怪獣娘トリガー ~ウルトラマントリガー復活計画~   作:特撮恐竜

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今回、TVで放送するウルトラマンでは流せないであろうシーンを入れました。最近公開された4番目の平成仮面ライダーの20周年記念Vシネマのあるシーンからインスピレーションを受けて取り入れたシーンです。その作品のあるシーンよりは全然健全ではあると思っているのですがTVでは放送出来ない描写だと思う事とまたそういう描写が苦手な方は今回の閲覧をお控えする事を推奨致します。

それと今回、オリジナル展開に突入します。原作の展開はケンゴが過去に介入した結果ああなったと思う事と今回は三千万年前のティガもいるので歴史通りの展開になりました。
オリジナル展開を受け入れられない方達がおりましたら閲覧をお控えする事を推奨します。


光と闇の邂逅(後編)

その頃、現代ではトリガーから一瞬だけ闇のオーラが浮かび上がる。それと同時にGIRLS東京支部のマルゥルがモニターの映像を見てパソコンのキーボードを操作すると驚いた様子になる。

 

「嘘だろ、トリガーのエネルギー反応が急激に増大してやがる‼︎」

「ええっ⁉︎」

 

時を同じくして現場でその話を聞いたウインダム達は倒れているトリガーの近くまで向かう。その道中でアキトとウインダムは地面に落ちているある物を発見した。

 

「これって・・・。」

「ツバサのGUTSスパークレンス⁉︎何でこんなところに⁉︎」

「嘘・・・まさか・・・ツバサさん・・・。」

「ウインちゃん・・・。」

「ジャッパ・・・。」

 

道端に落ちていたツバサのGUTSスパークレンスから最悪な想像を浮かべて顔を青ざめながら膝をつくウインダムとマガジャッパをアギラ、マガバッサーが支える。その時、トリガーの体は痙攣し、黒いオーラのような物が溢れ出してきた。

 

「何⁉︎」

「今何か・・・凄い嫌な気が・・・。」

 

その光景を見ていたゴモラとガッツ星人(マコ)はトリガーから視線を外さずにいる。他の怪獣娘達も黒いオーラを放つトリガーの姿を見る事しか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、過去ではツバサがユザレ、ダイゴの2人と行動を共にしていた。3人はユザレの仲間であり、先程まで話していた会話に出ていた地球遊星警備団の生き残りであるザビルの元に向かっていた。

 

「凄く険しい道だね。ユザレ、大丈夫?」

「平気です。この道は何度も通り抜けていますから。」

「ツバサこそ大丈夫?」

「僕は大丈夫です‼︎だから一刻も早くその・・・ザビルさん?って人の元に行きましょう‼︎」

 

力強く断言したツバサの言葉に頷いたユザレとダイゴは更に足を進めていく。そして数十分後、ツバサ達はザビルとの合流場所である森を抜けた岩山の麓に到着した。

 

「ここです。ここがザビルとの合流場所です。」

「ザビル、僕とユザレだ。姿を見せてくれ。」

「何だろ・・・凄く静かで・・・嫌な予感がする・・・。」

 

ダイゴが呼び掛けるも一向に返事は返ってこない。やけに静かな空気にツバサとダイゴは嫌な予感を感じる。ユザレは同胞を探すべく周りを見渡しながら足を進めてザビルの名前を呼んだ。

 

「ザビル!ザビル‼︎ユザレです‼︎何処にいるんですか⁉︎姿を見せて下さい‼︎」

「ユ・・・ザレ・・・。」

 

自身を呼ぶ声を聞いて思わずユザレは声の方を向く。すると岩陰から全身傷だらけのユザレが着ている服と同じ色のローブを羽織った男が現れる。その男『ザビル』を見たユザレは思わず彼に駆け寄ろうとする。その時、ザビルの後ろからツバサに瓜二つの少年が姿を現した。

 

