怪獣娘トリガー ~ウルトラマントリガー復活計画~   作:特撮恐竜

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遂に怪獣娘vs闇の巨人戦、第一ラウンドです‼︎
記念すべき初ラウンド、かぷせるがーるずvsヒュドラム・・・果たしてどうなるのか・・・‼︎

変形闇怪獣『ガゾート』登場


超古代の光と闇(中編)

ユナが謎の男からの襲撃を受けた後、アキトはGIRLS東京支部に配置された自身の研究室でミツクニに先程までの出来事を報告していた。彼らの目の前には以前、トモミ達に見せた超古代文明が遺した石板が貼られている。ミツクニは石板に描かれた絵を指差しながら語り始める。

 

「ユナが異星人に狙われるとはな・・・。かつて超古代文明を滅ぼしたと伝わる闇の巨人・・・・シズマ財団本部の前に現れたカルミラ・・・お台場に現れたダーゴン・・・・もしその男が最後の一体『ヒュドラム』なら奴らの目的は一体何だ?この石板を全てが解読出来れば・・・答えは出るのか・・・?」

「ユナに真実を話さなくていいんですか?」

 

アキトは何処か思うような表情を浮かべながらミツクニに問い掛ける。どうやらユナには何かの秘密があり2人はそれについて詳しく知っているらしい。ミツクニは石板を見ながらアキトの疑問に答える。

 

「時が来れば・・・私が話す。」

「・・・・・・分かりました。ユナは必ず俺が守ります。」

 

そして何の力も宿っていないGUTSハイパーキーに新たな力が宿ったのか青いトリガーが描かれたGUTSハイパーキーが完成した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆、お疲れ」

「ユナさん、大丈夫⁉︎」

「み、皆?」

 

その頃、GIRLS東京支部に来たユナにツバサとレイカから先程の話を聞いたアキ達が集まってきた。それぞれがユナに心配の言葉と疑問をぶつけていく。

 

「ユナちゃん、怪我はない⁉︎」

「う、うん・・・大丈夫だよ。」

「宇宙人に襲われたって本当か⁉︎」

「どうしてユナさんを狙ってきたんですか⁉︎」

「一体どんな姿の宇宙人だったの⁉︎」

「ま、待って待って‼︎」

「み、皆さん‼︎少し落ち着いて下さい‼︎」

「ユナ先輩が困ってます‼︎」

 

問い詰めてくる皆にユナ、レイカ、ツバサは引きながら全員を静める。皆が落ち着きを取り戻した事を確認したツバサ達は先程までの経緯を説明する。

 

「・・・という事なんです。」

「成る程、詳しい事は分かりました。どうやらユナユナに護衛を立てる必要がありそうですね・・・。明日、予定が空いてる方は・・・。」

 

トモミはその場にいた全員を一通り見渡す。そしてミクとアキに顔を向けると何かを思い出しながら口を開く。

 

「ミクミク、アギアギ、確か2人はよく学校が終わった後、ウインウインと合流してここに来ますよね?」

「はい。」

「お2人とも、学校が終わり次第、ウインウイン達と合流してユナユナの警護を頼めませんか?2人にも色々と事情があるかもしれませんが」

「大丈夫です‼︎」

 

ミクの言葉にアキも頷く。トモミは安心した表情で一息つくとアキとミクに真剣な顔を見せた。

 

「では、アギアギ。ミクミク。お2人ともよろしくお願いします‼︎」

 

 

 

 

その翌日、ツバサ達4人が学校からGIRLSに向かう中、アキとミクがやってきた。トモミからの指示で合流した6人は足を話しながら足を進めている。

 

「ミクちゃんにアキちゃん‼︎ありがとね、来てくれて‼︎」

「気にしないで‼︎あたし達同じGIRLSの仲間じゃん‼︎」

「ボク達、頑張るから・・・。ユナさんは大丈夫なの?」

「大丈夫。昨日はレイカちゃん達のお陰で助かったから。」

「い・・・いえ・・・結局その宇宙人を逃してしまったから・・・大した事は出来ませんでした・・・。」

「そんな事無いよ‼︎レイカだってあの宇宙人相手に立ち向かったじゃん‼︎僕とヒジリ先輩だけじゃあそこまで太刀打ち出来たかどうが・・。」

「ツバサ・・・。」

 

ツバサの言葉にレイカが顔を赤らめて照れる中、アキは辺りを見回している。そんな彼女にユナが声を掛けた、

 

「どうしたの?」

「ううん、本当に昨日現れたその宇宙人・・・また来るのかなって思って・・・さっきから何の気配も感じないし・・・。」

「また来ると思います。だって昨日、『また来る』と言っていましたから。」

「でも・・・。」

 

