俺の名はゲラート・グリンデルバルド   作:色々残念

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早めに書けたので投稿します
そろそろ終わるので、最後までよろしくお願いします


転生グリンデルバルドとホグワーツの生徒達

ホグワーツで代々グリフィンドールに組分けされるウィーズリー家の魔法使い達。

 

かつてホグワーツに通っていたアーサー・ウィーズリーの息子で長男のビル・ウィーズリーは優秀な生徒であり、グリフィンドールの監督生で首席でもあった。

 

そんなビルの弟で次男のチャーリー・ウィーズリーは、ドラゴンに強い興味を抱いているようで、魔法生物飼育学の教師をしているクィリナスにドラゴンについて何度も聞きにきているようである。

 

ホグワーツを卒業したら、ビルはグリンゴッツに呪い破りとして務めるつもりのようだが、チャーリーはドラゴンに関わる仕事がしたいと言っていたな。

 

日々ドラゴンについての知識を身につけていくチャーリーは、首席であったビルほどではないが、優秀な生徒だった。

 

ルーマニアに行き、ドラゴン学者になるという夢を叶える為に努力していたチャーリーは、クィリナスの魔法生物飼育学で最高の点を取ったそうだ。

 

ホグワーツを卒業後の進路を考えている生徒達は多く、チャーリーの弟で三男のパーシー・ウィーズリーは、将来魔法省で働きたいと考えているようで、常に勉強を真面目にしている。

 

パーシーはネズミのペットなどは飼っていないようで、どうやらスキャバーズは何処にも存在していないようだ。

 

パーシーの弟で四男であるフレッド・ウィーズリーとジョージ・ウィーズリーという双子がホグワーツに入学してきたが、彼等は悪戯を行うことが好きらしい。

 

魔法薬学の授業で、さっそく悪戯をしようとしたフレッドとジョージの動きを杖なし魔法で止めておき、他の生徒達には授業通りに魔法薬の調合を行わせる。

 

魔法薬を調合している最中に悪戯をした場合に何が起こるかをフレッドとジョージに説明し、どんな被害が出て誰が傷つくかも教えていった。

 

それでも悪戯を止めるつもりは無さそうなフレッドとジョージに、悪戯だとしても人を傷つけるような行為はしないようにと厳しく注意しておき、1年生でホグワーツを退学となった生徒達がいたことも忠告として教えておく。

 

ホグワーツを1年生で退学とか、何やったんですかその生徒達は、と聞いてきたフレッド。

 

その生徒達が2人がかりで1人の生徒に連続で呪いを放ったことが退学になった理由だ、呪いは俺が解呪したが死んでしまってもおかしくない呪いも混ざっていたな、と答えておいた。

 

「流石にきみ達は、そんなことはしないと思うが、もしきみ達が人を傷つけるような悪戯をホグワーツでするなら、ホグワーツを退学となることは間違いないな」

 

俺がそう言っておくと神妙な顔をしていたフレッドとジョージは、流石にホグワーツを1年生で退学にはなりたくないようだ。

 

「どうしても悪戯がやりたいなら、人を傷つけるような悪戯じゃなくて、人を笑わせるような悪戯をやりなさい。それなら減点だけで済ませておこう」

 

俺の言葉に、いやいや減点も無しにしておいてくださいよ、グリンデルバルド先生、と言ったフレッドとジョージ。

 

教師としてそれはできないので断っておく。新たな問題児であるフレッドとジョージがジェームズ・ポッターやシリウス・ブラックほど頑固ではなさそうで良かった。

 

それからフレッドとジョージは人を傷つけるような悪戯をしようとすることはなくなり、人を笑わせるような悪戯を積極的に行うようになって、グリフィンドールで人気の生徒達となっていたようだ。

 

フレッドとジョージの方が、ジェームズ・ポッターやシリウス・ブラックよりもユーモアのセンスがあることはよくわかった。

 

グリフィンドールの寮監で厳格なミネルバが思わず吹き出してしまうほど面白い悪戯をした時は驚いたな。

 

