怪獣娘トリガー ~ウルトラマントリガー復活計画~ 作:特撮恐竜
また物語の中に隠されたサブタイを変更しました。
猿人宇宙人『ゴーロン星人サリー』登場
街に現れたガゾートにトモミ達はモニターを眺めながら絶句する。彼女は3度目の怪獣出現に冷や汗をかきながら司令室の職員に指示を出す。
「まさか本当にガゾートが現れるなんて‼︎近くの怪獣娘を探して下さい‼︎近くの怪獣娘に連絡が取れ次第、直ちに民間人の避難と救助をお願いします‼︎」
「いや、待て‼︎あの目・・このガゾートは普通のガゾートじゃねぇぞ‼︎・・・・・なっ、嘘だろ⁉︎」
「どうしたんだよ?」
「ガゾートから闇の巨人と同じエネルギー反応が出てるんだよ‼︎」
「ええっ⁉︎」
マルゥルの言う通り、このガゾートはヒュドラムによってクリッターが変化させられた怪獣である。それ故に闇の巨人と同じエネルギー反応が観測されたのだ。マルゥルの言葉を聞いたミツクニは渋い表情を見せて呟いた。
「このガゾートは闇の巨人によってクリッターが変異したものか‼︎・・・この星に戻ってきて早々に・・・闇の巨人によって怪獣化させられるとはな・・・。」
「ギャアアアアァァァァ‼︎」
竜巻の中から現れた変形闇怪獣『ガゾート』は口から放つプラズマ光弾を放って街を破壊する。その場に先にGIRLSを出て行った4人がやって来る。4人は上空からガゾートのプラズマ光弾を受けて破壊された街の真ん中にやって来る。
「ひ・・・酷い・・・・。」
「このままじゃ、大惨事になる‼︎俺達でガゾートを止めるぞ‼︎」
「無理よ。アイツは上空にいる。私達の攻撃は届かないわ。」
「けど・・・このままじゃ‼︎」
4人が話している中、ガゾートが地上に降りてきた。ガゾートは地面に降り立って早々にレッドキング達4人を発見する。思わず彼女達はガゾートと目が合ってしまった。そしてガゾートは彼女達を見ると鋭い牙を備えた口を開けて彼女達に迫る。
「トモダチェエアアア‼︎」
「へっ⁉︎友達⁉︎」
「レッド‼︎危ない‼︎」
ガッツ星人は思わず立ち止まったレッドキングを引っ張る。その後、ガゾートがレッドキングが立っていた地面に噛み付いた。ガゾートが離れるとその後には巨大な歯形が残っている。
「確かガゾートにとっての友達は自分達の餌よ‼︎」
「えっ⁉︎ま、マジかよ⁉︎」
「もう‼︎レッドちゃんってば授業でも習ったでしょ‼︎ガゾートは餌が少ない電離層に住んでいるから共食いをする習性があるって‼︎」
「わ・・・悪い・・。」
「レッドだけじゃなくてわたし達の事も完全に餌だと思ってるね・・・。」
ガゾートは再び大口を開けて彼女達に噛み付こうとする。4人は高くジャンプして散る。4人が立っていた後は完全に地面が抉り取られていた。
「ウチ、食べるのは好きやけど食べられるのは嫌や〜‼︎ガッちゃん、何とかして〜‼︎」
「わたしもそれどころじゃないよ‼︎」
ガゾートはガッツ星人に目を向けるも彼女目掛けてプラズマ光弾を放った。彼女は瞬間移動でそれを避ける。ガゾートは今度はゴモラに目を付けた。
「トモダチィィィィィィ‼︎」
「ウチはあんたの食料じゃなーい‼︎」
「アキト先輩、僕は彼女達を助けに行きます‼︎ユナ先輩の事を頼みます‼︎」
「おい!」
ツバサは先に避難誘導に行った3人に続いて自身も飛び出していこうとする。するとアキトがツバサに何かを放った。それは新たなGUTSハイパーキーだった。
「本当のスピードを見せてやれ。」
ツバサはアキトに頷くとツバサはGUTSスパークレンスとGUTSハイパーキーを取り出した。
〈ULTRAMAN TRIGGER! MULTI TYPE‼︎〉
起動したGUTSハイパーキーをGUTSスパークレンスの銃底にセットした。
〈BOOT UP! ZEPERION‼︎〉
銃身を開いてGUTSスパークレンスを持った右手を前に突き出すと左側から右側に動かしていく。そして引き金を引いて天に掲げながらその名を叫んだ。
