怪獣娘トリガー ~ウルトラマントリガー復活計画~   作:特撮恐竜

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ガメラの新作楽しみです‼︎


インター・ユニバース(中編)

ツバサは自身がウルトラマンである事を見抜いたハルキをアキトと共に彼の研究室に連れて行った。研究室に入って扉を閉めるとツバサはハルキに問い詰める。

 

「何で僕がウルトラマンだって分かったんですか⁉︎」

「あ、やはりウルトラマンなんだな。それなら何となく分かるよ。俺もウルトラマンなんだし。」

「「へ?」」

 

ツバサはアキトと一緒にポカンとした顔になる。その時、何処から共なく声が聞こえてきて異空間『インナースペース』に繋がる扉『ヒーローズゲート』が開く。

 

「「うおわあっ⁉︎」」

『ハルキ、この際、こっちに入って貰っちゃいなさい。』

「それもそうっスね。さ、狭いところだけどどうぞ。」

「へ?へ?」

 

ハルキに促されてツバサとアキトはヒーローズゲートの中に入っていく。すると中は幾つもの光が駆け巡る不思議な空間だった。2人が足を進めているとそこにZ字のカラータイマーが刻まれた青と銀のカラーリングに頭に大きなトサカを備えたウルトラマンがやってきた。そのウルトラマンこそ、ハルキと一体化した本来の姿のウルトラマンゼットである。

 

『ナイストゥーミーチュー。私はウルトラマンゼットと申します。』

「ウルトラマン・・・ゼット・・・。』

「えっと・・・僕はマナカツバサと言います。ウルトラマントリガーやってます・・・。」

『成る程、彼がそのウルトラマン御本人という訳ですな。』

「俺は宇宙でゼットさんと一緒に戦ってるんだ。けどさっき話したけどキングジョーを盗んだバロッサ星人と戦っているうちに・・・変身に必要なウルトラメダルを奪われた挙句・・・ゼットライザーまで壊れちゃって・・・。」

「ウルトラメダル?」

 

ツバサがハルキの話から気になる言葉をオウム返しするとハルキは懐からウルトラゼットライザーを取り出してメダルを装填する部分を指差した。

 

「これ。ここにメダルを入れて変身するんだ。」

「ハルキさんのはメダルなんですね‼︎僕は・・・キーで変身するんです‼︎」

「へ〜!君の場合はこれで変身するんだな‼︎俺が会ったジ」

『それはともかく‼︎』

 

ゼットライザーを見て理解したツバサは腰のGUTSハイパーキーを取り出してハルキに見せる。そのままお互いのウルトラマン同士の話になろうとした時、ゼットが話を遮る。

 

『バロッサ星人も来ているなら、キングジョーを狙ってまた現れる筈だ。メダルも奪われた上、このままじゃ変身出来ないし・・・ウルトラヤバい。』

「分かりました‼︎僕達も手伝いますよ‼︎」

 

ツバサは後ろに控えていたアキトをハルキに差し出す。突然前に引っ張り出されて困惑するアキトを横にツバサは口を開いた。

 

「お、おい⁉︎」

「この人はヒジリ先輩‼︎僕が変身に使っているGUTSスパークレンスもハイパーキーもヒジリ先輩が作ったんです‼︎きっと壊れたゼットライザーも直してくれますよ‼︎」

「ちょっ⁉︎勝手に決め」

「本当か‼︎ツバサ君、ヒジリ君‼︎」

『「ありがとうございます‼︎」』 

 

息を合わせて頭を下げたハルキとゼットの純粋さにアキトは思わず呆れる。そして頭を抱えながら決意を固めた。

一方で彼らの会話を盗聴していた者達がいた。イグニスとサリーのコンビだ。彼らはハルキ達の話を聞いて興味深そうにしている。

 

「ふ〜ん、ウルトラメダルねぇ・・・。」

「ウルトラマンの力を宿したメダル・・・とんでもないお宝の匂いがするでガンス。どうするガンス、兄貴?」

「決まってんだろ。トレジャーハンターがお宝の存在を知ったら何するかなんて。」

「それもそうでガンスな。」

 

ツバサ達の会話を全て聞いた2人はハルキの持つウルトラメダルの存在にほくそ笑んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ハルキからウルトラメダルを奪ったバロッサ星人はスタジアム内を彷徨きながら周りを見渡して何かを探している。そんなバロッサ星人の言葉を肩に乗った小型の鳥のような怪獣が通訳する。

 

