まだ続けられそうなので続けようと思います
遂にセブルスとリリー・エバンズの結婚式が開かれることになったようで、結婚式場には数多くの魔法使いの姿がある。
結婚式に参加する魔法使い達の割合としては、ホグワーツの卒業生が多く、大体がグリフィンドールとスリザリンの寮に所属していた者達だった。
グリフィンドールの者達はリリー・エバンズの関係者であり、スリザリンの者達はセブルスの関係者であるようだ。
ホグワーツの教員の中では俺だけが結婚式に呼ばれているが、結婚式に参加するホグワーツの卒業生達は全員知っている顔なので肩身の狭い思いをすることはない。
ホグワーツの卒業生達に、グリンデルバルド先生は本当に老けないですね、と言われたりもしながら今回の主役であるセブルスとリリー・エバンズを見ると、どうやらマルフォイ夫妻と話しているようだった。
ルシウス・マルフォイとナルシッサ・マルフォイは、過度な純血主義という訳ではなく、非魔法族生まれのリリー・エバンズを蔑むようなことはない。
セブルスの結婚相手であるリリー・エバンズに、セブルスが結婚するとしたらきみしかいないと思っていた、と言うルシウス・マルフォイはセブルスのことをよく理解していた。
レギュラスとバーティも結婚式場には来ており、魔法使いとしての正装を着込んでいるようである。
とりあえずレギュラスとバーティにも挨拶をしておくと、グリンデルバルド先生、と目を輝かせていた2人は、俺に会えて嬉かったらしい。
それからしばらくして結婚式が始まっていき、新郎新婦が魔法使いの正装をして魔法族式の結婚が行われていく。
結婚式が終わったところで祝いの花火を打ち上げることになり、新郎新婦を除く全員で掲げた杖から花火を打ち上げる。
多種多様な形をした花火が空に打ち上げられていき、グリフィンドールとスリザリンのマークも空に打ち上げられていた。
競いあうかのように花火を打ち上げていくグリフィンドールとスリザリンの卒業生達は、ホグワーツでの日々を思い出していたのかもしれない。
空に一際大きい鮮やかな花を咲かせる俺の花火が最後に打ち上げられて、セブルスとリリー・スネイプが魔法族として行う結婚式の最後を彩った。
ちなみにセブルスとリリー・スネイプは魔法族としての結婚式だけではなく非魔法族としての結婚式も行うつもりであるようだ。
そちらの方は非魔法族生まれのグリフィンドールの卒業生達と、リリー・スネイプの両親も参加するようだが、何故かそちらにも俺は呼ばれている。
非魔法族のスーツ一式も持っているから服装は問題ないが、ガリオンを非魔法族の紙幣に換金しなければいけない。
ある程度は非魔法族の紙幣も持っているが、生徒の結婚式のご祝儀は弾んでおかなければいけないから、手持ちの紙幣だけでは足りないだろう。
手早く換金を済ませてもう1つの結婚式に向かうとするか。
という訳でスーツに着替えて換金も済ませ、結婚式場に向かうと出迎えてくれたグリフィンドールの卒業生達。
スーツ姿のグリンデルバルド先生は初めて見ますけど決まってますね、とグリフィンドールの卒業生達に言われたりもしながら、リリー・スネイプのご両親とセブルスが話しているところに挨拶に向かった。
リリー・スネイプの両親はホグワーツの教員で唯一結婚式に呼ばれている俺に聞きたいことが沢山あったようで、色々と聞かれることになったが、問題なく全て答えておく。
リリー・スネイプの両親は、あまりにも若く見える俺がホグワーツの教師であることに最初は驚いていたが、魔法使いだからと直ぐに受け入れていた。
とても受け入れの早い両親だからこそリリー・スネイプは魔法使いであっても両親に拒絶されることなく愛されていたのだろう。
それから非魔法族の結婚式が始まり、純白の衣装に身を包んだ新郎新婦が神父の前で愛を誓いあっていく。
指輪を交換してから誓いのキスをした2人を祝福する全員。リリー・スネイプの両親は涙を流して喜んでいるようである。