そんな会話をしている中、青い斬撃が襲いかかる。ツバサ達は何とか避けるとその先には青と白、それに黒のカラーリングに右肩に風を象った意匠が付いた異形の怪人が立っていた。その怪人は笑い声を上げながらツバサ達に近付いてくる。

 

『フッハッハッハッハッ‼︎』

「うっそぉ‼︎本当にまた来た‼︎」

「今度は宇宙人モード全開だね‼︎」

 

アキトは目の前の怪人を見据えるとガンモードのGUTSスパークレンスに最強の怪獣娘に宿るカイジューソウルの怪獣『ゼットン』が描かれたGUTSハイパーキーを装填した。

 

「ゼットンが描かれたGUTSハイパーキー⁉︎そんなのもあるの⁉︎」

「ああ‼︎威力が高いコイツで一気に肩を付ける‼︎」

〈BOOT UP! FIRE BALL‼︎〉

 

アキトのGUTSスパークレンスから宇宙恐竜『ゼットン』の力を宿した火球が放たれた。しかし、目の前の怪人はそれをあっさりと避けてしまう。

 

「す、素早い‼︎」

「ミクちゃん!ウインちゃん‼︎」

「うん‼︎」

「ええ‼︎」

「「「ソウルライド‼︎」」」

 

それを見たレイカ達は怪獣娘に変身して反撃に出る。ウインダムは額からのレーザーで異形を狙い撃つも余りにも早い動きに彼女のスコープが捉えられない。

 

「は、速すぎて捉えられません‼︎」

「だったらあたしが‼︎うおりゃああああ‼︎」

 

ミクラスが拳を放つも彼女の拳は空中を舞うだけだった。アギラは突進攻撃を仕掛けるようとするが動きの速さに追い付けず狙いを定められないでいた。

 

「ど・・・どうしよう・・・・このままじゃ。」

『〜〜〜〜〜〜。』

「アギラさん、後ろ‼︎」

 

戸惑うアキの後ろに怪人が回り込んだ。ツバサの警告を聞いてアギラが後ろを振り返ると怪人の左腕に装備された剣がアギラを斬りつけようとする。アギラは間一髪で避けるも完全には避けられず、彼女の獣殻にかすり傷がついていた。

 

「あ、危なかった・・・。」

「アギラさん‼︎下がって‼︎」

 

ツバサは自身のGUTSスパークレンスに潮吹き怪獣『ガマクジラ』の絵が描かれたGUTSハイパーキーを装填する。ガマクジラの力を読み込んだツバサのGUTSスパークレンスから強力な水流が放たれた。

 

〈BOOT UP! SPLASH‼︎〉

 

怪人はツバサのGUTSスパークレンスから放たれた水流を見ると高く飛び上がり、それを避ける。そして着地すると剣を撫でて周りを確認するような仕草を取った。ミクラスは今が反撃のチャンスだと感じたのか怪人に牛のように突進していく。

 

「今だぁぁぁぁ‼︎うおりゃあああぁぁぁ‼︎」

 

ミクラスは力を溜めて渾身の右ストレートを怪人に放つ。しかし、ミクラスの目に見えぬ速さで怪人は駆け出し、拳を避ける。そしてミクラスの後ろに回り込んだ怪人は彼女を蹴り飛ばした。

 

「うわああ⁉︎」

「ミクさん‼︎」

 

ウインダムは照準を怪人に合わせて額からレーザー光線を放った。光線は真っ直ぐ怪人に向かっていくも、怪人は剣でレーザーを弾いてウインダムの目に見えぬ速さで彼女の正面に向かっていく。

 

「えっ⁉︎」

 

ウインダムが怪人が目の前に来た事を確認した瞬間、彼女は怪人に斬り付けられる。獣殻に身を覆われていたため、身体に大きな傷は出来なかったものの彼女の獣殻に火花が走り、銀色のメカニカルな獣殻に大きな切り傷が刻まれた。

 

「きゃあああああああああ⁉︎」

「「ウインちゃん」」

「レイカ‼︎」

「レイカちゃん‼︎」

 

ツバサ達が怪人に大きな切り傷を付けられたウインダムの元に駆け寄ろうとする。その時、怪人がツバサ達の目に捉えられないスピードでユナの後ろに回り込んだ。ユナの身柄を確保した怪人は彼女の首に剣を突きつける。

 

「ユナ先輩‼︎」

「ああ‼︎逃げられた‼︎」

「うう・・・。」

 