「「ザビル‼︎」」

「大丈夫ですか⁉︎・・・って・・・え⁉︎」

「ぼ、僕が・・・もう1人⁉︎」

「一体何者だ⁉︎正体を見せろ‼︎」

 

驚愕するツバサの横で戦闘態勢を構えるダイゴの言葉に少年はダイゴを見て忌々しそうに顔を顰める。

 

「ティガ・・・さっきはよくもやってくれたな。そこの小僧も一緒に僕の邪魔をしやがって!」

「え?何の事?」

「お前、まさかトリガーか⁉︎」

「え⁉︎」

 

ダイゴの言葉に人間の姿に変身したトリガーダークはよく分かったなと言っているように笑みを見せる。ユザレはいつでも念動波を放てるよう力を溜め始めるとトリガーダークはザビルの首根っこを掴んで自身の前に突き立てる。

 

「ユザレ、余計な事はしない方がいいぜ。もし、君が抵抗するなら数少ない君の仲間が無惨な姿になるからな。」

「ユザレ‼︎」

「おっと、ティガとそこの人間も動かない方がいい。動いたらこいつがどうなるか・・・分かるよな?」

「・・・ダイゴさん。」

「・・・ツバサ、ここは手を出さない方がいい・・・。」

 

ザビルを人質に取られた事でツバサとダイゴもトリガーダークに手を出さずにその場を動かざるを得なくなった。2人が賢明な判断をした事で満足したような悪そうな笑みを浮かべるトリガーダークはユザレに視線を向け、口を開く。

 

「さてと・・・単刀直入に言う。ユザレ、僕と一緒に来てもらおうか。」

「貴方の言う事を聞くとでも思ってるのですか?」

「忘れたのか?こっちにはこいつがいるんだぜ。」

「ゆ、ユザレ・・・聞いちゃ・・・駄目だ。」

「おっと、お前は黙っててもらおうか。」

「ゔ・・・ゔあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"‼︎」

 

トリガーダークはザビルの腕を捻りながら足を踏み付けて徐々に力を入れ始める。骨がきしむ音が聞こえ、ザビルが大きな悲鳴を上げるとユザレは慌てながら答える。

 

「わ、分かりました‼︎貴方と一緒に行きます‼︎だから・・・ザビルには手を出さないで・・・・・・。」

「話が分かって助かるよ。」

 

ユザレの答えに満足したトリガーダークは拘束していたザビルを放り投げる。ザビルの体が木に激突し、地面に崩れ落ちるとダイゴとツバサが駆け寄った。

 

「ザビル‼︎」

「ユザレ‼︎」

「ダイゴ‼︎ツバサ‼︎」

 

トリガーダークはユザレを連れて全身から自身の体が包み込まれるくらいの黒いオーラを出す。そしてオーラが晴れると同時にトリガーダークとユザレはいなくなっていた。

 

「ユザレ‼︎」

「ツバサ君‼︎」

「ぐっ・・・ぐううっ‼︎」

「ザビル‼︎」

 

ツバサは思わずその場から駆け出していく。ダイゴは思わず呼び止めようとするが横で体が崩れ落ちるザビルを見て思わず支えに入る。ザビルは踏ん張りながら自身に肩を貸すダイゴに語りかける。

 

「ダイゴ・・・私の・・・事は・・・い・・・い。・・・ユザレを・・・・・・奴らか・・・ら取り戻・・・し・・・てく・・・れ。」

「そんな怪我だらけの君を放っておけない‼︎」

「恐らく・・・だが・・・奴らは既に・・・・・・エタニティ・・・コアへの・・・入り口を・・・突き・・・止め・・・て・・・いる。・・・もし奴らに・・・エタニティ・・・コアが・・・渡ったら・・・世界の・・・終わりだ。」

「ザビル・・・。」

「私の・・・事は・・・大丈夫だ・・・早く・・・行って・・・くれ。」

「分かった‼︎今度こそ決着をつける‼︎」

 

