魔都精兵のスレイブ:紅鬼伝   作:マーベルチョコ

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第2話 鬼の手をとる

翌日、仁太郎はバイトを早めに終えて近所の祭りが行われている会場に向かっていた。

ヒノデ施設が出す出店を手伝うのと子供達と祭りを回るためだ。

バイクを止めて風夏や祥子達が待つ所まで行こうとした瞬間、突然足元から霧が立ち込め周りを取り囲んでいた。

 

(なんだ……?霧……?)

 

次の瞬間、周りの和気藹々とした祭りの会場の風景が一変し、暗雲が空を覆い草木が殆ど生えておらず、岩石が塔のように立ち並ぶ異世界『魔都』へと立っていた。

 

「は?」

 

突然のことに呆然として立ち尽くす仁太郎だが近くから悲鳴が聞こえ、顔を向けた先には祭りに参加していた人達が化け物『醜鬼』に襲われており

、その中には風夏の姿もあった。

 

 

風夏も祭りに参加しており子供達の子守りをしながら楽しんでいたが、突然霧に覆われ魔都に送り込まれてしまった。

少し離れた所にいたヒノデ施設の皆の姿はなく、風夏とその周りの人達が魔都へと巻き込まれたらしい。

 

「きゃあああぁぁっ!!」

 

突如現れた醜鬼達が人を襲い始め、悲鳴が上がる。

その時、風夏の頭には幼い頃に襲われた魔都災害のトラウマが蘇り、顔は青ざめ足は震えてしまう。

訓練校で優秀な成績を収めていても戦ったことのない風夏にはこの状況をどうにかできる力はない。

その時、近くで逃げていた幼い女の子が足がもつれて転ぶの見て、気を取り直し駆け寄る。

 

「大丈夫!?」

 

「ぃ、痛いよぉ……」

 

膝が擦り剥け血が出てしまっているのを見て、恐怖で強張る顔に笑顔を浮かべて女の子を安心させようとする。

 

「安心して!お姉ちゃんがおんぶしてあげる!」

 

「う、うん……」

 

ぐずる女の子を背負い逃げようと立ち上がると目の前に醜鬼が腕を振り下ろそうとしていた。

しかし次の瞬間、風夏を襲おうとした醜鬼にバイクに乗った仁太郎が突っ込んで醜鬼を轢き倒した。

 

「風夏!無事か!?」

 

「お……仁太郎!」

 

「早く逃げるぞ!」

 

横倒しになったバイクから立ち上がり、風夏の手を取って立ち上がらせてから女の子を背負い一緒に逃げ出す。

自分達より先に逃げていた人達の姿はなく、無事に逃げられたか、襲われてしまったのだろう。

 

「多分、魔防隊の人たちがすぐにやって来る!それまで逃げないと!」

 

「兎に角走るぞ!あの化け物がまた襲って来るかも……」

 

仁太郎の言葉を遮るように3人の前に醜鬼が落ちてきた。

その醜鬼は他の醜鬼とは見た目が違い、手の爪が異常に発達し体の至る所から骨のような突起物が生え、頭からも生えているがそれは歪な2本角になっていた。

 

「何あの醜鬼……。あんなの資料で見たことない」

 

「ボサッとするな!逃げるぞ!」

 

仁太郎は風夏の手を引き、醜鬼に背を向けて走り出す。

醜鬼は逃げる仁太郎達を見ると醜悪な笑みを浮かべて仁太郎達を追いかけ始めた。

腕をめちゃくちゃに振り回して仁太郎達を追い詰めるのを楽しんでいる様子だ。

醜鬼が迫る中、風夏は意を決した顔つきになり足を止めて醜鬼の方を振り向く。

 

「風夏!?」

 

「お姉ちゃん!」

 

「大丈夫!」

 

風夏は両手を胸の前で構えると手と手の間で雷が迸り、貯めた雷を醜鬼に向けて放った。

雷を受けた醜鬼は吹き飛び、体中を火傷させながらピクリピクリと痙攣させて倒れた。

 

「はぁ、はぁ、初めての実戦だけどやるもんでしょ?」

 

「お、おう……」

 

「お姉ちゃんカッコイイ!」

 