確かに幸せを掴んだセブルスとリリー・スネイプは、結婚して結ばれて、家族となった。
魔法族としても非魔法族としても結婚し、どちらの世界でも結ばれたセブルスとリリー・スネイプの2人。
結婚式を2回もすると費用はそれなりにかかった筈だ。ご祝儀は多目に渡しておいたので足しにはなるだろう。
セブルスとリリー・スネイプの結婚式に参加していたからかは知らないが、ホグワーツの卒業生達が結婚式を行う時に、俺をよく呼ぶようになった。
魔法族式の結婚式を行う者達もいれば、非魔法族式の結婚式を行う者達もいて、色々と忙しい日々をおくることになる。
何回も結婚式に向かった俺の代わりに魔法生物飼育学を教えてくれていたトムには感謝をしなければいけないな。
しっかりとトムに感謝を伝えておくと、これくらい構いませんよグリンデルバルド先生、卒業生達の結婚式に呼ばれるくらい貴方が好かれていることは悪いことではありませんからね、と言って笑っていたトム。
本当にトムには助けられている。トムの好きな葛餅をまた用意しておくとしよう。
トムが教えていた範囲を引き継いで生徒達に魔法生物飼育学を教えていると、生徒達に俺が不在になっていた理由を聞かれることになった。
ホグワーツの卒業生達の結婚式に参加していたと教えると、僕達の結婚式にも来てくださいグリンデルバルド先生、と言った生徒達。
結婚できたらな、と俺が言うと、結婚くらいできますよ、と即答した生徒達と、できますかね、と自信なさげな生徒達と、女子と話したこともないよ、と悲しいことを言った生徒達がいた。
話を変えるように、相談したいことがある生徒は相談室に来るように、と俺が言っておくと、わかりましたグリンデルバルド先生、と頷いた生徒達は相談したいことがあるようだ。
魔法生物飼育学の授業を終わらせてから相談室に向かうと並んでいる生徒達の姿があった。
1人1人順番に相談室に入れて相談内容を聞いていくと様々な相談をされることになる。
1番最後のスリザリンの男子生徒の相談内容は、グリフィンドールの非魔法族生まれの女子生徒を好きになってしまったことだった。
半純血である自分が非魔法族生まれの相手は好きになってはいけない筈なのに、気付けば彼女を目で追っているんです、と言うスリザリンの生徒。
そんなスリザリンの生徒に、この前スリザリンの半純血の卒業生と、グリフィンドールの非魔法族生まれの卒業生との結婚式があったが、2人とも幸せそうにしていたぞ、と伝えておく。
自分と似たような人がグリフィンドールの好きな人と幸せになっていたことを知ったスリザリンの生徒は、凝り固まっていた価値観が一撃で粉砕されたかのような顔をしていた。
前例があるなら僕だって好きな人に想いを伝えてもいいんでしょうか、と聞いてきたスリザリンの生徒は俺からの言葉を待つ。
「想いを伝えるのは誰だって自由だ。受け入れられるとは限らないが、言わなければ伝わらないこともある。あの時言っておけば良かったと後悔するよりかはいいんじゃないか」
そう俺が言うと、スリザリンの生徒は想いを伝える決意をしたようで、守護霊の呪文で有体守護霊を出せるようになればグリンデルバルド先生からネックレスがもらえると先輩から聞いています、とスリザリンの生徒は言った。
そのネックレスを好きな子に渡して告白する為に、僕は有体守護霊を出してみせます、グリンデルバルド先生、その時はネックレスをお願いします、と続けて言ってきたスリザリンの生徒。
その後、スリザリンの生徒はフクロウの有体守護霊を出すことに成功し、俺からネックレスを受け取ると、グリフィンドールの女子生徒に情熱的な告白をしたらしい。
顔を真っ赤にするグリフィンドールの女子生徒とスリザリンの男子生徒を見ていたトムは、リリー・スネイプとセブルスもあんな感じだったかと思い出したりもしていたようだ。