まさか校長であるアルバスが犠牲になって、パンクロッカーのような服装に変えられてしまい、動く度にエレキギターのような音と、イエーイという声が鳴り響くようになるとは思ってもいなかった。

 

そしてそんなアルバスをトムが思わず三度見してから大爆笑して、腹を抱えていたりもしたのも凄かったな。

 

確かに誰も傷ついてはいなかったが、将来有望で優秀な魔法使いが全力で悪戯すると、凄いことができるようだ。

 

とりあえずその時は笑っていて使い物にならないミネルバとトムを含めた一部の教師は放置して、それ以外の教師でアルバスを元の姿に戻しておいた。

 

パンクロッカーアルバス爆誕事件から、そう遠くない内に教師の服装を変える為に努力していたフレッドとジョージによって、事前に防いだ俺以外のホグワーツの教師達が様々な服装に変えられてしまうようになる。

 

その中でも綺麗な着物に変えられたミネルバは、ちょっと着物を気に入っていたようで、日本の着物を買ってみようかと思っていたらしい。

 

今のフレッドとジョージの悪戯は人を傷つけたりはしないが、随分と愉快な悪戯に変わっていた。

 

誰も傷つかない笑える悪戯なら、そう悪いものではないだろう。問題児であることは間違いないが退学とまではいかない筈だ。

 

まあ、教師として減点はしておくがな。

 

とはいえフレッドとジョージばかりに構っている訳にはいかない。

 

今日も魔法薬学の授業を終えて相談室に向かうと、待っていた生徒達が並んで立っている。

 

相談室の前に並んでいる生徒達の中にはニンファドーラ・トンクスの姿もあった。

 

チャーリーと同学年のトンクスはハッフルパフの寮に所属する生徒であり、ニンファドーラという自分の名前が好きではないらしい。

 

トンクスは七変化であり、気分によって髪の色が様々な色に変わるようである。

 

将来は闇祓いになりたいらしいトンクスは、闇の魔術に対する防衛術の教師であるトムから幾つか課題を出されたようで、図書室で唸っていたり、ホグワーツ校内で魔法の練習をしている姿が目撃されていた。

 

相談室でのトンクスの相談内容は守護霊の呪文で有体守護霊を出せるようになるにはどうすればいいかという内容だったな。

 

自分にとっての幸せな記憶を強く思い出すことが大切だとトンクスにアドバイスしておくと、幸せな記憶、と呟いていたトンクス。

 

だから楽しいと思えることを思いきりしなさい、と言っておくと、わかりましたグリンデルバルド先生、と笑ったトンクスは晴れやかな顔で相談室を出ていく。

 

それから数日後のある日俺の部屋にトムがトンクスを連れてやってきて、トンクスが守護霊の呪文で有体守護霊を出せるようになったことを報告してきたトム。

 

実際にトンクスに守護霊の呪文を唱えてもらうと、銀色の光で形成された兎の守護霊を出すことができたトンクス。

 

トムが俺に頼みたいことを悟った俺は、強力な守りの魔法を込めた銀色の兎のネックレスを作り出して、トンクスに渡しておく。

 

守りの魔法が込められたネックレスは、闇祓いという危険な職業を選んだ生徒に渡す餞別としては悪くない品だろう。

 

可愛らしい兎のネックレスに喜んだトンクスは、グリンデルバルド先生ありがとうございます、と笑顔で感謝をしてくる。

 

真面目に努力をした生徒には報われてほしいと思う俺からのプレゼントは、トンクスに気に入ってもらえたようだ。

 

将来闇祓いとなるトンクスが無事に生きていられることを願っておくとしよう。

 

ホグワーツに伝わる伝説で呪われた部屋というものがあった。

 

伝説によれば呪われた部屋はホグワーツ城が創られた時期、またはそれ以前に建てられた古代の魔法がかけられている部屋であり、闇の魔術に関する魔道具や財宝が眠っていると云われている。

 