緊張で息を切らせる風夏だが動かなくなった醜鬼を見て一息つく。

しかし、雷に打たれたはずの醜鬼はゆっくり起き上がり風夏を殺意が篭った目で睨む。

 

「グルルル………ガアァッ!!」

 

うめき声から雄叫びを上げると発達した爪は一振りで命を刈り取れる凶悪な形になる。

そしてさっきまで走って追いかけていたのにもかかわらず、1回の跳躍で風夏に近づきその爪を振るった。

 

「ぁ……」

 

風夏が呆けた声を上げ首を刈られようとした瞬間、仁太郎が横から割り込み風夏を庇う。

 

「じ、仁太郎……」

 

「だ、大丈夫か?風夏。お嬢ちゃんも」

 

「う、うん……大丈夫」

 

「あたしも大丈夫だよ」

 

「そっか……ならよかっ…ぅぐっ!」

 

風夏と女の子が無事なのを確認し退けようとするが途端に苦痛の顔を浮かべて疼くまる。

 

「ちょっとどうし……え?」

 

風夏が肩に手を置いた瞬間、手にヌメっとした感触が伝わり見ると赤い血がべったりと付いていた。

風夏を庇った時に肩から背中を切り裂かれてしまったのだ。

 

「仁太郎……それ……」

 

「俺のことはいいから……っ!アイツから離れるぞ!」

 

仁太郎は痛みで顔を歪めるがそれを押し殺して怪我をしていない腕で女の子を抱える。

痛みでふらつく体を必死に踏ん張りながら必死に走る。

醜鬼は逃げる仁太郎達にトドメを刺そうと飛び掛かって腕を振るってくるが仁太郎達は咄嗟に脇道に入り攻撃を避け、爪は壁に当たった。

それにより崩れた壁が醜鬼に降り掛かり埋もれる。

それをチャンスに更に奥へと逃げていく。

 

 

仁太郎達が逃げた先は開けた場所だったが先に道が無く崖だった。

 

「はぁはぁ……崖……逃げる場所がない」

 

風夏は絶望した顔になるが仁太郎は女の子を降ろし、震える手で近くにある岩を指差す。

 

「はぁはぁ……ぐっ、あ、あそこの岩陰に隠れろ。俺が囮になるから……」

 

「はぁ!?何言ってんのよ!?」

 

「この中で戦えるのは……はぁ、風夏だけだ。俺は‥‥見ての通り、ロクに動けないから、足手纏いになる。その子を守ってやってくれ」

 

痛む肩を手で抑え、膝をつきながら話す仁太郎の顔は血が少なくなってきたのか青くなっていた。

 

「ダメ!全員で生き残れる方法を探すわ!」

 

「風夏!お前の能力だってアイツには効いてないだろ!お前だけで倒すのは無理なんだ!」

 

風夏に対して大声を上げる。

普段優しい仁太郎が鬼気迫る顔で大声を上げたことに風夏は驚く。

そのことに気づいた仁太郎はバツが悪そうにしながら話を続ける。

 

「ごめん……だけど今はこれしかないんだ。それに、俺に考えがある」

 

血の気が引いた顔を無理に笑みを浮かべて言った。

 

 

風夏と女の子は岩陰に隠れ、仁太郎は隠れず真ん中で痛む背中を抑えながら緊張した表情で立つ。

すると逃げてきた道からさっき瓦礫に埋もれた爪の醜鬼が現れる。

垂れ落ちた仁太郎の血を追ってきたのだ。

 

「グオオォォォッ!!」

 

爪の醜鬼は仁太郎を見つけると雄叫びを上げて、襲い掛かってくる。

仁太郎は爪の醜鬼が襲い掛かってきたのを確認すると更に崖へと走っていく。

やがて崖の端へと辿り着き、醜鬼の方を見て叫ぶ。

 

「……来いよ!!」

 

醜鬼が仁太郎の言葉を理解したのか分からないが仁太郎目掛けて飛び掛かる。

その瞬間、仁太郎は醜鬼の足下に滑り込み醜鬼と仁太郎の位置が逆になると岩の陰に隠れていた風夏が醜鬼目掛けて電撃を放つ。

 

