ダンジョンにポケモンの技使いがいるのは間違いなく間違っている 作:白菜を身にまとった生命体
2日後
「…新しい武器?」
「あぁ、ヘファイストスに土下座して作って貰ったんだ」
「へぇ…ん?ヘファイストス様直々に?」
「あぁ」
「…何ヴァリスしたんですか?」
「…2億」
「…あっはい…」
「あぁ!大丈夫だよ!こっちで何とかするから!」
「…まぁ、神様がそうしてまで作ってくれた武器なら」
ベルはそう言ってヘスティアから渡された巨大な箱を開けると、そこには漆黒の大剣があった。
「…黒い」
「あぁ、僕の血を使って作り上げた大剣だ。ヘファイストス曰く、ベル君が成長すると共にこの武器も成長するって言ってたよ。鍛治士にとっては本末転倒な武器だとも言ってたけど」
「…ありがとうございます、神様。これなら試したいことができます」
「試したいこと?」
「はい!」
ベルはそう言うとヘスティアに試したいことを話し始めた。
『ベルよ…それは脳筋すぎるぞ』
『いやもう…ウーラオス!』
『ベルが脳筋に…!』
ー
それから数分後、外壁の頂上にベルがいた。すると、そこにアイズが現れる。
「また居るんだ」
「アイズさん…まぁ、今回は試したいことがあって」
「?試したいこと?」
「はい」
ベルはそう言って背中に背負った2振りの大剣を持つ。
「大剣を双剣みたいに…?」
「はい、出来るかもって思って」
ベルはそう言いながら舞のように軽く、それでいて力強く振る。
「…ベル、それやってる人見たことないよ?」
「えっ?」
「本来大剣って両手で持つ武器だから」
「…でも、手数が…」
「…ベルって本当にLv.1?」
「はい」
「でも、ベルらしい戦い方…かな?」
「なんで疑問系なんですか…」
「…とりあえず、私と戦ってほしい」
「急ですね…いいですよ」
のちに、その外壁近辺では朝の時だけ凄まじい音が響き渡ると噂された。
ー
ベルと戦ったあと、【ロキ・ファミリア】に戻ったアイズはベルのことを話す。
「…いや、馬鹿だろ」
「あぁ、ベル君には悪いけど…間違いなく馬鹿だ」
「大剣二刀流…」
「…なんですかそれ!」
「でもそれだとアイズの圧勝じゃない?ベルはLv.1らしいし、そんな戦闘スタイルだと」
「そうっすよ、自分でもそんなことしませんよ!」
「でも強かったよ。私でも魔法を使わないと危なかった」
「…魔法?」
「…ッ!」
口を滑らせたアイズはすぐに逃げようとしたが、リヴェリアに掴まれる。
「アイズ、少し聞きたいことがある。ベルの戦い方の詳細と魔法についてだ」
「…逃げないと…」
「アイズ、どんまいだよ」
「あぁなったリヴェリアは止まらないわ…」
「…しっかし、大剣二刀流か…なんか面白そうだな」
「ベート?」
ー
一方、
「…なんか、馬鹿って言われているような!?」
「何言ってるんですか?ベル様?」(あの武器…あれを売れば…)
リリと共にダンジョンに潜っていたベルはそう言いながら大剣二刀流を振るう。それを見ていたリリはその戦闘スタイルに唖然としながらもベルが持つ黒い大剣を見ていた。
そして、ベルもそんな目線を感じ取っていた。
黒い大剣はとりあえず、ヘスティア・ブレイドという名前になっております。
あと、この脳筋スタイルですが普通に強いです。短剣でも振ってんのかくらいのスピードで振るわれて回避したら次の大剣が振るわれるという感じです。
次回 リリに事情説明