しかし伝説は伝説に過ぎず、呪われた部屋は実際に存在していないと思われていたが、秘密の部屋が存在していることを知っていた俺は呪われた部屋も存在しているのではないかと考えていた。

 

そして実際に、ホグワーツ5階の隠された階段の先にあった呪われた部屋を生徒であったチャーリーとトンクスとその友人達が発見したようだが、守護霊の呪文で助けを求めてきたトンクス。

 

どうやらトンクスだけが守りの魔法を込められたネックレスを持っていた為、呪われた部屋の防御機能から守られたらしい。

 

部屋へ繋がる入り口は氷で固く閉ざされており、発火呪文を使って突破しようとする者を攻撃するようで、足から肩まで凍らせられていたトンクス以外の生徒達を燃やしたいものだけを燃やす悪霊の火で氷を溶かして助けておく。

 

呪われた部屋を発見したからには調査をしておく必要があると判断した俺は、残りたがる生徒達を全員帰らせてから、悪霊の火で氷を溶かして氷で閉ざされていた部屋の中に入る。

 

部屋の中には氷の騎士が待ち構えており、襲いかかってきたが悪霊の火で溶かし尽くしておいた。

 

氷の部屋とも呼べる呪われた部屋の中にある柱の中には、折れた杖と本が入っており、伝説では他にも4つあるという呪われた部屋の手掛かりだろう。

 

恐らくは次の呪われた部屋では折れた杖が必要となり、一緒に本が入っていたということはホグワーツの図書室に、次の呪われた部屋がある筈だ。

 

ホグワーツの生徒達が次の呪われた部屋を見つける前に、安全を確保しておく必要がある。

 

図書室の禁書の本棚、その裏側に隠された部屋を発見した。 この部屋には3つのボガートが存在しており、此方の恐怖の対象に姿を変える。

 

俺の恐怖の対象は何れ訪れる友人達の死というものであるようだ。

 

3つのボガートはアルバスとトムとニュートの死ぬ姿を見せつけてきたが、俺がリディクラスと唱えると死にかけの状態から元気な姿になった3人はラジオ体操を始めていく。

 

ボガートを完全に追い払ったところで、恐怖の部屋と言うべき呪われた部屋の柱に近付くと柱を開くには折れた杖が必要だった。

 

先ほど手に入れた折れた杖を使い柱の呪いを解くと、柱の中には禁じられた森の地図とケンタウルスの矢じりが入っている。

 

どうやら今度は森に行く必要があるらしい。

 

今日中に終わらせる為に杖なし魔法で高速化して森へと向かう。

 

呪われた部屋の1つである森の部屋と呼ぶべき部屋は、禁じられた森の中に隠されていた。

 

森の部屋はアクロマンチュラに守られており、どうやらハグリッドが居なくても禁じられた森にはアクロマンチュラが存在していたようだ。

 

杖なし魔法でアクロマンチュラを原型を残したまま倒し、毒液を採取しておく。アクロマンチュラの毒液は半リットルで100ガリオンの価値があるらしく、貴重な毒であると言えるだろう。

 

森にある呪われた部屋の中に入ると柱の中には小さな肖像画とドラゴンが入っていた。次の部屋では肖像画とドラゴンが関係している可能性が高い。

 

しばらく探索して発見した次の呪われた部屋は、まさしく埋もれた部屋と呼ぶべき部屋であった。

 

埋もれた部屋を調査中に、この呪われた部屋を守っていたハンガリー・ホーンテール種のドラゴンに遭遇。

 

魔法薬を杖なし魔法で霧状にしてドラゴンに吸わせることで眠らせることには成功したが、眠らせたドラゴンが肖像画に閉じ込められることになる。

 

本来は侵入者を肖像画に閉じ込める仕掛けなのだろうが、俺は事前に防いだので、代わりに近くにいたドラゴンが閉じ込められてしまったようだ。

 

ホグワーツの校内にドラゴンが存在していることは生徒達にとって危険極まりない。

 