「今だっ!」

 

「くらいなさい!」

 

「グギャアアァァァッ!?」

 

電撃は醜鬼に直撃し、悲鳴を上げる。

電撃をくらった醜鬼の体は更に焼け焦げて後ろに1歩2歩と退がり崖から落ちそうになる。

しかし直前で意識を取り戻し、風夏を唸り声を上げて睨む。

2度攻撃してきた風夏を許さないとばかり睨む醜鬼は風夏に近づく。

風夏も応戦しようと雷を練り込むが恐怖と緊張で極度に疲労してしまい上手く能力の操作ができない。

次の瞬間、仁太郎が醜鬼に向かって渾身のタックルをぶつけた。

 

「グルァ!?」

 

タックルで押された醜鬼は崖から足を踏み外して落ちていった。

仁太郎は風夏達の方を振り向き安心した表情になった瞬間、背後から醜鬼の爪が突き刺さった。

 

「ぇ……?」

 

「仁太郎!?」

 

落ちたと思っていた醜鬼は崖に捕まり、背中を向けていた仁太郎に向かって爪を伸ばして串刺にした。

仁太郎は串刺しのまま持ち上げられ、崖に捨てられてしまう。

崖の壁にぶつかりながら落ちていき、途中岩の出っ張りに引っ掛かって壁に出来ていた穴に落ちていってしまった。

転がり落ちた先は開けた場所になっており、全身傷だらけの姿で仁太郎はうつ伏せで倒れる。

 

「ゴホッ……ゴホッ……!うぅ……」

 

立ちあがろうとするが全身に力が入らず、這いつくばって動くしかできない。

丁度いい段差があったのでそこに背中を預けて貫かれた所を触ると手にはべったりと血が付いていた。

痛みと血が止まらず、素人の目から見ても致命傷だとわかり、ため息を吐くしか出来なかった。

 

「ゴアアァァッ!!」

 

「っ!」

 

自分が落ちてきた穴から醜鬼の叫び声と共に瓦礫が落ちてくる。

爪の醜鬼が自分を追ってきてるのが分かった。

 

「ハハ……どんだけしつこいんだよ」

 

(こりゃ助からないな……風夏と女の子が無事ならいいんだが)

 

諦めの境地に立ってしまった仁太郎は力無く笑うことしか出来ず、置いてきた風夏達の安否を気にする。

目の前が霞み、意識が朦朧としてきた時にどこからか声が響いてくる。

 

『ぉ……ぉ…ぃ………』

 

(何だ………声が聞こえる………)

 

『ぉ……ぉぃ………!』

 

(とうとうお迎えが来たか………?)

 

『おい!起きろ人間ッ!!』

 

呼び声がハッキリと聞こえ、失いかけていた意識が戻った。

上を見ると異形の存在が仁太郎を見下ろしている。

上半身裸だがその体は彫刻のように鍛え上げられ、赤褐色の肌に刺青が全身に入っている。

手足に赤の鎧を身につけているが、最も目を引くのは額から生えている2本の黄金の角だ。

その姿を見て仁太郎は思いつく言葉を口から溢した。

 

「鬼……?」

 

『ああ、俺は鬼だ。本物のな』

 

鬼と名乗る男は如来像を彷彿させる顔を仁太郎に近づけて無情にも言う。

 

『お前はもうすぐ死ぬ……が喜べ。この状況を打破する機会をやる』

 

鬼は仁太郎に鎧に装着した手を差し出す。

 

『俺に体を渡せ』

 

「………は?」

 

『俺に体を渡して、ここから出せ。そうすれば今お前を追ってきているあの塵を倒してやる。そしてお前は生きられる』

 

「………」

 

突然の申し出に仁太郎は目が点になってしまうが頭を動かして確認する。

 

「体を渡せって言っていたけど、お前は何をしたいんだ?」

 

『ムカつくモノ全てをぶっ壊す』

 

あっさりと物騒な事を言う鬼に呆れ顔になってしまう。

 

「………体の主導権は?」

 

『それは俺のものだ。普段はお前の物にしてやるが俺が好きな時に使わせろ』

 