結果としてはスリザリンの生徒の告白は成功したようで、2人は付き合うようになった。
ちなみに告白を成功させたスリザリンの男子生徒は、スリザリンの勇者の再来と呼ばれているようである。
初代スリザリンの勇者は、どうやらセブルスであるらしい。これもまたホグワーツの伝統として受け継がれていくのかもしれないな。
レイブンクローの新入生であるクィリナス・クィレルは、魔法生物飼育学に強い興味を持っているようだ。
かつて俺と出会って色々と話をしたことがクィリナスに影響したのか、マグル学にはあまり興味がないクィリナスは明るい性格の活発な生徒になっていたな。
俺がプレゼントした魔道具を今でも大切に持っていて、その魔道具を宝物だと同級生に言っていたクィリナス。
授業以外で生徒が俺と会える場所である相談室に、クィリナスがやってきて、ホグワーツでまた会えましたねグリンデルバルド先生、と言ったクィリナスは嬉しそうに笑っていた。
クィリナスが俺に相談することは魔法生物飼育学についての相談事で、授業よりも更に詳しい内容を知りたいと聞いてくるクィリナスに、詳細を説明していく。
魔法生物飼育学について、1年生ながら他の生徒よりも素晴らしい知識を持っているクィリナスは、ニュートが書いた魔法生物の本も魔法界で購入して何回も読んでいたらしい。
クィリナスは将来的には魔法生物に関する仕事をしたいようで、その為に知識を得たようだ。
優秀な生徒であるクィリナスは正確な知識を手に入れていて、生徒の中で誰よりも魔法生物飼育学に真剣に取り組もうとしている。
クィリナスは選択科目で間違いなく魔法生物飼育学を選ぶ筈だ。今のクィリナスの知識に授業による実技も加われば、将来的にクィリナスが魔法生物学者となることは不可能ではない。
生徒が目指している道に進めるように手伝うのも教師としての務めだろう。
まだ1年生では選択できない魔法生物飼育学について、相談室で個人授業を行うことになったがクィリナスは喜んでいたな。
ホグワーツが休暇に入る時にクィリナスの両親に許可をもらって、クィリナスをニュートの元に連れていくと、ニュートが書いた魔法生物学の本にニュートから直筆でサインをしてもらったクィリナスは嬉しそうにしていた。
クィリナスの魔法生物飼育学の知識は素晴らしいものがあると俺が言うと、ニュートが試しに色々とクィリナスに問題を出す。
ボウトラックルの見分け方から始まり、様々な問題に答えて、病気のユニコーンに与える餌まで完璧に答えたクィリナスを素晴らしいと褒めたニュート。
クィリナスは来年で2年生になると俺が言うと、今の段階でこれだけの知識を持っているなら後は経験を積むだけで、立派な魔法生物学者になれるんじゃないかな、とニュートは言った。
その経験を積ませてやりたいと思ってニュートの元に連れてきたんだ、と俺が言ってみると、ゲラートが連れてきたなら問題ないのかもしれないけど、と言ったニュートはクィリナスを見る。
きみは大丈夫かい、とクィリナスを心配しているニュートに、大丈夫ですスキャマンダーさん、よろしくお願いします、と頭を下げたクィリナスは凄まじくやる気に満ちていた。
それからはニュートと俺が見守る中で、ニュートが保護している魔法生物達と実際に触れ合ったクィリナスは良い顔をしていたな。
ニュートや俺と一緒に魔法生物達の世話をしていったクィリナスは実際に間近で見て、確かに触れられる魔法生物達に感動していたようだ。
河童の三太に相撲を挑まれたクィリナスが投げ飛ばされた時は、素早くクィリナスを受け止めて三太に文句を言っておいたが、投げ飛ばされたクィリナスは貴重な経験ができたと喜んでいた。
そんなこともありながら河童の三太に気に入られたクィリナスは三太に薬を貰ったらしい。
魔法生物について学ぶものとして大切なことをニュートからしっかりと学んだクィリナスは確実に成長しており、実際に体験したことを忘れることはないだろう。