「う〜ん、おかしいミャ〜・・・後1個ジュランの種があった筈なんだが・・・。」

 

実はバロッサ星人はかつて東京を混乱に陥れた吸血植物『ジュラン』の種を持ってきていたのだ。実はジュランの種には生物を巨大化させる作用がある。バロッサ星人は奪ったストレイジカスタムを持っていくためにジュランの種を探していたのだ。

 

「巨大化しないとアレは持ってけないミャ。・・・けど、ウルトラメダルが手に入っただけでも良しとするミャ。」

「それがウルトラメダルだな?」

 

バロッサ星人は突然目の前から聞こえてきたので声の主を確かめる。するとそこにはイグニス、サリー、そしてまたしてもイグニスと出会してそのまま2人についていったブラックスターズの面々がいた。

 

「ミャミャ⁉︎貴様、何奴ミャ⁉︎」

「俺の名はイグニス!宇宙一のトレジャーハンターさ‼︎」

「そしてオイラはその相棒のゴーロン星人のサリーでガンス‼︎」

「ああ・・・って誰が俺の相棒だよ⁉︎お前が勝手について来てるだけだろうが‼︎」

「トレジャーハンター?ただの盗人ではないか。これは我ら誇り高き宇宙海賊バロッサ星人の物ミャ‼︎」

 

サリーの言葉に乗りかけたイグニスは彼に思わず突っ込みを入れると、次にバロッサ星人が放った言葉を聞いて心外とばかりに憤慨の表情を見せながら振り向いた。

 

「はぁ⁉︎海賊の方が盗人だろうが‼︎」

(今、兄貴に向かって『お前が言うな‼︎』と聞こえたような気がしたでガンス・・・。)

(というかトレジャーハンターも海賊も正直あまり変わらないのでは・・・。)

 

サツキが心の中で思わず呟く。そして彼女達の目の前でイグニスとバロッサ星人による口論が始まった。

 

「トレジャーハンターも同じミャ‼︎」

「違えよ‼︎てめえらのは掠奪‼︎俺のはロマンだ‼︎」

「略奪の中にもロマンはある‼︎我々は宇宙中の宝を吟味し、そして全力で奪う‼︎これ以上のロマンというものがあろうか・・・いや、無いミャ‼︎」

「あんたにそのお宝の価値が分かるとは思えないけどね〜。」

「その言葉、そっくりそのまま返すミャ‼︎」

「なら、これは分かるか?」

 

イグニスは何処からともなく小さな球体に2本の触手のようなものが生えた謎の物体を取り出した。バロッサ星人が騒ぎ出した中、ノーバはそれを見て少し顔を歪める。

 

「あの球体・・・何処かで・・・。」

「そ、それは吸血ボール‼︎ちょっと触らせて〜‼︎」

「おっと、気を付けた方がいいぜ。何故ならコイツは・・・怒りん坊だからな。」

「思い出したぞ‼︎そのボール、オコリンボールだろ‼︎」

 

ノーバはバロッサ星人の言葉を聞いてソウルライザーで過去のデータを見せる。そしてその画面を覗き込んだサツキ達は思わずイグニスから飛び退いた。

 

「ちょっ⁉︎ちょっとその球体、怪獣じゃないですか‼︎」

「当時の地球で無数の死者を出した危険な吸血ボール・・・だと⁉︎何故そんなものをお前が⁉︎」

「まあ、色々とあってな。」

「なら、これならどうミャ‼︎」

「そ、それはコダイゴンジアザーの鯛‼︎アンタそれをどうやって⁉︎」

「これが分かるとは中々の強者ミャ‼︎」

「これならどうだ‼︎」

「そ、それはバクダラスの羽‼︎」

「うおっ⁉︎小型デシモニア‼︎こんな小さな物は初めてだ‼︎」

「これならどうだ‼︎」

「これは?」

「うおおおおおおおお⁉︎」

「もう途中からついていけん・・・。」

「よく分からない物も出て来てるしね〜・・・。」

 

鯛や羽など様々な物を見せ合うイグニスとバロッサ星人のお宝自慢合戦にブラック指令とシルバーブルーメが呆れる。この時、バロッサ星人は致命的なミスをしていた。そしてそのミスのせいで大きな自滅をする事になるとは彼自身も思っていなかった。

 

 

 

 

 

「ええっ⁉︎じゃあストレイジではセブンガーが対怪獣用ロボットとして使用されているんですか⁉︎」

「それにウインダムまで・・・何だか信じられません・・・。」

「そうか、君達、セブンガーとウインダムの怪獣娘なんだね。そうだよ、セブンガーもウインダムも俺達ストレイジの頼れる仲間として何度も戦ってくれたんだ。」

 