理不尽な要求に仁太郎は痛む体に動かして鬼と向き合う。

 

「お前に体を渡してやってもいい。だけど俺からの条件を受け入れろ」

 

『あ?』

 

「主導権は俺のものだ。そして人は絶対に傷つけるな。人を守る為に俺に力を貸せ」

 

『………』

 

仁太郎の条件を聞いて一瞬固まる鬼だったが次第に後ろに固めていた白銀の髪が炎のようにゆらりと揺れ動き、その顔を怒りで歪ませる。

 

『ふざけたことを言うな人間。お前が条件を出せる立場だと思うなよ。お前は俺に体を渡さないと死ぬ。死んでもいいのか?』

 

「逆に聞いてやるよ。俺が死んでもいいのか?」

 

『何……?』

 

鬼は怪訝な顔になり、仁太郎は笑みを浮かべる。

 

「お前言ったよな『ここから出せ』って。つまりお前はここから出たいんだろ?いいのか、俺が死んだらここから出られないぞ?こんな所に人なんて滅多に来ないだろうしな」

 

仁太郎の言葉に鬼は更に顔を歪ませて睨む。

しかし、そうしている間に醜鬼は仁太郎達に近づいていた。

穴を掘り進んできて顔が見え始めている。

 

「どうする?早く決めろよ」

 

『…………チッ!』

 

鬼は舌打ちをすると悔しそうな顔になる。

 

『分かった、お前の条件をのんでやる。だが、勘違いするなよ。俺がお前を生かしてやるんだ』

 

「分かってる」

 

鬼は仁太郎に手を差し出す。

 

『力を貸してやる、人間』

 

「人間じゃない。俺の名前は赤来 仁太郎だ。鬼」

 

『鬼じゃねぇ。俺の名は覇鬼(ばっき)だ』

 

仁太郎は覇鬼の手を取った。

 

 

風夏は仁太郎が落ちてしまった崖を覗き、安否を確認するがそこが見えない程底が深いため仁太郎の安否が分からない。

 

「仁太郎……!」

 

風夏は涙が溢れそうになるのを必死に堪えていると女の子が声をかける。

 

「お、おねえちゃん……」

 

「後ろに下がって」

 

涙を拭い、振り向くと複数の醜鬼が集まってきていた。

風夏は女の子を背中に庇い、守るように立つ。

 

「大丈夫……絶対に守るから」

 

風夏の言葉に女の子は彼女の服をギュッと握りしめる。

醜鬼達が迫ろうとした瞬間……

 

「はい!ドーン!!」

 

上空から突然巨大な女性が現れ、醜鬼達を踏み潰した。

 

「くらいなさい!」

 

次に現れたのは髪を後ろで纏めた女性が片腕を機関銃に変身させて醜鬼達を殲滅していく。

突然の襲撃に醜鬼達は一番弱そうな風夏達に狙い定めて襲い掛かる。

しかし、その間に醜鬼に乗った女性が入り、醜鬼を一刀両断した。

 

「屈服の時間だ!!」

 

風夏達の窮地に現れたのは醜鬼から人々を守る為に桃の能力を使い、戦う『魔防隊』。

その中でも彼女達は魔防隊の七番組に所属する者達だ。

醜鬼を斬った桃色髪の女性は風夏達の方を振り返る。

 

「お前たち無事か?」

 

(七番組の……『羽前(うぜん) 京香(きょうか)』組長!)

 

「は、はい!私たちは無事です!この子は足を擦りむいてしまったけど……、それと崖に私の家族が落ちてしまって……!!」

 

「崖に?」

 

京香は崖を覗き込む。

 

(彼女には申し訳ないが、ここから落ちてしまっては助かるまい)

 

魔防隊七番組組長として冷静に考えていると副長『(あずま) 日万凛(ひまり)』から声をかけられる。

 

「組長!大量の敵が近づいて来ています!!」

 

日万凛が指す方向から大量の醜鬼が走って来ており、全員が身構える。

 

「ここから脱出するぞ!朱々は一番槍となって道を開け!私は取りこぼした奴らを対処する!日万凛は彼女達を守れ!」

 

『了解!』

 