「未来を築く希望の光‼︎ウルトラマントリガアアアァァァァ‼︎」
〈ULTRAMAN TRIGGER! MULTI TYPE‼︎〉
ツバサはウルトラマントリガーに変身する。そしてその様子を見ていた男がいた。それはユナを狙った宇宙一のトレジャーハンターを名乗る男だった。
「アイツが・・・トリガー⁉︎」
トリガーは街に現れると目の前のガゾートに向かって構える。ガゾートはトリガーに向かって突進した。
「ギャアアアアアァァァァ‼︎」
トリガーはガゾートの突進を受け流すとガゾートの右腕を抑える。そして右腕にチョップを叩き込んだ。再びガゾートは左腕でトリガーを殴打する。トリガーはそれを受け止めるが近付いた隙を狙ってガゾートがトリガーの右腕に噛み付いた。
「ジェアッ‼︎」
「ウルトラマントリガーを食ってやがる‼︎クソッ、ふざけやがって‼︎」
「レッドちゃん‼︎」
レッドキングはゴモラの制止も聞かずにガゾートの真上にジャンプし、その脳天に剛力の拳を叩き込んだ。それを受けたガゾートは頭に違和感を感じてトリガーから離れる。トリガーはその隙にガゾートの頭を抑えて膝蹴りを撃ち込んだ。そして再びガゾートの頭を抑えつけるとその体を投げ飛ばした。ガゾートは口からプラズマ光弾を放つ。それはトリガーの足元で大爆発を起こした。
「トモダチィィィィィィ‼︎」
「ウルトラマントリガーを友達と言ってる・・・。」
「でも・・・それってトリガーを食料だと・・・。」
ガゾートは空に飛び上がった。空中で制止するガゾートを見てトリガーの中のツバサは先程アキトから受け取ったGUTSハイパーキーを取り出した。
「こうなったら‼︎」
〈ULTRAMAN TRIGGER! SKY TYPE!〉
ツバサはマルチタイプキーを抜くと新たな『スカイタイプキー』をGUTSスパークレンスの銃底に装填した。
〈BOOT UP! LANBULLET!〉
そしてツバサは再びGUTSスパークレンスを持った右手を天に掲げながら引き金を引いて叫ぶ。
「天空を駆ける、高速の光‼︎ウルトラマントリガアアアァァァァ‼︎」
〈ULTRAMAN TRIGGER! SKY TYPE‼︎〉
トリガーは腕を額の位置で交差させる。するとトリガーの色が青くなり頭頂部と両耳に金の装飾が施された新たな姿『ウルトラマントリガー・スカイタイプ』に変化した。
「見て‼︎ウルトラマンの色がまた変わった‼︎」
「今度は見た感じスピード特化に掛けた姿でしょうか?」
地上ではミクラスがその姿を見てはしゃいでいた。ウインダムが分析をする中、トリガーはガゾートを追って空に飛び上がる。
「ギャアアアアァァァァ‼︎」
ガゾートはトリガーに向けて口からプラズマ光弾を放つもそれをトリガーは正確に避ける。ガゾートは更に上に飛び上がるがトリガーもそれを追って飛び上がった。ガゾートは更に口からプラズマ光弾を放つ。そしてその一部が下にいるレッドキング達4人に降り注いだ。
「⁉︎」
「しまった⁉︎」
「ヤベぇ⁉︎」
「うわああっ⁉︎」
思わず覚悟を決めて目を瞑りながら腕で頭を覆う4人。トリガーは急降下してバリアを張って彼女達を守る。4人は思わず安堵した表情になる。
「た・・・助かった・・・・。」
「おい、ピグモン‼︎トリガーは監視対象だと言ってたがどうするんだ⁉︎」
思わず呟くガッツ星人の横でレッドキングはピグモンと通信を取る。GIRLS東京支部ではそれを見たピグモンがガゾートと光線の打ち合いをするトリガーを見て決意した。
「責任は私が取ります!ウルトラマントリガーを援護して下さい‼︎」
それを聞いたレッドキングとゴモラは歓喜の声を上げるも上を見上げるエレキングとガッツ星人の言葉で一気に現実に引き戻された。
「よっしゃあ‼︎」
「それでこそピグちゃん!ウチらもいっくでー‼︎」
「待ちなさい、この距離じゃ無理よ。」