充分に知識と経験を積み重ねたクィリナスは、いずれホグワーツの魔法生物飼育学の教師になりたいと考えているようである。
今回の経験で、ホグワーツで学ぶ生徒達に、もっと魔法生物という素晴らしい生物について知ってもらいたいと思ったことが、クィリナスが教師になりたいと考えた理由だったようだ。
アルバスに頼まれたから教師をしていた俺と比べれば、随分と立派な理由で教師を目指しているクィリナスが輝いて見えた。
まあ、生徒であるクィリナスが魔法生物飼育学の教師になりたいと考えているなら、それを手伝うのもホグワーツの教師の務めだ。
クィリナスがホグワーツを卒業してからは助手として、俺の授業をしばらく手伝ってもらうようにしてみよう。
ある程度クィリナスが仕事に慣れてから、実際にクィリナスだけで魔法生物飼育学の授業を何回かやらせてみて、問題が無さそうだったら俺の後任としてアルバスに推薦しておくか。
何年か先のことになりそうだが、魔法生物飼育学の後任を任せることができそうな生徒が現れたことは悪いことではない。
後数年もすればスラグホーンが魔法薬学の教師を辞めると言っているから、新しい教師を捜す必要があったが、後任となるクィリナスに魔法生物飼育学を任せて、俺が魔法薬学の教師になれば丸く収まる筈だ。
魔法生物飼育学は嫌いじゃなかったが、クィリナスなら後を任せられるだろう。
引き継ぎもしっかりと考えておかなければいけないな。教師として気付いたことをクィリナスに教えておくのもいいかもしれない。
少々忙しくなりそうだが、これもホグワーツの教師としてやっておかなければいけないことだ。
魔法生物飼育学の教師として、できることは全てさせてもらうとしよう。
普段通りの魔法生物飼育学の授業を行ってから、クィリナス用の教材の用意をしておくとするか。
ホグワーツが休暇に入るまで、俺が授業以外で生徒と接触できるのは、相談室だけになってしまっているから、特別な授業を行うなら少々相談室を改造する必要がありそうだ。
アルバスに許可を取らなければいけないな。
という訳でアルバスに事情を説明しておくと、相談室を改造する許可を取ることができた。
相談室の内部を拡張し、大型の魔法生物の形をしたゴーレムを出せるようにしておき、広いスペースを確保することができるようになったが、このスペースは折り畳み式の壁で普段は隠しておく。
あまり相談室の部屋が広過ぎると相談室に来た生徒達も落ち着かないだろう。
毎日のように相談室に来るクィリナスに特別な魔法生物飼育学の授業を行っておくと、クィリナスは1度覚えたことは忘れずに、しっかりと自分のものにしていた。
2年生でありながら魔法生物飼育学の知識と経験を、ホグワーツのどの生徒よりも持っているクィリナスは、既に単なる生徒のレベルではない。
ホグワーツの3年生程度なら魔法生物飼育学の授業を任せられる程に、クィリナスには知識と経験がある。
とはいえまだホグワーツを卒業してすらいないクィリナスに魔法生物飼育学の授業を任せるようなことはしない。
あくまでもホグワーツの生徒としてクィリナスには更に知識と経験を積んでもらうとしよう。
俺が教えられる魔法生物飼育学をクィリナスに全て教えたら、もう1度ニュートの元で色々と経験してもらうのも悪くないか。
魔法生物飼育学の教師になりたいと俺に言ってきた生徒はクィリナスが初めてだが、自分が教えている科目に興味を持ってもらえると嬉しいものだな。
クィリナスが立派な魔法生物飼育学の教師になれるように、ホグワーツの教師として全力で手伝っておこう。
それが俺にできることだ。
時は過ぎてギルデロイ・ロックハートが卒業していき、クィリナスが3年生になると選択科目で魔法生物飼育学を当然のように選んだらしい。
レイブンクローの3年生とハッフルパフの3年生が魔法生物飼育学を選択科目で選んで、授業を受けに来る。