肖像画からドラゴンを解放したら知り合いのドラゴン学者に、ドラゴンを引き取ってもらう必要がありそうだ。

 

そんなことを考えながら柱を開くと柱には三矛と帰還用の移動キーが入っていた。

 

恐らくは次の部屋が最後の部屋となるだろう。

 

最後の部屋は黒い湖の中にあり、部屋に入って柱を開けようとしたが、その瞬間、最悪な出来事を追体験することになる。

 

前世での死、その瞬間を追体験することになったが、これが呪いであることは確かだ。

 

長くこの世界で生きてきて図太くなったのか、容易く呪いを振り切り、呪いを解くことができた。

 

最後の部屋である沈んだ部屋。その柱の中に入っていたものは、闇の魔法使いの手に渡らないように封印しておくとしよう。

 

最後の呪われた部屋、その呪いを解いて封印しておき、生徒達が絶対に入れないようにしておく。

 

さて、今日1日で、なんとか全ての呪われた部屋を制覇したが、明日も魔法薬学の授業がある。

 

ホグワーツの魔法薬学の教師として頑張っていくとしようか。

 

翌日になる前に、アルバスにホグワーツ校内でドラゴンを発見したことを伝えておき、ドラゴンを保護してもらう為に知り合いのドラゴン学者を呼ぶ許可をアルバスにもらっておく。

 

フクロウで知り合いのドラゴン学者に手紙を送り、しばらく連絡を待つことにして、ドラゴンが肖像画に閉じ込められている埋もれた部屋は一時的に封印しておいた。

 

それ以外の呪われた部屋は生徒達が絶対に入れないように念入りに封印しておき、安全を確保しておいたが、この封印を解くにはアルバスやトムがニワトコの杖を使う必要があるだろう。

 

翌日になり、いつも通りに魔法薬学の授業を終えて相談室に向かうと、昨日氷の部屋を発見したチャーリーやトンクスにその友人達が相談室に駆け込んでくる。

 

あの後どうなったんですかグリンデルバルド先生、と聞いてきた生徒達。

 

「あの部屋には部屋を守る番人がいた。強引に部屋に入らずにトンクスが俺を呼んだのは正解だったな。部屋に入れば氷で動きを止められて何人か殺されていたかもしれない。そうならなくて本当に良かった」

 

俺が答えると生唾を飲み込んでいた生徒達は、あの部屋の危険性を理解したらしい。

 

「氷で閉ざされた、あの部屋は、ホグワーツに伝わる伝説の呪われた部屋の1つだった。生徒達が近付くには危険過ぎる部屋だ。その危険性を、ここに居る全員が身を持って知っている筈だな」

 

続けて語る俺の言葉を真剣に聞いている生徒達は、呪われた部屋については知っているようである。

 

「全ての呪われた部屋の呪いは解いておいたが、もう部屋には近付かないようにしなさい。昨日は助けられたが、必ず毎回間に合うとは限らないんだ。危険に自ら近付いていくのは無謀だぞ」

 

俺が生徒達に忠告をしておくと、わかりましたグリンデルバルド先生、と生徒達は言った。

 

生徒達の返事は良かったが、内心では呪われた部屋に対する好奇心が残っているかもしれない。

 

封印してあるとしても呪われた部屋の入り口を見回りしておく必要がありそうだ。

 

夜になってから昨日生徒達が見つけた氷の部屋に向かうと、入り口付近で杖を持った生徒達を発見。

 

封印を解こうとしていて、呪われた部屋である氷の部屋に入ろうとしている生徒達は、今日俺の話を聞いていた生徒達だったが、どうやらチャーリーとトンクスは参加していないようである。

 

チャーリーとトンクスは最初から誘われなかったのか、一緒に行こうと言われて、行かないと断ったのか、どちらであるかはわからないな。

 

とりあえず許可なく夜中に出歩く生徒達には教師として罰則を与える必要あるだろう。

 

