ダンジョンにポケモンの技使いがいるのは間違いなく間違っている   作:白菜を身にまとった生命体

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ギラティナの頼み

「お願いだ!ベル君のために武器を作ってくれ!」

 

「…はぁ、昨日も言ったけど…私は作る気はないわよ。眷属達にでも頼みなさい」

 

「いや、本当に君じゃなきゃ駄目なんだ」

 

「はぁ…それでも嫌よ」

 

『…うーん、あらかた状況は理解したよ。ヘスティアさん』

 

ヘファイストスとヘスティアが会話を行なっている中、ギラティナが顔だけ出す。

 

『僕からもお願いできるかな。ヘファイストスさん』

 

「あなたは…ギラティナ様!?」

 

『そう、ギラティナだよ。君のことはよく耳にしてるよ』

 

「あ、有難きお言葉…ですが、どうしてギラティナ様が…」

 

ヘファイストスは目の前に現れたギラティナに頭を下げ、冷や汗をかきながらそう質問する。

 

『…ヘスティアさんの眷属のベルは、僕達の友達だよ。それに、僕達が育てたからね。それに、ベルにはベル専用の武器が必要だと思ってる。今週だけで7本もの大剣を破壊してるからね。性能もよい武器であっても1日は持たない』

 

「…だからヘスティアは、私に武器を…」

 

「うん、ベル君が成長するにはどんなに振っても斬っても壊れない武器がいると思ってね」

 

『まぁ、ヘスティアさんだって無償で作ってくれって頼むような神じゃないし、今回だけはお願いできるかな?』

 

「分かりました、ギラティナ様…ヘスティア、作るのはいいけど条件がある」

 

「分かってるさ」

 

『決まりだね。なら僕は戻るよ…あっ、今回のことはみんなに内緒で』

 

ギラティナはそう言うとそのまま消える。

 

「…心臓に悪いわよ…あれは」

 

「分かるよ、それ…」

 

 

一方、ベルはある小人族のリリルカ・アーデという冒険者とチームを組んでいた。リリルカ…もとい、リリはサポーターという前線にあまり出ない支援型の冒険者で、ベルもサポーターが必要だと思いチームを組んでいた。

 

「まさか、あの時の小人族がリリだったのか」

 

「はい」

 

『…ベル、この子少し危険だぞ』

 

『泥棒の目をしているな…盗み系か?』

 

(分かってる、そう言うのには敏感であれってゼルネアスに言われたから)

 

ベルは4階層まで向かい、現れたモンスターを【スピードスター】と大剣で倒していく。

 

「ベル様、それは…」

 

「あぁ、気にしないで。リリは出来るだけ離れないでね」

 

ベルはそう言ってモンスターを倒し、ダンジョンから出ると既に夕暮れであった。

 

「…結構潜ったな…あっ、リリは集めた魔石の7割くらい持っていっていいよ」

 

「えっ!?いいんですか!?」

 

「あぁ、俺は3割でいいから…じゃあ、また明日」

 

ベルは大量の魔石が入った袋からちょっとだけ魔石を取ると、残った大量の魔石をリリに渡してそのまま帰っていった。




次回 新たなる武器
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