授業を始めていくと最前列の席に座っているクィリナスの姿があった。相談室で特別授業を行っている時と同じくクィリナスは真剣に授業に取り組んでいるようだ。
クィリナスは何度か俺が出した問題にいち早く答えていき、レイブンクローに合計で35点を獲得し、一目を置かれていた。
最後の問題は教科書にも書かれておらず、まだ俺が教えていない難問を出したが、クィリナスは正解を答えてきたので、ニュートからも少し教わっていたようである。
魔法生物飼育学の授業が終わってから他の教師に、レイブンクローに凄い3年生がいると噂になっているようですが、ゲラートが色々と教えているクィリナス・クィレルのことですよね、と言われた。
あくまでも俺が教えているのは魔法生物飼育学についてですが、必要なことは全て教えているので、その副次効果かもしれませんね、と俺が言うと、それでも凄いですよ、と言ってきた教師。
大体全ての科目で優秀な成績を修めているクィリナス・クィレルなら、首席も夢ではないんじゃないでしょうか、と言ってきた教師はレイブンクローの寮監であり、自分の寮の生徒に首席になってほしいようだ。
あくまでも魔法生物飼育学の教師になりたいというクィリナスの願いを叶えているだけで、ホグワーツで首席を目指させるつもりはないが、クィリナスが首席になりたいというなら止めはしない。
頼まれなければ俺は積極的に他の科目を教えたりはしないがな。
それに今のところ、クィリナスは魔法生物飼育学に関わりそうな科目以外には興味がないようだ。
ホグワーツで優秀な成績を残しているクィリナスは優秀な魔法使いなのかもしれないが、魔法生物学者としては駆け出しに近いといったところだろう。
独り立ちさせるにはまだ不安が残るところだが、急ぐ必要もない。しっかりと学生生活も楽しんでから、1歩1歩確実に成長していけばいいと俺は思う。
学生の本分は勉強だが、それだけではない筈だ。ホグワーツの生徒でいる内に、楽しめるものは楽しんでおいた方がいい。
幸せな思い出は、守護霊の呪文で有体守護霊を生み出す力となるからな。
吸魂鬼を追い払える守護霊の呪文は覚えておいて損はないだろう。
吸魂鬼から身を守れるようにクィリナスにも守護霊の呪文を一応教えておくとするか。
守護霊の呪文を教えてみると最初から銀の煙を出すことができたクィリナスは優秀な生徒であることは間違いない。
クィリナスなら有体守護霊も3年生の内に出せるようになるかもしれないと思っていたら、数週間後には有体守護霊を出せるようになったクィリナス。
角が生えた銀色の馬といった姿であるクィリナスの守護霊、どうやらクィリナスの守護霊はユニコーンであるようだ。
守護霊の呪文で有体守護霊を出せるようになったクィリナスには幸せな思い出が沢山あったようで、俺と初めて出会った時のことやニュートと出会った時のことに、河童の三太と相撲をとったことも幸せな思い出だったらしい。
後は他の寮に新しい友達ができたこともクィリナスにとって幸せな思い出の1つだったようである。
グリフィンドールとハッフルパフにスリザリンの友達ができたクィリナスには、レイブンクローの友達もいるので、全ての寮の生徒とクィリナスは友達になることができていた。
活発なクィリナスは様々な魔法生物がいるんだから色々な人もいることを知っていて、適した接し方で接するようにしていたら他の寮の生徒とも、いつの間にか仲良くなっていたようだ。
全ての寮を繋ぐ架け橋のようになっていたクィリナスは、色々と頼られることも増えました、と言っていたが特に嫌そうな顔はしていない。
他の寮の生徒に魔法生物飼育学について聞かれた時は、喜んで教えているクィリナス。
しっかりと身に付けている知識が役立っているようだが、他の生徒が自分でやる必要がある宿題まで教えてしまっているのは問題があるだろう。
その点は、教師としてしっかりと叱っておくことにした。宿題を手伝うのは悪いことではないが、ヒントを与える程度に留めておくように、と忠告しておく。