俺が念入りに封印しておいた部屋の封印を解こうと頑張っている生徒達に近付いて、逃げられないように杖なし魔法で強制的に動きを止めておく。

 

「きみ達は全員罰則だ。それと全員の寮から1人ずつ20点を減点する。危険性を知りながら自ら危険に近付くのは褒められた行為ではないぞ。罰則は厳しくしておくので覚悟をしておきなさい」

 

罰則と減点を与える俺の言葉を聞き、行かないって断ったチャーリーとトンクスが正しかったか、と落ち込んだ様子で言った生徒達。

 

どうやら彼等はチャーリーとトンクスも誘っていたようだが、2人は断ったらしい。

 

その後は静かになった生徒達をそれぞれの寮に帰らせておく。

 

時間も深夜近くであったので、それぞれの寮の寮監には明日になってから、罰則と減点の理由について話を通しておくことに決める。

 

翌日になり、朝になったところで朝食の前に寮監である教師達に昨日の出来事を説明しておくと、呪われた部屋について知っていた教師達は、生徒達の無謀さに怒っていた。

 

罰則は厳しいものを与えてくださいゲラート、と言ってきた教師達は、罰則の内容については俺に任せるようだ。

 

あの生徒達には罰則として魔法を使わずにトロフィー磨きとトイレ掃除に、窓拭きと床掃除をやってもらうとしよう。

 

罰則の掃除をしていく生徒達をそれぞれの寮監である教師達が監視しており、生徒達は気まずそうな顔をしていたな。

 

しっかりと罰則を受けた生徒達は反省していたようで、もう呪われた部屋に近付くことはない。

 

それから数日後、埋もれた部屋の封印を解いて、ドラゴンが閉じ込められている肖像画を運び出し、ホグワーツ城から出る。

 

ホグワーツまで来たドラゴン学者一行が用意した檻の中で肖像画からドラゴンを解放して再び眠らせておき、ドラゴン学者一行にドラゴンを引き渡しておいた。

 

これで生徒達がドラゴンに襲われることはないだろう。

 

罰則や減点とは縁遠い優等生であるローワン・カナという生徒がいて、カスバート・ビンズの眠くなるという魔法史の授業でも眠らずに授業を真面目に受けることができているそうだ。

 

あまり役に立っていないカスバートの代わりに教卓に立ち、教科書を片手にローワン・カナが生徒達に魔法史を教えることもあるようで、魔法史の教師であるカスバートが認めるほどの知識を持っているローワン・カナという生徒。

 

ホグワーツを卒業したら、最年少でホグワーツの教師になりたいという夢を持っているローワン・カナの夢は叶うかもしれない。

 

魔法史の教師であるカスバートの評判は、あまりいいものではないようで、魔法史は別の教師にしてほしいとホグワーツの理事会からも言われているアルバスは、新しい魔法史の教師を探していた。

 

魔法史の教師で構わないなら、ローワン・カナが教師になることは難しいことではないだろう。

 

ローワン・カナ本人も魔法史が好きなようなので適材適所かもしれないな。

 

禁じられた森に無断で入って怪我をして帰ってきたグリフィンドールの生徒がおり、治療はしておいたが念の為にマダム・ポンフリーにも診てもらおうと思って医務室に生徒を連れて向かう。

 

医務室には忙しそうなマダム・ポンフリーの手伝いをしているキアラ・ロボスカというハッフルパフの生徒が居た。

 

トンクスと同級生であるキアラ・ロボスカは癒者に非常に興味を持っており、聖マンゴで働くことを将来の夢としているようだ。

 

時間があれば医務室でマダム・ポンフリーの手伝いをしているキアラ・ロボスカは治療にも慣れているようで、怪我をした生徒を的確に魔法で癒していく。

 

キアラ・ロボスカの治療の腕は見事なものであり、マダム・ポンフリーが手伝いを許すだけのことはあった。

 

グリフィンドールの生徒をマダム・ポンフリーに診てもらうと特に問題ありません、と言ったマダム・ポンフリーは、忙しいからゲラートも手伝ってください、とも言ってくる。

 