「トリガーもガゾートもわたし達か届かない高さまで飛んじゃったんだから。」
「うっ・・・‼︎」
その頃、今度は立場が変わり空を飛ぶトリガーをガゾートが追っていた。ガゾートは口からプラズマ光弾を放ってトリガーを攻撃する。それはトリガーの背中に命中するが下に降下するだけで地上に落ちるまででは無かった。更にガゾートがプラズマ光弾で追撃する。そこに火球がガゾート目掛けて飛んできた。それを受けたガゾートは悲鳴を上げる。
「ギャアアアアァァァァ⁉︎」
「ジャッ⁉︎」
トリガーが火球が飛んできた方向を見るとそこには最強の怪獣娘であるゼットンがいた。彼女は額にエネルギーを溜めて更に火球を撃ち込んだ。それはガゾートに確かにダメージを与える。
「ギャアァァァァァァ⁉︎」
「今よ・・・・ウルトラマン。」
トリガーは頷くと両手を水平に広げてエネルギーを溜めていく。両手を左腰に持っていき光エネルギーを集めると右腕を突き出して必殺光線である『ランバルト光弾』が放たれた。
「今の技って・・・まさか⁉︎」
ピグモン達と共にトリガーの戦いを見ていたゴルザとギランボはソウルライザーと目の前のパソコンを操作する。するとティガの戦いの記録が写った。ゴルザはキーボードを操作して映像の中の青と紫のティガが先程のトリガーと同じチャージを行い、ランバルト光弾を放つ映像と先程、モニターに写った映像を見比べる。
「やっぱり、ランバルト光弾‼︎ティガに似ているだけじゃなく、同じ力も使えるなんて・・・。」
「ゴルザさん‼︎モニター!モニター‼︎」
ゴルザがモニターに目を取られていると横からギランボが叫ぶ。その声でゴルザは再び正面のモニターに目を向ける。
「ヘアッ‼︎」
モニターを確認したゴルザの目にランバルト光弾を受けて地上に落ちていくガゾートが写る。しかし、頑丈だったのかガゾートは再び立ち上がってプラズマ光弾を放った。それはトリガーに命中して大爆発を起こす。
「ギャアアアアアァァァァ‼︎」
勝利を確信したガゾートは雄叫びを上げる。しかし、爆炎の中からパワータイプにチェンジしたトリガーが現れた。ガゾートは再びプラズマ光弾を放つ。しかし、トリガーはそれを両手で受け止めた。そして両手に力を込めてガゾートのプラズマ光弾を自身に宿るデラシウムエネルギーに変換する。プラズマ光弾をデラシウム光球に変化させたトリガーはそれをガゾートに投げ付けた。ガゾートは思わず飛び上がってそれを避けようとするが地面をバウンドしたデラシウム光球が見事にお腹に直撃する。そしてそのままガゾートは大爆発を起こした。そして周りの雲が晴れて夕焼けをバックに空中にトリガーが浮かび上がる。
「やったぁぁぁぁ‼︎」
「よっしゃああぁぁ‼︎」
「やりましたね‼︎」
「さっすがウルトラマン‼︎」
現場でトリガーの戦いを見ていたレッドキング達もGIRLSに残っていたピグモン達も喜びの声を上げる。しかし、それは長く続かなかった。何故なら後ろから斬撃光線が飛んできて空中に浮かぶトリガーを撃ち落としたからだ。
「ジャッ⁉︎」
トリガーはビルを破壊しながら地面に墜落する。それを見ていたピグモン達は何が起こったのか分からない様子だった。そして地上にいたウインダム達が何かが降りて来るのを確認する。
「見てください‼︎何か降りてきます‼︎」
「えっ⁉︎アレは‼︎」
そしてトリガーの前に降りてきたのは先程自身達の前でユナを誘拐した異形の存在だった。GIRLS本部のミツクニは思わずそれの名を呟いた。
「アレは・・・闇の巨人最後の一体・・・ヒュドラム‼︎」
「ええっ⁉︎アレが闇の巨人の最後の1人なんですか⁉︎」
ミツクニの呟きに思わずマガバッサーが驚いた声で叫ぶ。彼女の声に頷いたミツクニから再びモニターに目を移した怪獣娘達はヒュドラムに目を離さないでいた。
「ちょっと嘘でしょ・・・。もう最後の1人が復活してたっていうの⁉︎」
「ヤバいってコレ・・・絶対にヤバい・・・。」