ザビルの思いを受け止めたダイゴは真っ直ぐツバサが走った方向に向かっていく。その姿を傷だらけのザビルはただ見送る事しか出来なかった。

 

「頼ん・・・だ・・・ぞ・・・ダイゴ。」

 

 

 

 

 

 

 

その頃、トリガーダークはユザレを連れて古代人達が隠していた遺跡に到着した。そこには既に先回りしていたカルミラ達が待ち構えている。トリガーダークはカルミラ達の姿を確認すると口を開いた。

 

「3人とも、連れてきたぞ。」

『⁉︎誰だいお前は‼︎』

『⁉︎・・・お前は・・・さっきの⁉︎』

『一体どういう風の吹き回しですか?』

「ああ、この姿じゃ分からないか・・・僕だよ。」

 

人間の姿に変身していたため自分が誰か分からないカルミラ達の為にトリガーダークは闇のオーラを放ちながらトリガーダーク本来の姿に戻る。それを見たカルミラ達はほっと一息ついた。

 

『何だいトリガー、アンタだったのか。人間の姿になっていたから驚いたよ。』

『こちらの方がユザレを捕まえやすかったからな。』

『それにしても我が好敵手よ。先程のはたちが悪いにも程があるぞ。』

『全くです。先程私達の邪魔をした人間そっくりに化けるなんて。』

『それについては悪かったよ。何故か人間の姿になるとあいつそっくりになってしまうんだ。』

 

トリガーダークは巨大化すると自身の右手にユザレを収め、ダーゴンとヒュドラムに謝罪する。するとカルミラが前に出てトリガーダークのそばに寄ってきた。

 

『全く・・・アタシ達に黙って人間に化けて・・・その上紛らわしい顔になって・・・深く詫びてもらおうじゃないか、情熱的にね。』

『さっき謝っただろ。』

『それじゃあアタシの気が済まないんだよ。紛らわしい姿になった詫びとしてここにくれてもいいんじゃないかい?』

 

カルミラは自身の口を指差しながらトリガーダークに迫る。トリガーダークは肩を落としながら溜息をつく。

 

『仕方ないな。』

 

一言呟いたトリガーダークはカルミラに歩み寄よると彼女の口に自身の口を近づける。そしてお互いの口が触れ合った。そして口を重ねた両者は深く口付けをする。

 

『ん・・・んん・・・。』

『ん・・・ぷはあ!いつもより少し激しすぎないか?』

『何言ってるんだい。まだまだアタシの気は済んでないよ‼︎ほら、情熱的に受け取っておくれよ、アタシの愛をね‼︎』

 

一度両者はお互いの口を離すも今度はカルミラの方からトリガーダークに口付けをする。一度トリガーダークと口付けを交わすとカルミラは激しくトリガーダークを求めるようにトリガーダークの口に自身の口を押し付けた。激しいカルミラの口付けにトリガーダークは押されていく。そしてトリガーダークの背中が崖に背もたれた時、カルミラはトドメを指すように更に激しくトリガーダークの口に吸い付いた。

 

『じゅる・・・ん・・・じゅるる・・・。』

『・・・・・・プハアッ‼︎・・・ハー・・・ハー・・・カルミラ、いつにもなく激しすぎだよ・・・。』

『何だい照れてるのかい・・・相変わらず可愛い奴だねぇ・・・。』

『・・・・・・煩い。』

 

トリガーダークは照れてるのを隠すようにそっぽを向く。2人の接吻が終わった事を確認するとヒュドラムが気まずそうに咳をしながら2人に訊ねる。

 

『あー・・・ゴホンゴホン。2人ともユザレの事と私達の事を忘れていませんか?』

『ユザレ・・・そういえばそうだったね。トリガー、アンタまさか逃してないだろうね?』

『心配するなよ。ちゃんとここにいるから。』

 