確かに手伝いが必要になるほど今日の医務室は忙しそうだ。

 

ひっきりなしに医務室にやってくる怪我をしていた生徒達を何人も治療していくと、ようやく怪我人が居なくなった医務室。

 

まだまだ元気そうなマダム・ポンフリーと、少々疲れているようだったキアラ・ロボスカ。

 

頑張っていたキアラ・ロボスカに大きめのチョコレートを渡しておくと、感謝をして受け取り、笑顔で食べ始めていく。

 

チョコレートでちょっとは元気が出たキアラ・ロボスカは、グリンデルバルド先生は治療もできるんですね、と言うと此方をじっと見てきた。

 

そんなに見られても特製のバタービールしか出ないぞ、と言いながらキアラ・ロボスカとマダム・ポンフリーにバタービールを渡しておくと2人は喜んだ。

 

医務室から自分の部屋に帰る途中で、また怪我人を発見した俺は、治療を施してから医務室へと再び向かった。

 

再び忙しそうなマダム・ポンフリーとキアラ・ロボスカの手伝いをしておき、怪我人や病人の居なくなった医務室から出て、部屋に帰っていく。

 

今度は怪我人を発見することなく部屋に帰ることができたが、今日は医務室と縁がある日だったのだろう。

 

頑張っているキアラ・ロボスカを見て、俺も少々張り切り過ぎたかもしれないな。

 

ホグワーツには色々な生徒達がいるが、夢を目指して努力している生徒達は、俺にはとても輝いて見える。

 

全ての生徒達が夢を叶えることができた訳ではないが、できるだけ多くの生徒達が夢を叶えてほしいと俺は思った。

 

闇の魔術に対する防衛術で優秀な成績を修めていたスリザリンの生徒であるメルーラ・スナイドが相談室を訪れる。

 

杖なし魔法を教えてほしい、と言ってきたメルーラは、ホグワーツ最強の魔女になりたいという夢を語った。

 

今現在ホグワーツで最も強い魔女は変身術の教師であるミネルバだが、ミネルバに勝てるようになりたいのかとメルーラに聞いてみると、そうです、と言い切ったメルーラ。

 

どうやらメルーラは本気であるようだった。

 

ホグワーツの生徒の本気には本気で応えることにしよう。

 

相談室でメルーラを鍛えることにしたが、メルーラは杖なし魔法には適性があったようで、簡単な魔法なら直ぐに使うことができたようだ。

 

それでも高度な魔法を杖なしで使うことに苦労していたメルーラだが、1度も弱音を吐かず諦めることはなかった。

 

メルーラに、闇の魔術に対する防衛術の教師であるトムを頼らなかった理由を聞いてみると、トムから、ホグワーツ最強の魔女になりたいならホグワーツ最強の魔法使いであるグリンデルバルド先生を頼りなさい、と言われたらしい。

 

日々メルーラを鍛えていくと、杖なしで魔法を一通り使えるようになったメルーラ。

 

杖を奪われても魔法が使えるということは悪いことではない。魔法使いとしての決闘でも有利になるだろう。

 

杖なし魔法を習得して、それで終わりにすることなく、メルーラを更に鍛えておいた。

 

毎日行われた厳しい修行にも耐えてきたメルーラは見違えるように強くなっている。

 

実力的にはミネルバに近い実力を持つことができたメルーラは、実際にミネルバと戦ってみたいと考えていたようだ。

 

トムに話を通しておき、近々行われる決闘クラブにミネルバを連れてくるように頼んでおく。

 

そして決闘クラブが行われる場所に、やる気に満ちたメルーラを連れて向かった。

 

教師が監督する決闘クラブでは最初に教師達による決闘の実演を見せるものだが、その時にミネルバにはメルーラと戦ってもらう。

 

という訳で何も知らないミネルバを騙すようで悪いが、ミネルバに前に出てもらってメルーラも前に出した。

 