目の前の怪人は剣から斬撃波を放つ。ツバサ達は横に分かれてそれを避ける。その間に怪人はユナを連れて何処かへ飛んでいってしまった。ミクラスはユナが怪人に連れて行かれた事に悔しそうな顔を浮かべるもウインダムに駆け寄るツバサとアギラを見てすぐさまそちらに駆け寄る。

 

「ウインちゃん、大丈夫⁉︎」

「ええ・・・何とか平気です・・・獣殻に覆われていなければ致命傷でした・・・。」

「良かった・・・ウインちゃんが無事で・・・。」

「けど、ユナさんが・・・。」

 

アギラの言葉を聞いたツバサはアキトに呼びかける。既にアキトは手持ちの携帯端末でユナの居場所を既に探っていた。

 

「アキトさん、ユナさんを追い掛けないと‼︎」

「分かってる‼︎既にGPSで追跡中だ‼︎」

 

そしてツバサ達はアキトの道案内を頼りにその場を走り去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユナは目覚めると何処かの倉庫で椅子に触らされていた。その目の前には自身を誘拐した怪人がいる。ユナはその怪人に目的を問いかけるもその言葉は人間には理解できないものであった。

 

「貴方の目的は何⁉︎」

『〜〜〜〜〜〜〜。』

「えっ・・・何言ってるの?」

 

ユナに自身の言葉が伝わらないと分かった怪人は喉を弄る。すると怪人は日本語を話し始めた。

 

『これは失礼。私の言葉が理解出来ますか?』

「何が目的?私を拐ってどうするつもり⁉︎」

『何を今更、分かり切った事を。』

 

怪人は右腕に備えられていた剣を立て、首に突き立てる。ユナはそれでも怯まず目の前の怪人に目を向ける。

 

『さぁ、エタニティコアの元に案内してもらいましょうか、ユザレ。』

「ちょっと待って・・・エタニティコアなんて知らないし・・・私はユザレじゃない!」

 

ユナの言葉を聞いた怪人は考える仕草を取ると結論付ける。ユナは目の前の怪人の言葉の意図を理解出来ずにいた。

 

『フム・・・・どうやらまだ覚醒前のようですね。』

「覚醒?一体何の事?」

 

その時、緑色の波動が怪人を吹き飛ばした。怪人は前転して起き上がると目の前に1人の男を視認する。それは昨日、ユナを狙ってやってきたトレジャーハンターを思わせる宇宙人の男だった。完全に目の前の怪人が昨日の男の正体だと思っていただけに驚きを隠さずにいた。彼女は椅子から立ち上がって男に向かっていく。

 

「えっ⁉︎貴方がアイツじゃなかったの⁉︎」

「久しぶりだな、ヒュドラム・・・俺の事を覚えているか?」

『はて・・・何処のどなたです?』

「よーく分かった・・・お前にとってはその程度ってことかぁ‼︎」

 

怪人の言葉を聞いた男は顔に紋章を浮かび上がらせながら怒りを露わにする。男の紋章を見た怪人は笑いながら答えた。

 

『その紋章・・・リシュリア星人・・・フフフ・・・フハハハハハハハ‼︎エクセレント‼︎思い出しましたよ‼︎・・・・おや、客人のようですね・・・。』

 

怪人はその場に近づく者達の気配に気付くとその場を去っていった。そこにツバサ達が駆け付ける。そして未だ異形と昨日の男が同一人物だと思っていくアキトは目の前の男をGUTSスパークレンスで銃撃する。

 

「ユナ先輩‼︎」

「「「ユナさん‼︎」」」

「やっぱりお前か‼︎」

「アイツがさっきの‼︎よくもウインちゃんを‼︎」

「ユナさんを返せ‼︎」

「待って、アキト‼︎レイカちゃん、アキちゃん、ミクちゃんも聞いて‼︎違うの‼︎」

 

隣にいる男と先程の異形が別人である事を知っていたユナは咄嗟に男を庇う。しかし、アキトは既に引き金を引いておりウインダムも額からレーザーを撃つ。ツバサは男に向けられた攻撃がユナに直撃しそうになったため、駆け出そうとする。しかし、ユナが目の前で男を庇った事を確認し、急ブレーキを掛けたアギラとミクラスは目の前で止まるもウインダムとアキトの放ったそれの直撃はどう考えても間に合わなかった。思わずウインダムとアギラは叫ぶ。

 

「「ユナさん、逃げて‼︎」」

「‼︎・・・・・・。」

 