トリガーダークはカルミラ達に手の中のユザレを差し出す。地球遊星警備団の中で最も強い力を持つ彼女といえど年頃の娘なだけあって先程の光景に顔を赤くしながら目を背けていた。

 

『流石は我が好敵手といったところか‼︎』

『ハッハッハ、散々私達をてこずらせてくれたユザレも所詮は無力な人間、こうなっては形無しですねえ。』

『流石アタシのトリガー‼︎これでエタニティコアが我ら闇の一族の手に‼︎さて、始めるとしようか‼︎トリガー、ユザレを祭壇に。』

『ああ。』

 

トリガーダークはユザレを祭壇に放置する。ユザレは自分を見下ろすカルミラ達に目を向けた。

 

「これが貴方達が望む事なのですか⁉︎」

『はっ、そうさ‼︎これこそがアタシ達の悲願‼︎さあ、エタニティコアへのゲートを開くんだよ‼︎』

 

カルミラの超能力で体を操られたユザレは指輪から光を放つ。その光は古い塔に向けられた。すると光を浴びた塔は形を変えて異次元を繋ぐ扉となる。

 

『おお‼︎ゲートが‼︎』

『これこそ正にエクセレント‼︎』

『ハッハッハ‼︎遂に・・・遂にここまで来たよ‼︎エタニティコアの力で・・・宇宙を闇の一族の物に作り替える‼︎光の下でのうのうと暮らしている人間どもを消し去ってなあ‼︎』

『やったな、カルミラ。』

「待って‼︎」

 

エタニティコアへの扉が開き、自身の野望まであと一歩となったカルミラが高笑いする中、ユザレが制止をかける。

 

「エタニティコアは暴走すれば地球どころか宇宙そのものを消し去ってしまう程の危険な力です‼︎そうなっては光も闇もありません‼︎全ての命が消滅する事を意味します‼︎希望の未来が閉ざされてしまう‼︎誰の心にも希望を願う光がある・・・私の先代が残した言葉です‼︎」

『笑わせてくれる。トリガー、黙らせな‼︎』

『ああ。』

 

トリガーダークは手に力を集めてハンドスラッシュを放つ。ユザレは指輪を光らせてバリアを張りながらトリガーダークに訴える。

 

「貴方の・・・心にも・・・きっと光が‼︎・・・うわああああああああああ‼︎」

『ハッ、他愛もない。行くよ。』

 

ユザレはハンドスラッシュを防ぎきれず大きく吹っ飛ぶ。地面に転がり落ちるユザレを嘲笑ったカルミラは仲間であるトリガーダーク達を引き連れてエタニティコアに通じるゲートを抜けていった。

 

「エタニティコア・・・闇の巨人に・・・渡しては・・・。」

「「ユザレ‼︎」」

 

力を入れて立ち上がろうにも崩れ落ちらユザレの元にツバサとダイゴが駆け寄る。ユザレは2人を見て安堵の表情を浮かべる。

 

「ダイゴ・・・ツバサ・・・来てくれたのですね・・・。」

「当たり前じゃないか。」

「ユザレ、大丈夫⁉︎」

「は、はい・・・私は平気です・・・それより・・・闇の巨人がエタニティコアに・・・。」

 

ユザレの言葉を聞いたツバサとダイゴはエタニティコアに繋がるゲートに目を向ける。するとダイゴが立ち上がってツバサに目を向けた。

 

「ツバサ君、ユザレを頼めるか?」

「え・・・ええ‼︎けど、ダイゴさんは⁉︎」

「奴らを止める‼︎」

「待って下さい‼︎」

 

ユザレはエタニティコアに繋がるゲートに向かうダイゴを呼び止め、エンシェントスパークレンスを差し出す。ダイゴはそれを受け取るとユザレに対して頷いた。

 

「闇の巨人の中で・・・トリガーは・・・まだこちらに引き込めるかもしれません。ダイゴ、貴方に全てを託します。」

「分かった。」

 

