ダンジョンにポケモンの技使いがいるのは間違いなく間違っている 作:白菜を身にまとった生命体
「…桜花君…だったっけ?確かに僕は君がベル君達にモンスター達をぶつけたことに怒ってる。でも、それは君が言ったように君の仲間を守るために行ったことだ…それに、ベル君がそれを知って尚且つ、自分に全て引き受けさせたなら…僕は怒りはしない…でも、その罪悪感があるなら…ベル君救出に力を貸してくれないかい」
「…ヘスティア…」
「…あぁ、分かった。俺が起こしちまった事だ…ベル・クラネル救出に尽力しよう」
「…とりあえず、今日は無理だろうからみんな体を休める事…あと、人数が欲しいね…」
「そこなら大丈夫だぞ、ヘスティア」
「…その胡散臭い声は…ヘルメスか…」
言い忘れていたが現在、ヘスティア達は自身の拠点で話し合っている。そこに、いかにも胡散臭い神であるヘルメスとその眷属…というか、苦労人のアスフィがいた。
「ベル君救出に関しては私たちの知り合いに話をつけておきます」
「…ベル君って…」
「…彼とは少し前から知り合いですから」
アスフィは時々、ベルの故郷へ赴きベルと出会っていたためベルと知り合いである。なお、好きなものがベルを抱きしめることに変わっているくらいにはベルにゾッコンである。
「…というわけで、今は安静にしたまえよ!」
「…まぁ、今回はありがたいね…胡散臭いけど」
「確かに胡散臭いです」
「ノリで裏切りそうだな」
「間違いない」
「うん…違うけど何故か納得できるな」
「まぁ、実際自由奔放で私が苦労するんですけど」
「君たちかなり酷い言い様だね!?」
そんな感じの会話が行われる中…
ー
一方その頃、ベルは
「ベルっち!これも持っていけ!」
「わ、私モ…こレを…」
「…じゃあ、私からはこれを」
「…俺はやらんぞ」
「いや、まぁ…うん…ありがとう」
人語を喋るモンスターから武器や道具を貰っていた。
話は数刻前に戻る。
ベルが16階層に降りるとモンスターに襲われるモンスターを発見。人語を喋るため、そのモンスター達を救出するとそのまま未開拓領域の安全地帯まで連れて行かれ、少し宴をした後様々な武器や防具、道具を貰っていた。
「…じゃあ、俺は18階層に向かうよ」
「分かったぜ、ベルっち。また会えたらベルっちの仲間も紹介してくれよな!」
「…あぁ!」
ベルはそう言って追跡してきた闇派閥の者たちを全員ダークホールからの夢喰いというコンボで精神的に終わらせるとサイコキネシスで遠くに飛ばす。
『…ベル、あのコンボはダメだよ』
『うわぁ…あれはもう無理だな』
(仕方ないよ…
『それに、彼らとの共存はウラノスが掲げる課題の一つ…ウラノスのためにもああするのが妥当でしょう』
「そうなんだ…階段か…」
『気を引き締めろよ、ベル』
「あぁ」
ベルはそう言うと下へ降っていった。