教師は全てを知っている必要があるが、生徒には学んでもらう必要があるからだ。
ホグワーツの教師になりたいなら教師として生徒のことを考えられるようにならなければいけない、と言っておくと、わかりましたグリンデルバルド先生、と頷いていたクィリナス。
それからクィリナスは他の生徒達には、ヒントだけを教えるように気をつけていたようだ。
相談室での相談も終わり、最後に来たクィリナスが相談室で魔法生物飼育学の特別授業を受けていた時、相談室の扉の向こうに気配を察知した俺が内開きの扉を開くと生徒達が倒れ込んできた。
扉に聞き耳を立てていたその生徒達は、クィリナスの友達であったらしい。
全員寮が違うが好奇心が旺盛であることは、どの寮の生徒も一緒だったようである。
とりあえず特に罰則を与えるようなことではないが、聞き耳を立てていたことは一応叱っておくことにした。
俺に叱られていた生徒達は、全員しっかりと反省して謝罪をしてきたので許しておくとしよう。
疲れていたクィリナスを休憩させていると、質問してきた生徒達が多かったので、質問に答えておくことにした。
グリンデルバルド先生とクィリナスは何をやっていたんですか、と聞いてきたグリフィンドールの生徒に、クィリナスが将来魔法生物飼育学の教師になりたいと言ったから、特別授業をしていたところだな、と正直に答えておく。
ヒッポグリフとユニコーンが居ますけど、あれは大丈夫なんでしょうか、と言ったレイブンクローの生徒に、本物じゃなくて俺が魔法で作ったゴーレムだから問題はないぞ、と言っておくと驚いていた生徒達。
ちょっとゴーレムに触ってみてもいいですか、と1番に聞いてきたハッフルパフの生徒は好奇心が強いようだ。
構わないぞ、と俺が言うと、直ぐ様ヒッポグリフとユニコーンのゴーレムに近付いていったハッフルパフの生徒。
ユニコーンのゴーレムに触れたハッフルパフの生徒が、このゴーレム、ユニコーンの毛並みまでしっかり作られてる、と驚いていた。
それから他の生徒達も近付いていき、ヒッポグリフとユニコーンのゴーレムを触り始める。
ヒッポグリフの羽根までしっかり作り込まれているな、と確認しながら言ったスリザリンの生徒。
グリンデルバルド先生、ユニコーンのゴーレムの背中に乗ってみたいです、と言い出したグリフィンドールの生徒を、ユニコーンのゴーレムの背中に乗せてみた。
ユニコーンの本物は、そう簡単に背中には乗せてくれないから気をつけるように、と言っておくとグリフィンドールの生徒は、これだけ本物そっくりならゴーレムで充分満足できます、と物凄く喜んでいたな。
休憩が終わったクィリナスが、続きをお願いしますグリンデルバルド先生、と頼んできたので、ユニコーンのゴーレムに乗っていたグリフィンドールの生徒を杖なし魔法で浮かせて動かすと、ユニコーンのゴーレムから離れたところで降ろす。
野生のユニコーンと同じ動きをするように指示したゴーレムのユニコーンに近付いていったクィリナスが、ユニコーンのゴーレムを相手にユニコーンの扱いを学んでいく姿を見ていた他の生徒達。
いつもこんなことをやっていたんですかクィリナスは、と聞いてきたレイブンクローの生徒に、ここまでやるようになったのは少し前からだな、と俺は嘘を言わずに答えておく。
本当に魔法生物飼育学が好きなんですねクィリナスは、と言ったハッフルパフの生徒はクィリナスを真剣な眼で見ている。
クィリナスは見事にユニコーンの扱いをこなしているように見えるな、と言うスリザリンの生徒。
ユニコーンは綺麗だよなあ、と言いながらグリフィンドールの生徒はクィリナスを羨ましそうな眼で見ていた。
しっかりとユニコーンのゴーレムでユニコーンの行動を学んでいたクィリナスは、迷うことなく動いていく。