ユナにアキトの銃撃もウインダムのレーザーが当たりそうになった時、ユナの体に異変が生じる。そして彼女は銀色の髪の瞳の青い少女に変身した。その少女はバリアを張って男を守る。ツバサはその姿に心当たりがあった。

 

「ゆ、ユナさん⁉︎その姿は一体⁉︎」

「君は・・・夢の中の‼︎」

「えっ⁉︎ツバサくん・・・何を言ってるの⁉︎」

「ユザレ⁉︎・・・怪獣娘達の前に現れるとは・・・。」

「ユザレ?」

 

目の前でアキトに『ユザレ』と呼ばれた少女はツバサ達口を開く。それは闇の巨人に纏わる警告だった。

 

「渡してはいけない・・・エタニティコアを・・・・闇の巨人に・・・。」

 

警告を終えたユザレが消えてユナに戻る。ユナはその場で地面に倒れてしまった。イグニスはその場から去り、ツバサ達はユナに駆け寄る。

 

「ユナ‼︎」

「ユナ先輩!大丈夫ですか⁉︎」

 

アギラはユナに駆け寄るとユナの安否を確認する。アギラはユナの状態を確認するとツバサ達に告げる。

 

「大丈夫だよ、気を失ってるだけ。」

「良かった・・・ユナ先輩・・・。」

「ねぇ、アキトさん・・・ユザレって誰⁉︎ユナさんは何故あんな事が出来るの⁉︎」

「・・・悪いけど・・・俺の一存だけじゃ話せない・・・ミツクニさんにこの事を報告するまで待ってくれないか?」

「ええっ⁉︎シズマ会長も今の事について何か知ってるんですか⁉︎」

 

かぷせるがーるずがユナとユザレについて問い詰めている中、先程の怪人・・・闇の巨人の最後の1人である俊敏策士『ヒュドラム』はいい答えを見つけたとばかりに歓喜な声を上げていた。

 

『エクセレント‼︎覚醒を促すいい方法が分かりましたよ。その身に危険が迫ればいいのですね‼︎』

 

ヒュドラムは指を鳴らした。それと同時に街の真ん中で巨大な竜巻が発生する。それを観測したGIRLS東京支部ではピグモン達がモニター越しにその竜巻を見ていた。

 

「東京都心部で巨大な竜巻が発生しました‼︎」

「何・・・この竜巻⁉︎」

「どう見ても自然現象とは思えねぇ‼︎何かあるだろ、コレ‼︎」

「今、現場近くにアギアギ達がいます‼︎彼女達に市民の救助と避難誘導を頼みましょう‼︎」

「ピグモン‼︎俺達も行く‼︎」

 

レッドキングの言葉にピグモンは頷く。そしてレッドキング、エレキング、ゴモラ、ガッツ星人の4人が竜巻が部屋を出て行った。その時、マルゥルのモニターが竜巻の中に何かがいるのを感知する。

 

「とんでもねぇ数値の電磁波が出てる!それに竜巻の中に無数の生命反応が‼︎しかもそれが融合してやがる‼︎」

「生命反応⁉︎どんな生物が⁉︎」

「ちょっと待ってろ‼︎・・・この生命反応は・・・クリッターだ‼︎」

「ええっ‼︎」

 

ピグモンはマルゥルの言葉に驚く。一方でここに待機する事になったザンドリアスとマガバッサーはピグモンが驚いている理由が分からず首を傾げている。

 

「あの・・・ピグモンさん・・・。」

「そのクリッター・・・って生物にどうしてそこまで驚くんですか?」

「ザンザン‼︎バサバサ‼︎お2人も授業を受けた筈です‼︎かつて大気圏内の電離層に生息する生命体『クリッター』が電磁波の影響を受けて現れたあの怪獣の事を‼︎」

「それってもしかしてガゾートですか⁉︎」

「そうです‼︎」

「竜巻の中で強力な電磁波が・・・そして無数のクリッターが融合・・・まさか‼︎」

 

マガジャッパが授業で受けたガゾートの事を思い出す。そしてノイズラーは今の状況を整理してこれから起こる事を予想する。その時、モニターの映像で竜巻の中から青い背中に白い体のいかにも凶暴そうな面の怪獣が現れた。

 

「変形怪獣・・・ガゾート‼︎」

 

ヒュドラムによって地球に闇怪獣となったガゾートが再び現れた瞬間だった。




怪獣娘vs闇の巨人第一ラウンド、かぷせるがーるずvsヒュドラムは終始かぷせるがーるずの劣勢に終わりました。
他の怪獣娘とカルミラ、ダーゴンの戦いはこれから先になりますが確実に書く予定ですのでそちらもお楽しみに‼︎
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