怪獣娘の中で1番年下のザンドリアスとノイズラーは降り立ったヒュドラムに目を向けながら呟く。
「あ、アレが闇の巨人、最後の1人⁉︎本当なんですか⁉︎」
『はい、3人いる闇の巨人の最後の1人、ヒュドラムです‼︎』
「アイツが・・・通りで・・・強いわけだよ・・・。」
「ええ、敵わなかった訳が分かります・・・。」
一方で現場にいた怪獣娘達もそれが闇の巨人の最後の1人だと知って目を離さないでいた。かぷせるがーるずは先程の戦闘を思い出してその強さに納得と悔しさの表情を見せる。
「アレが闇の巨人最後の・・・。」
「既に復活してたのね・・・。」
「嘘・・・。」
ゴモラ達ベテラン組もヒュドラムから目を離せない中、ヒュドラムは地面に背をついたトリガーに話しかける。トリガーの方はカラータイマーを鳴らしながらヒュドラムを見る。その時、ツバサの中にカルミラの右横で何者かと対峙するヒュドラムの姿が見えた。
『エクセレント‼︎懐かしいですね、トリガー。』
『これは・・・トリガーの記憶⁉︎まさか・・・アイツが最後の闇の巨人⁉︎』
『さぁ・・・優雅な戦いを楽しみましょうか・・。』
ヒュドラムは右腕に装備した剣『ダガーヒュドラム』を撫でるとそれを構えてトリガーに向かっていく。トリガーは再びスカイタイプにチェンジしてサークルアームズを呼び出した。
〈CIRCLE ARMS‼︎〉
サークルアームズの刃を180度開いて弓状に変化する。トリガーはサークルアームズをスカイタイプ用の形態『スカイアロー』に変化させる。
〈SKY ARROW‼︎〉
そしてトリガーはヒュドラムに向かっていった。両者はお互い武器をぶつけながら空中でぶつかり合う。怪獣娘達の目に止まらぬ速さでお互いの武器をぶつけ合う両者。上空に飛んだかと思えば地上に降り立ち、再び飛び上がる。やがて両者は飛び上がって対峙する。ツバサはサークルアームズにスカイタイプキーをセットする。そしてサークルアームズの引き金を引いた。
〈MAXIMUM BOOT UP! SKY‼︎ LANBULLET ARROW STRIKE!〉
トリガーのサークルアームズから青い閃光の矢が放たれた。ヒュドラムも右腕の剣に力を溜めて特大の斬撃波を放つ。両者が放った技は空中で大爆発を起こす。そして爆炎が晴れると両者は共に突撃した。空中ですれ違いざまにお互いが斬り付けられる。そしてトリガーは地面に転がっていった。一方でヒュドラムはその足で地面を滑りながら立ち止まる。
『フハハハハハ‼︎ハーッハッハッハッハッハ‼︎』
ヒュドラムは勝利を確信すると残酷な彼の本性を表した笑い声を上げる。しかし、彼の横でゼットンが自身の体より大きな火球を集めていた。そして彼女はそれをヒュドラムに撃ち込んだ。
「これ以上・・・好きにはさせない・・・。」
『ヌアアアアア⁉︎』
ヒュドラムはゼットンを確認すると黒いオーラを纏わせながら激昂して彼女に向かって行こうとする。
『またテメエかぁ⁉︎エクセレントじゃねぇな‼︎俺はお楽しみを邪魔させるのが宇宙一嫌いなんだよぉぉぉぉ‼︎』
ヒュドラムはゼットンにダガーヒュドラムを構えるがその前に彼の首に光の鞭が巻き付いた。それはカルミラの放ったものだった。カルミラがカルミラウィップでヒュドラムの首を拘束している間にダーゴンが後ろから羽交い締めにする。
『ヒュドラム‼︎落ち着け‼︎』
『止めろぉ‼︎離せぇ‼︎』
『また悪い癖が出たねぇ、ヒュドラム。アンタがキレたらこの星が滅ぶよ‼︎』
「お、おいアレ‼︎」
「カルミラにダーゴン⁉︎既に復活した2人まで‼︎」
「最悪の状況です・・・・・。」
カルミラとダーゴンの出現にレッドキングとガッツ星人は思わず声を上げてしまう。人々の避難誘導に回っていたウインダム達3人も含めて怪獣娘は思わず最悪の展開を思い描きながら身構える。トリガーも立ち上がって警戒する。
『今度はもっと情熱的にね・・・トリガー!』
