姿に彼女の親友であるアキとミクは疑問を抱かずにはいられなかった。
この後の展開を考えて敢えてキングジョー・ストレイジカスタムは登場怪獣から外しました。
ストレイジカスタムはアレと一緒に登場怪獣にしたいと思います。