ダイゴはエンシェントスパークレンスを受け取るとエタニティコアに繋がるゲートに突入する。ツバサはユザレに肩を貸してその場を離れながらダイゴの姿を見送った。

 

 

 

 

 

 

その頃、現代では倒れたトリガーが闇のオーラを放ちながら突然立ち上がった。突然立ったトリガーに怪獣娘達は驚きを隠せない。

 

「トリガーが立った⁉︎」

「しかも・・・何か凄く嫌なオーラを出してる・・・あれ、絶対にヤバそう・・・。」

「す、凄く怖いです・・・。」

「一体何が起こってやがるんだ・・・。」

 

現地に赴き、合流したピグモンとマルゥルは黒いオーラを出しながらまるで操り人形みたいに起き上がったトリガーに戦慄の表情を浮かべる。するとトリガーから溢れる闇のオーラはトリガーの全身を深く包み込んだ。そしてオーラが晴れるとトリガーの姿は肩に突起が生えた黒く禍々しい姿に変貌していた。

 

「ヴヴヴヴア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"‼︎」

「う、嘘でしょ・・・。」

「な、何⁉︎あの姿⁉︎」

「まるで闇の巨人じゃないのよ‼︎」

「実際・・・闇の巨人になっちまったようだぜ。今のトリガーから闇の巨人と同じエネルギーが出てやがるんだからな‼︎」

『ええっ⁉︎』

 

唸り声を上げるトリガーか変貌したトリガーダークに怪獣娘を代表してマガバッサー、ザンドリアス、ガッツ星人(ミコ)が声を上げる中、マルゥルか自身のスマホで解析して解析結果を口にする。彼が出した結論に現場にいる全ての怪獣娘か目を見開いて驚いた顔になる。

 

「嘘だろ・・・トリガーが闇の巨人になっちまったってのかよ・・・。」

「アキトの研究していた石版の結果は正しかったって訳か・・・。」

「信じたくなかった・・・こんな事・・・。」

「でも・・・今のトリガーの姿を見たら・・・嫌でも信じざるを得ない・・・よね。」

 

レッドキング、ゴルザ、アギラ、ゴモラがここにいる怪獣娘の心中を代表してトリガーダークに視線を向けながら口を開く。トリガーダークは咆哮を上げながら体から放つ黒い稲妻状のエネルギーで周りを破壊し尽くす。その様を見たアキトはここにいる全ての怪獣娘がツバサの正体を知らない事を忘れ、トリガーに向かって叫んだ。

 

「ツバサ‼︎」

「えっ⁉︎」

 

トリガーダークを見ながらツバサの名前を叫ぶアキトに1番に彼の幼馴染であるウインダムが反応する。アキトの視線の先には街を破壊して煙を上げながら真っ直ぐ進撃するトリガーダークがいる。街を破壊するトリガーダークを見たカルミラはダーゴン、ヒュドラムと共に歓喜の声を上げた。

 

『おお‼︎』

『フフフ・・・。』

『ああ、お帰り‼︎アタシの・・・トリガー‼︎』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、三千万年前の世界ではカルミラ達が巨大なエネルギー体エタニティコアを見て感激の声を上げていた。

 

『おお‼︎これが我らが探し求めたエタニティコア‼︎』

『体の底から力が湧き上がってくるようだ‼︎』

『おお‼︎素晴らしい‼︎何て美しく』

『黙りなヒュドラム‼︎』

 

最初にエタニティコアに触れようとしたヒュドラムをカルミラが制止する。ヒュドラムを止めた彼女はトリガーダークに視線を向けた。

 

『最初にエタニティの力を手にするのはアンタだよ、トリガー‼︎』

『いいのか?』

『勿論だよ‼︎アンタのお陰でここまで辿り着けたんだからね‼︎』

『そうか、ダーゴンは?』

『カルミラがそう言うのなら我は後でも構わぬ。』

『って事だ。悪いねヒュドラム。先にエタニティの力は貰うよ。』

『フン、まあいいでしょう。』

 

