邪神様にお願い!   作:腐ったぼうけんのしょ

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腐女子と平民エリート騎士編
プロローグ


私は転生者である。チートはない。

この世界は現代???ファンタジー! で、闇獣という不思議な生き物、要は魔物が出る。

これが厄介で、魔物にはコアがあり、それは破壊できず、魔物が復活してしまう。

人間が喰らえばそれを封じる事が出来るし強くなるが、喰らい過ぎれば化け物となる。

そして、化け物に近づけば近づくほど、闇の神が手ほどきしてくれるそうなのだ。

私はインドア派である。が、私の前世ではゲームが発達しており、VRゲームや剣型コントローラーなどで楽しく武術を学べていた。私はゲームの中で、何度も世界を救ったのだ。じまぁぁぁぁん!!

 

そう、真のチートとはこの記憶!!!

 

そんな予行演習もバッチリな私は、今度も世界を救う事にした。

だって異世界に転生したからには、私TUEEEしたかったし、頑張って訓練した。

勉強もした。というのも、この世界は全く違う文明の発達の仕方をしており、特許がうまい具合に採れまくったのだ。元々理系だったし、博士気取りである。この世界、娯楽があんまりないから、訓練と勉強しかできなかったともいう。自家発電はしたが。

 

創作活動に勉強に訓練に、ああ、時間が足りない

 

戸籍制度ちゃんとしてないから、架空の人物に大儲けさせられた。

そして、中学生になる頃、そのお金の力で闇獣のコアを手に入れた。

とにかくこれを飲まないとチートが手に入らない。かといって飲み過ぎれば化け物になって即ゲームオーバーなので、小さいのからちょっとずつね。

小さなコアを3つくらい飲むと、体がはち切れそうな感覚がした。

早速寝てみる。闇の神様が夢に出てきて、祈り方と聖印の作り方を教えてくれた。

聖印を作って祈ると、スッと体が楽になった。聖印は銀色に染まっていた。

触ると、どれくらい力が溜まった物かわかる。また、吸い出すこともできそうだ。

ふむ。聖印は電池と。手の内で転がしながら、似たようなゲームがあったな、と思い出す。

 

「ステータス!」

 

聖印で四角く画面をなぞりながら言うと、ウィンドウが出た。

 

お、おお。これも知識チート……?

 

あ、なるほどー。こうなってるんだー。

 

 

ふーんへーほー。

 

まあ、知らないとステータスなんて言いながら四角を描くなんてムーブしないよな。

 

私は嬉々としてレベル上げ、熟練度上げに勤しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 2年後、レベルも熟練度もゲーム通貨も溜まったし、そろそろNPCを雇うことにした。

 私の趣味は多彩で忙しく、信頼できる人材を増やすのは優先的な課題だ。

 幸い、魔法で邪神様の眷属を呼び出せば裏切りとか心配しなくて済む。

 そういうことで、私は早速、NPCを雇う儀式をした。

 私には推しの騎士がいる。

 双璧の騎士の疾風様の大大大ファンなのだ。比翼連理な片割れが亡くなられたのは残念だけど、超超超格好いい疾風様の部下になれると思うだけで心のちんこがおっ立つ。

 

「神に仕えし聖なる騎士よ、カモーン! できれば疾風様みたいな方プリーズっ!!」

 

 地面に這いつくばり、リビドーを全開に神に祈る。

 

「強くて格好良くて優しくて格好良くて品が良くて格好良くてでも裏で黒幕やってそうで格好良くてとにかく格好いいNPC違った使徒様をプリーズ!!!」

 

 聖印が黒く輝き、轟々と風が吹く。

 

 そして、ついに現れた。

 

 半透明の疾風様が。

 

 ご本人にしか見えないんですけど、え?

 

 ポカンとした私は、呆然と疾風様を見上げた。

 

『疾風 楓:親友を見守りたい』

 

「疾風様?」

「あ、ああ。君は?」

「私はしがない邪教徒です。僕、いやその、人を雇いたくて邪教の儀式をしたら、疾風様が、その、眷属? 死者しかなれないんじゃなかった? 失敗? それとも、疾風様死んじゃった?」

「確かに私は邪神様に命を捧げて死んでいる」

「あ、そうですか。え? あ、その。それで、そのー。疾風様を雇いたいのですが、親友を見守るという代償はテレビやネット視聴とかでも大丈夫ですか? 親友って誰ですか?」

「困ったな。まだ状況が掴めてないんだが」

「疾風様は、邪神様のものになったわけです」

「そうだね」

「私は、邪神様に、お手伝いの人の派遣を依頼して、疾風様がご紹介されました」

「は?」

「でも、あくまでも紹介で、疾風様は私との契約を断る事ができます。この契約書にですね。お互いの条件をまとめて、双方合意したら疾風様は私に雇われるというわけです」

「断ったら?」

「邪神様の元に戻り眠りにつきます」

「あー。それは困るな。ちなみに君の条件は?」

 

 そこで、私たちは条件について話し合った。

 

 私は疾風様が欲しい。できたら人材も欲しい。

 疾風様は人間界に留まりたい。

 お互いwin-winな契約が出来るはずだ。

 

 憑依先は私の用意したスペシャル可愛いぬいぐるみ。

 お仕事内容は剣術の指南や勉強、後は私の秘書的なこと。

 その代わり、私はゲーム通貨やお小遣い程度のお金、さらに騎士になって入れ替わった封魔宮様の様子を見にいく事になった。

 契約は今から三年もしくは騎士になって疾風様の体になった封魔宮様の様子を見に行くことを達成して一年、どちらか短い方。

 ただし、3年間様子を見に行けなかったら違約金を疾風様に払う。

 代わりに、達成後は疾風様からの特別ご奉仕あり。

 

 特別ご奉仕ありですよ!!

 

 めちゃくちゃ手のひらの上でゴロゴロ転がされている自覚があるけどそれがよし!!

 

 ていうか親友を体を入れ替えてまで救うとか萌える!

 もはやこれは結婚。推しが結婚した!! 私の完全勝利!!!

 

 あ、極寒の笑顔。すみませんすみません、真面目に騎士になる勉強します。




全パターン書いちゃった。
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