明らかに戸惑っているミネルバに、どうしてもこの子がミネルバと戦ってみたいと言うから、戦ってあげてくれないだろうか、と頼んでおく。

 

了承したミネルバは、生徒であるメルーラと決闘することを決めたようだ。

 

生徒が相手であっても油断をすることはないミネルバだが、手加減はするつもりだろう。

 

メルーラが手加減が必要ない相手であると気付くかどうかで、ミネルバとメルーラの決闘の結果が決まりそうだな。

 

決闘が始まる前に互いにお辞儀をしてから、杖を構えた両者。この決闘は戦闘不能になるか、降参により勝者が決まる。

 

互いに武装解除の呪文を放った両者は、放たれた武装解除の呪文を身を翻して避けると、続けて呪文を放つ。

 

呪文を放ち、盾の呪文で防ぐ両者は1歩も退かずに前へと進んでいく、至近距離で呪文を連続で放つミネルバ。

 

放たれた呪文を連続で弾いていったメルーラの杖が武装解除の呪文で弾かれてミネルバの元へと飛んでいく。

 

メルーラの杖を受け止めようとしたミネルバの隙を狙い、杖なしで魔法を使ったメルーラの麻痺呪文がミネルバに命中した。

 

麻痺呪文で倒れ込んだミネルバが動くことはない。この決闘はメルーラの勝利となる。

 

勝利に喜んでいたメルーラが、私が勝ちましたよグリンデルバルド先生、と物凄く褒めてほしそうな顔で近付いてきた。

 

褒めておくと満面の笑みを浮かべて嬉しそうなメルーラ。トムがミネルバの麻痺呪文を解いていくと立ち上がったミネルバもメルーラを褒めていく。

 

杖なし魔法を使えるようになったスナイドに10点を差し上げましょう、と言ったミネルバ。

 

それはそれとしてゲラートとトムには後で話があります、と言ってきたミネルバは、ちょっと怒っているようだった。

 

まあ、確かに騙したようで仕方がないので、大人しくミネルバに怒られるとしよう。

 

ホグワーツ最強の魔女になりたいというメルーラの夢は、この日に叶った。

 

ホグワーツを卒業していった生徒達は、夢を叶えていくものもいれば、まだやりたいことが決まっていない生徒達もいる。

 

ローワン・カナはホグワーツ卒業後に、アルバスに頼まれて魔法史の教師となったようだ。

 

ホグワーツで唯一、ゴーストである教師だったカスバート・ビンズの長い教師生活は、終わりとなったらしい。

 

ローワンが教師を辞めるようなことがあれば復帰するかもしれないが、それは遥かに先のことになるだろう。

 

キアラ・ロボスカは聖マンゴに務める癒者となり、トンクスは闇祓い、チャーリーは、ルーマニアでドラゴン学者で、メルーラは旅をしているらしい。

 

夢を叶えた生徒達から届く手紙を読むのは、教師としての楽しみの1つだ。

 

これからホグワーツに入学してくる生徒達は、どんな道を選ぶだろうか。

 

それはとても楽しみだな。




原作と違う点

パーシー・ウィーズリーがペットを飼っておらず、ネズミのスキャバーズが存在していない

フレッド・ウィーズリーとジョージ・ウィーズリーが人を傷つけるような悪戯は絶対にしない

チャーリー・ウィーズリーとニンファドーラ・トンクスと友人達がホグワーツの呪われた部屋を発見する

ホグワーツの呪われた部屋は、全ての部屋の呪いをグリンデルバルドに解かれて封印されることになった

ローワン・カナがホグワーツで死亡することがなく、カナの輪が結成されることがない

フェンリール・グレイバックが人狼ではなくなっており、グリンデルバルドによって捕まっている為、キアラ・ロボスカが人狼となることがなかった

メルーラ・スナイドの両親が死喰い人になることなく健在で、メルーラ・スナイド本人も過度な純血思想を抱いていない

ローワン・カナがホグワーツ最年少の教師となる夢を叶えて、魔法史の教師となった
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