その頃、ゼットライザーの修理をアキトに任せたハルキは休憩室で怪獣娘達と談話していた。セブンガーことナナとウインダムことレイカはもう1人の自分と言える存在がハルキの世界では彼が所属していたストレイジの特空機として怪獣と戦っている話を聞いて驚きを隠さないでいる。

 

「そ、そっちのセブンガーの特徴を教えてくれますか?私

色々と知りたいです‼︎」

「う、ウインダムもお願いします‼︎」

「いいよ。セブンガーは俺達ストレイジが最初に開発した特空機で、交換式のバッテリーを3つ備えているから3分間の活動が可能、背中に備えたブースターで空を飛ぶよ。特に装備とかは無く、肉弾戦が基本だけど必殺技の硬芯鉄拳弾は強力な威力を持ってるんだ。」

「成る程成る程・・・私がGUTSハイパーキーで使える技と同じなんですね。」

「怪獣との戦い以外でも災害復旧に役立てられたり、1番最初に開発されたから長く活動していた分、ストレイジのマスコットみたいになっていて、関連商品も作られるくらいには知れ渡ってるんだ。」

「へ〜、凄いです・・・。私達の世界のセブンガーの記録とは全然違いますね〜。」

「じゃあそちらのウインダムについてお願いします‼︎」

「ウインダムは2番目に作られた特空機で最初はその起動のためのエネルギーに悩んでいたんだけど、ネロンガの角で電力を集める形で起動に成功。各部の穴からジェット噴射する事で空を飛んだり高速で移動する事が出来るんだ。」

「う、ウインダムが空を飛ぶんですか⁉︎」

 

ハルキの説明を聞いたレイカはこちらの記録では無かったハルキの世界のウインダムの特徴に驚く。ハルキは彼女の疑問に頷くと再び口を開いた。

 

「セブンガーに比べると軽量化されていて、セブンガーが肉弾戦を駆使したパワー型ならウインダムはスピード型ってところかな。装備は額のレーザー、各所から放つミサイル『20式対怪獣誘導弾』、接近戦なら腕をドリルのように回転させて放つ『高回転硬芯鉄拳』があるよ。」

「ミサイル・・・。」

 

レイカはハルキの話を聞いて以前の闇の巨人との戦いを思い出す。完全に思い出すと今度は彼女が口を開いた。

 

「そういえば以前、私、同じ技が使えました‼︎・・・でも、何で違う世界の技が使えたのでしょう?この世界のウインダムがそれを使えたなんて記録は無かったのに・・・。」

「う〜ん・・・俺はこの世界に来たばかりで君達怪獣娘の事はよく分からないからな〜・・・。でも、多分君も同じウインダムだから世界を超えて・・・何かシンクロするものがあったのかもね。」

「世界を超えて・・・そんな事があるのでしょうか・・・。」

「まだまだ怪獣娘には謎が多い部分があるんだね・・・そういえばレッドキングさん達は?」

「ミクラスさんやザンドリアス、他の先輩達の姿も見えませんね。」

 

ハルキとナナ、レイカの話を聞いていたアギラが静かに呟くと先程から一部の怪獣娘の姿が見えない事に気付く。彼女の疑問の声を聞くとユカも周りを見渡し始める。

 

「あれ?そういえばいつの間にかいませんね・・・。」

「レッドン達にはキングジョー・ストレイジカスタムが落ちた場所を手分けして調べてもらっています。近くにバロッサ星人がいるかもしれないので。」

「ああ、成る程ね・・・。」

 

 

 

 

 

 

その頃、イグニスとサリーは未だにバロッサ星人とお宝自慢合戦を繰り広げていた。ブラック指令率いるブラックスターズは呆れた目でそれを見ている。

 

「だったらこいつはどうだ‼︎ジェロニモンの羽‼︎」

「甘いミャ‼︎ならこちらはルガノーガーの爪ミャ‼︎」

「くそ、中々やりやがる・・・だったら・・・これはどうだ?」

「アイツら、いつまでやってるんだ・・・?」

「分からん・・・このままだと永遠に続きそうだ・・・。」

「男の人ってお宝とか好きだよね〜・・・。」

「凄く白熱してますね・・・。私達にはもうついていけません・・・。」

「ああ、そうだな。」

 