野生のユニコーンと同じ動きをするように指示しておいたユニコーンのゴーレムを落ち着かせたクィリナスは、ゆっくりとユニコーンのゴーレムに触れて撫でる。
リラックスした状態になったユニコーンのゴーレムからゆっくりと離れていったクィリナスは、どうですかグリンデルバルド先生と聞いてきた。
ユニコーンのゴーレムを落ち着かせることができたクィリナスに、合格だ、と言っておくと喜んでいたクィリナス。
「よく頑張ったなクィリナス、今日はこれで終わりにしておくとしよう。きみ達も帰りなさい。クィリナスの特別授業は言いふらさないようにな。もしも言いふらした場合は、罰則があるぞ」
俺がそう言うと、わかりましたグリンデルバルド先生、と言って去っていく生徒達。
最後に残ったクィリナスが、今日は友達が失礼しました、僕がいつも相談室に向かっているのが彼等は気になっていたみたいです、と言いながら申し訳無さそうに頭を下げてきた。
気にしていないから頭を上げなさい、と言ってクィリナスの頭を上げさせておく。
「クィリナスを心配して、いてもたってもいられなくなったから彼等は行動に移したんだろう。誰かを傷つけたりした訳ではないし、友達を大事にすることは悪いことではないから、彼等が特別授業を言いふらさなければ罰則はないから安心しなさい」
安心させるように言い聞かせておくと、それなら大丈夫だと安心できます、とクィリナスは笑う。
それじゃあそろそろ失礼しますグリンデルバルド先生、と言ったクィリナスが相談室を出ていく時にクィリナスが好きな和菓子であるカステラを渡しておいた。
ありがとうございますグリンデルバルド先生、と嬉しそうな笑顔を見せたクィリナスは、まだ子どもの顔をしていたな。
さて、今後のクィリナスの特別授業の内容は考えてあるが、無理をさせてはいけない。
休憩を挟んで、特別授業を行っていくとしよう。
クィリナスが魔法生物飼育学の教師になれるように、俺も頑張っていかないとな。
俺も魔法生物飼育学を長い間教えてきたが、それも終わりが近付いてきている。
まあ、今まで色々あったが魔法生物飼育学の教師として過ごしてきた日々は悪くなかった。
後を任せられる相手を見付けられたことは、良いことだろう。
これから後数年間、魔法生物飼育学の教師として務めを果たすとしようか。
ホグワーツの教師としてな。
原作と違う点
セブルス・スネイプとリリー・エバンズの結婚式が開かれて、ルシウス・マルフォイやナルシッサ・マルフォイに、レギュラス・ブラックやバーティ・クラウチ・ジュニア等の名家も参加していたが、グリフィンドールやスリザリンの卒業生達に、グリンデルバルドも結婚式に参加していた
基本的にスリザリンに所属していた生徒が過度な純血主義になっておらず、非魔法族生まれのリリー・エバンズを蔑むようなことはない
リリー・エバンズがセブルス・スネイプと結婚してリリー・スネイプとなる
セブルス・スネイプとリリー・スネイプは非魔法族式の結婚式も開いており、そちらにはリリー・スネイプの両親と再びグリンデルバルドも参加した
ホグワーツの卒業生達の結婚式にグリンデルバルドがよく呼ばれるようになる
クィリナス・クィレルがホグワーツに入学したが、マグル学よりも魔法生物飼育学を学びたいと思っていて、ニュート・スキャマンダーの本を既に購入して読んでいたクィリナス・クィレル
グリンデルバルドに魔法生物飼育学の特別授業を受けることになったクィリナス・クィレルは知識を積み重ねていく
グリンデルバルドがクィリナス・クィレルを連れてニュート・スキャマンダーの元に行き、魔法生物達と触れ合わせる。
クィリナス・クィレルが魔法生物飼育学の教師になりたいと思うようになり、それを知ったグリンデルバルドは全力でサポートしていった
クィリナス・クィレルがグリンデルバルドに学んで守護霊の呪文で有体守護霊を出せるようになったが、守護霊がユニコーンだった
クィリナス・クィレルには寮を越えた友人が多い