不服そうな声を上げるも渋々カルミラに従ったヒュドラムは一歩後ろに下がる。

 

『さあ、宇宙を統べる力、その手に掴むんだよ、最愛のトリガー。』

 

カルミラは先に一歩踏み出したトリガーダークの頬にキスをしてエタニティコアに促す。トリガーダークは頬を抑えながら頷いた。

 

『分かった。』

 

トリガーダークはそのままエタニティコアに近づいて行く。そしてエタニティコアまであと一歩まで近付くとその手を伸ばしてエタニティコアに触れようとする。その時、後ろからダイゴが走ってきた。

 

『お前は・・・ティガ⁉︎』

『何故ここに⁉︎』

「これ以上先には近付かさせない‼︎」

 

ダイゴはエンシェントスパークレンスをトリガーダークの後ろで掲げるとそのまま光に包まれる。そしてダイゴの体はティガに変身すると同時に黒いオーラに包まれた何処かにいた。そしてその先にいる存在に声を掛ける。

 

『トリガー、これで君と一対一で話が出来るね。』

『何の用だ?』

 

目の前にいたのはトリガーダークだった。ダイゴはエンシェントスパークレンスでトリガーダークの心の中に入ったのだ。

 

『前から思ってたんだ。君はとても僕に似ている。だから君も光になれる。僕達の元に来ないか?』

『僕がお前達の仲間に・・・フッ、笑わせるな‼︎』

 

トリガーダークがティガに殴り掛かる。ティガはトリガーダークの拳を受け止めるとすぐさま受け流す。トリガーダークはすぐさまティガに振り向くと裏拳を放つ。ティガはこれも受け止め、トリガーダークの腕を拘束する。

 

『そう来るとは思ってたよ。でも・・・100 年前のユザレも諦めなかった。闇の巨人だった僕に懸命に向き合ってくれたんだ!だから僕は光になれた‼︎トリガー、君と拳を交えている中で分かった‼︎君の心には光がある‼︎だから‼︎』

『光になれとほざくのか⁉︎ふざけるな‼︎僕は昔のお前じゃない‼︎』

『いや、僕には確信がある‼︎君の心の中には光がある‼︎だから君は光になれる‼︎』

『黙れええええ‼︎』

 

トリガーダークがティガの腕から逃れると今度はティガの腕を掴み、背負い投げで投げ飛ばす。ティガは受け身を取るとすぐさま起き上がり、トリガーダークに拳を向ける。トリガーダークも握り拳を作り、ティガに拳を向けた。やがてお互いの拳がぶつかり合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、現代では街を破壊しながら進撃するトリガーダークの姿を現場にいる怪獣娘達が眺めていた。彼女達はトリガーが闇の巨人になったショックで動かずにいる。そんな中、アキトはツバサのGUTSスパークレンスを見ながら悲痛な顔を浮かべる。そんなアキトにウインダムが訊ねた。

 

「アキトさん、さっきトリガーを見ながらツバサって叫びましたよね⁉︎一体どういう事なんですか⁉︎説明して下さい‼︎アキトさん‼︎」

 

しかし、アキトはツバサのGUTSスパークレンスに視線が向いており、彼女の問いに答えを出さなかった。

過去と現在、2つの時代で起こる大波乱の末に何がツバサ達を・・・怪獣娘達を待ち受けているのか・・・次回に続く‼︎




次回予告(CV:マナカ・ツバサ)
「闇のトリガーに向き合うダイゴさん。そして過去の世界に飛ばされた僕に明かされる真実。それは運命に翻弄された超古代の記憶。悠久の時を超えたユザレの願いが光の奇跡を起こす時、最強のトリガーが覚醒する!次回‼︎
怪獣娘トリガー ~ウルトラマントリガー復活計画~


三千万年の奇跡


スマイルスマイル‼︎」
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