しかし、カルミラ達闇の巨人は黒いオーラと共に何処かへ消えていった。現場にいた怪獣娘達は思わず安堵の表情を浮かべるがGIRLS本部ではミツクニとピグモン、キングジョーが共に苦い表情を浮かべる。
「闇の巨人が3体揃ってしまったか・・・。」
「かつて世界を滅ぼした3人の闇の巨人が全員復活するなんて・・・。」
「ワタシ達はこれから先、とんでもない敵との戦いを強いられる事になりそうデスネ・・・。」
「その一方で気になる事もあるけどね。」
ゴルザの声でその場にいた皆が彼女を見る。彼女はモニターを操作してティガとトリガーの戦闘映像を比較するかのように映す。
「これを見て。」
「これは・・・過去のティガの戦いの記録映像ですね・・・で、こちらはトリガーの・・・え?」
「光線が似てマスネ・・・。」
「似てるなんて物じゃないわ‼︎光線を撃つ際のエネルギーを溜める瞬間に敵に応じて姿を変える力・・・何よりあの外見‼︎ティガと全く同じよ!」
その場にいた怪獣娘達がゴルザの言葉でその事実に驚く顔をする。そして再びモニターに目を向けて比較映像を眺めた。
「本当だ・・・確かに同じ・・・。」
「ティガと同じ三千万年の遺跡から見つかったトリガーを表す石版・・・ティガと同じタイプチェンジ・・・同じ技・・・トリガー、あなたはだぁれ?何故ティガにそっくりな姿をしているの?」
映像を見渡したゴルザの独り言が静かにその場に響いていた。
戦いが終わって右腕を抑えながらツバサがアキトと合流する。そこにウインダム達もやってきた。
「アキト先輩・・・ユナ先輩とユザレには・・・。」
「・・・・・。」
「アキトさん、お願いします。全てを話して下さい!私だけじゃなくアギさんやミクさんも見てしまったんですから‼︎」
「よう‼︎」
そこに先程のトレジャーハンター風の男がやってくる。アキトは警戒するもツバサは彼に駆け寄った。
「お前‼︎」
「待って下さい!アキト先輩‼︎・・・あのユナ先輩を助けてくれたんですよね⁉︎ありがとうございました‼︎」
「つ、ツバサ⁉︎」
男に対してお礼を言うツバサにウインダムだけじゃなくミクラスとアギラも困惑する。
「いや、その人ユナさんを狙ってきたんでしょ‼︎お礼を言うのは‼︎」
「ユナ先輩はこの人を庇ったんだ‼︎だから・・・きっとこの人が助けてくれたんだ‼︎あの・・・僕ツバサって言います‼︎こっちはアキト先輩でこちらが僕の幼馴染で怪獣娘のレイカ、アギさんにミクさんです。」
「そーいやちゃんと名乗ってなかったな・・・俺はイグニス。宇宙一のトレジャーハンターだ。必ずこのゴクジョーなお嬢さんは頂くぜ‼︎・・・てなわけでまたな。」
イグニスはツバサの肩を叩くとその場から去って行った。
その夜、GIRLSの本部に配置されたアキトの研究室にツバサ、レイカ達かぷせるがーるずにアキト、そしてミツクニがいた。ミツクニは4人に自身とアキトだけが知ってた秘密を打ち明ける。
「ツバサ君達が見た女性はユザレという・・・超古代の巫女で今も思念体としてユナの中に宿っている。」
「知っているのは俺とミツクニさんだけだ。ユナには不安にさせたくなくてずっと隠してきた。」
「アキト先輩・・・。」
「闇の巨人達がユナを狙うのはユザレが関係している筈だ。ユナは超古代文明の謎を解く鍵なんだ。」
「どうかこのことはユナには内緒にして欲しい・・・抱えている運命の重さに耐えられるかどうか・・・。」
レイカ達はユナに背負わされた運命に何も言えずにいた。そんな中、ミツクニの言葉を聞いた3人の中でアキが口を開く。
「それってピグモンさん達にも話してはいけないんですか?」
「・・・・そうだ。」
「「「⁉︎」」」
ミツクニの言葉に3人は目を見開いた。思わずミクとレイカが抗議の声を上げる。
「そんな‼︎このまま黙っていたっていつか絶対にバレますよ‼︎」
「この事について隠したままでいたら取り返しの付かない事になる可能性だってあります‼︎早めに話したほうが」