日万凛と巨体の少女『駿河(するが) 朱々(しゅしゅ)』は京香に命令され行動する。

 

「ま、待ってください!まだ兄が……!」

 

「今は貴女達の命が優先。崖から落ちて生きているか分からない人を探しながらあの数を捌く余裕はないの」

 

日万凛が諭すように言うと風夏は肩を落として俯いてしまった。

いよいよ接敵しようとした時、醜鬼達の中央で空間が捩れるように歪み周りにいた醜鬼達もその歪みに巻き込まれていく。

やがて歪みは限界に達し、『バツン』と大きな音を立て空間が切り裂かれると醜鬼達が倒れていく。

 

「この能力は……」

 

「やあ、京ちん。手伝いに来たよ」

 

何もない空間から現れたのは緑色のショートヘアーの女性だ。

 

「天花か。ここは七番組の管轄のはずだぞ」

 

「ちょうど六番組と七番組の境目で起きたんだ。手伝い来てもいいでしょ?」

 

京香と気楽に話すのは六番組組長『出雲(いずも) 天花(てんか)』。

彼女も魔防隊組長の1人だ。

 

「なら丁度いい。彼女達を安全な場所まで連れて行ってくれ。ここは私達が請け負う」

 

「わかったよ」

 

天花は近づき移動しようとするが、風夏が待ったをかけた。

 

「待ってください!兄が崖に落ちてしまったんです!探してください!」

 

日万凛に断られたが再度頼み込む。

 

「悪いけど先に君達を移動させるよ。君のお兄さんは後で私が探そう」

 

天花はそう言って風夏の肩を掴もうとすると崖の淵から爪の醜鬼が現れ、

全員が警戒するが醜鬼の様子がおかしい。

襲い掛かるために現れたのではなく何かから逃げて来た様子で焦っており、更に醜鬼の体には傷が多くあった。

醜鬼が地面を掴んで這い出ようとするが突然後ろに引かれて、崖に引きずり戻されてしまう。

引き摺られた先から何かを殴打する鈍い音と醜鬼の悲鳴が響き、魔防隊は警戒を強める。

一瞬音が止んだと思った瞬間、激しい轟音と共に崖が弾け飛び、その粉塵の中から何かの塊が煙を纏ったまま飛び出して、醜鬼の群れより更に後方に落ちる。

 

「何だ……?」

 

京香が落ちた塊に目を向け、醜鬼達もそちらに顔を向ける。

煙の中から這い出てきたのは先程崖に引き摺り込まれた醜鬼で先程より傷が増えている。

這い出てきた醜鬼は必死の形相で同じ醜鬼達の所まで逃げようとするが、その背後から新たに現れた人物に頭を踏み潰され絶命した。

 

『ッ!!』

 

突然現れた人物に魔防隊は警戒する。

その人物は白を基調とし赤が所々に配色された鎧と黄金の二本角が生えた兜を着た何者かだった。

鎧の見た目だけなら鬼に近いが、そのサイズは成人男性とほぼ同じだ。

 

「これは……とんだイレギュラーだね」

 

「ああ、緊急事態で桃を食べた一般人かもしれん。取り敢えずは周りの醜鬼を駆逐し様子見をするしか……」

 

2人が話していると鎧の人物は天に向かって吠えた。

自身の怒りを天にまで轟くように。

 

『オオオォォォォッ!!!』

 

 

 

 

 

 




人物紹介


霧海 風夏(むかい ふうか)

年齢:16歳
性別:女
身長:161cm
スリーサイズ:81・57・82
見た目:『とある魔術の禁書目録』の御坂美琴を高校生まで成長させた姿

能力:『雷霆女帝』(エレクトロエンペラー)
雷を発生、操ることが出来る。

詳細
魔防隊訓練校の1年生
成績は優秀で魔防隊からも注目されており、このままいけば飛び級で魔防隊に抜擢されると噂されている。
性格は勝気で素直になれないことも多いが基本的に優しく、面倒見が良いため一部女子からの人気は絶大である。
仁太郎のことは兄のように慕っているが時折はそれ以上の想いを見せる時がある。
趣味は可愛い物集め(女児向けアニメグッズ)
最近の悩みは胸があまり大きくならないこと。

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