サツキがため息をつきながら呟くと後ろから声が聞こえて来た。思わず彼女達が振り向くとそこにはミクラス、レッドキング、ザンドリアスの3人がいた。ブラック指令はGIRLSの思わぬ登場に驚く。

 

「あ、貴方達は⁉︎」

「GIRLS、何故ここに⁉︎」

「お前らこそ何故ここにいやがる?まさかバロッサ星人と手を組んだ訳じゃないだろうな⁉︎」

「馬鹿を言うな‼︎我々は何の関係もない‼︎ただ単にイグニスとたまたま遭遇しただけだ‼︎」

 

ブラック指令が指差した先ではイグニス達とバロッサ星人がまだお宝自慢合戦をしていた。レッドキング達が気付いた一方で、両者も新たに現れたGIRLSの怪獣娘に気付く。

 

「アンタ、イグニス⁉︎何でここにいんのよ⁉︎」

「他にも何かいる‼︎もしかしてあれがバロッサ星人⁉︎」

「ミャミャ⁉︎何奴ミャ⁉︎」

「正義の味方のご登場か・・・。」

「俺達はGIRLSの怪獣娘だ‼︎バロッサ星人、お前を連行する‼︎」

「そうか⁉︎お前らがこの世界を守っている怪獣娘だな‼︎そうは簡単に行かない事を教えてやるミャ‼︎」

 

レッドキングが構える一方でザンドリアスはバロッサ星人の肩に乗ったケダミャーに気付く。すると両者はお互いを確認し、目が合うと心に何かを感じた。

 

「何、あの鳥・・・見てると凄くカイジューソウルが疼く・・・。」

「ミャミャ⁉︎あの怪獣娘、オイラの同族みたいな雰囲気が出てるミャ・・・⁉︎」

「ていうかあの喋る鳥・・・ザンちゃんの元の怪獣に似てない⁉︎声もそっくりだし。」

「確かに・・・何となく怪獣のザンドリアスをデフォルメした姿してんな・・・。」

「何⁉︎オイラ達ザンドリアスの怪獣娘だと⁉︎成る程、道理で同胞の気配を感じる訳だミャ・・・。」

「え?・・・じゃあアンタ、本物のザンドリアス⁉︎何でそんな奴と一緒にいんのよ⁉︎」

「決まっているミャ‼︎オイラは宇宙海賊‼︎オヤビンと共に宇宙中の宝を探し出し、全力で奪うためミャ‼︎」

「何言ってんのよ‼︎他の人の物を強奪していい訳ないでしょ⁉︎・・・もしこの星でアンタが悪さするってんなら同じザンドリアスとしてあたしがアンタを止めるわよ‼︎」

「面白いミャ‼︎本物のザンドリアスであるオイラとどちらが強いか勝負ミャ‼︎」

 

ケダミャーが飛び出そうとするとバロッサ星人が懐から何かが消えている事に気付く。バロッサ星人は必死でザンドリアスに向かって飛び出そうとするケダミャーを呼び止めた。

 

「バロ‼︎バロバロバロッサ‼︎」

「どうしたミャ⁉︎何⁉︎奪った筈のメダルが消えた‼︎どういう事ミャ、オヤビン⁉︎」

「兄貴、ウルトラメダルでガンスよ‼︎」

「でかしたぜ、サリー‼︎」

 

後ろから聞こえて来たイグニスとサリーの声にバロッサ星人が振り返るとそこではイグニスがウルトラメダルが入ったホルダーを掴んでいた。実はバロッサ星人はイグニスとのお宝自慢合戦の中、勝負に熱中する余り、メダルホルダーを投げ捨ててしまったのだ。その隙をついてサリーがメダルホルダーを手に入れていたのだ。

思わぬところでお宝を奪われたと思ったバロッサ星人は思わずイグニスを追いかけ始める。当然、イグニスも捕まるわけにはいかないため、サリーと共に必死で逃げ始めた。

 

「どさくさに紛れて何盗んでるミャぁぁぁぁ‼︎」

「お前がお宝自慢に夢中になってたのが悪い‼︎」

「卑怯者ミャぁぁぁぁ‼︎」

「あっ、待て!この野郎、逃すかよ‼︎俺達も行くぞ‼︎」

「「はい‼︎」」

 

イグニス、サリーのコンビと共に駆け出したバロッサ星人を追跡するべく、怪獣娘雅が駆け出す。そして両者の後に続くようにレッドキング達は彼らを追いかけていった。




デッカーの映画、今週か来週中に見たいですね・・・。」
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