「それでも・・・頼む・・・・ユナの秘密は他の怪獣娘には内緒にしてくれ‼︎」
ミツクニの表情にツバサは考える。そしてミツクニの言葉に答えた。
「分かりました‼︎」
「ええっ⁉︎本気なの、ツバサ‼︎」
「大丈夫だよ、僕らが何も話さなきゃいいんだから。」
「ありがとう。私は暫くここを離れる。ユザレが警告したエタニティコアについて調べてみる。ユナの事、頼む。」
5人はミツクニの言葉に頷いた。
その後、何処かの高層ビルの屋上にイグニスが立っていた。イグニスは月を見ながら呟いた。
「ウルトラマントリガー・・・その力・・・ゴクジョーだな・・・。」
「兄貴〜っ‼︎」
「⁉︎」
その時、イグニスの後ろに何者かが大きな音を立てて降り立った。驚きながら振り向いたイグニスがその姿を確認するとそれは茶色の体毛の猿人のような姿の宇宙人だった。その宇宙人の名は猿人宇宙人『ゴーロン星人』。かつて地球人の脳波を猿と入れ替えて地球侵略を目論んだ宇宙人の同族だ。
「サリー⁉︎お前、どうしてここに⁉︎」
「兄貴〜、探したでガンス!オイラを置いていくなんて酷いでガンスよ〜‼︎」
「おまっ、抱き付くんじゃねえよ‼︎つーか何でここが分かったんだよ⁉︎」
「そんなのオイラに掛かれば朝飯前でガンスよ‼︎それより何でオイラを置いていって地球に来たんでガンスか〜⁉︎酷いでガンスよ〜‼︎」
「ああ‼︎分かったからもう離せっつうの‼︎」
イグニスはサリーと呼んだゴーロン星人を引き離す。サリーを引き離したイグニスは背中をかきながら観念した表情で話す。
「漸く希望が見つかりそうなんだよ・・・。」
「希望・・・でガンスか?」
「ああ・・・。」
イグニスはサリーの問いに短い言葉で答える。サリーに背中を向けてその場から去ろうとするが当のサリーは後ろから付いてくる。そんなサリーにイグニスは目を細めて問い掛けた。
「おい、着いてくる気かよ・・・。」
「当たり前でガンス‼︎オイラは兄貴に命を救われた身‼︎兄貴のためなら何処へでも着いていくでガンスよ‼︎」
「ハァ・・・いいか?足手纏いにはなるんじゃねえぞ。足手纏いになると感じたら置いていくからな。」
(馬鹿野郎・・・俺といて・・・不幸な目に遭っても知らねえぞ・・・。)
イグニスは後ろから着いてくるサリーに忠告すると彼から距離を離して1枚の写真を取り出した。そこにはイグニスと共に笑いあう6人の男女が写っている。それを見ながら今度はボロボロの折れたサーベルを取り出した。
「兄貴、その写真とサーベルって・・・兄貴の・・・。」
「・・・・・・。」
「あっ、待って欲しいでガンス〜‼︎」
(マーベラス・・・皆・・・・ヒュドラムを見つけたぜ。見ててくれ、必ずお前らの敵・・・・取ってやるからな・・・。)
その頃、何処かの海底で闇の巨人が揃っていた。ヒュドラムは未だに怒りを隠せないようだ。
『何故だぁぁぁぁ‼︎何故だと』
『いい加減にしなよ‼︎ヒュドラム‼︎』
カルミラはヒュドラムにビンタをかます。ヒュドラムはその衝撃で思わず冷静さを取り戻したようだ。
『おっと・・・失礼しました。私としたことが。』
『さぁ、ここから情熱的に行くよ‼︎』
『いよいよ我が好敵手と決着をつける時だ‼︎』
『エクセレント‼︎・・・ま、私は2人より先に100年早起きして待っていましたけどね。』
『3000万年前なし得なかった悲願を今、エタニティコアを闇の手に‼︎』
怪獣の魂を宿した怪獣娘達が暮らすこの現代の地球において蘇った闇の巨人達が本格的に動き出そうとしていた。
次回予告(CV:マナカ・ツバサ)
「超古代の遺跡から発見された多くの出土品。それらを狙ってイグニスとブラックスターズがやってきた。それに加えてエタニティコアの手掛かりを狙うキル星人までもが恐竜戦車を引き連れて襲ってきた‼︎こうなったら僕が戦うしかない!僕は皆を笑顔にしたいんだ!次回‼︎
スマイルスマイル‼︎」