ダンジョンにポケモンの技使いがいるのは間違いなく間違っている 作:白菜を身にまとった生命体
「…」
『あっちょ待てディアルガ!暴れるな!お前が暴れたら時間が狂う!』
『黙れ、パルキアの馬鹿野郎』
『よし喧嘩かいいぜちょっとやろうかこの野郎!』
『お父さん、これやばいよ』
ガンッ!ドガァンッ!
『『裁きの礫ってぎゃぁぁぁぁぁ!!?』』
『お父さん容赦ない…こっちまで飛び火してるよ!』
「…そっちは騒がしい…」
ベルはそう呟きながら下に俯く。何故この場所にいるか、何故こうなっているかと言うと、ある日爺さんがいなくなったのだ。置き手紙には「ちょっと行ってくる」と「オラリオに行け」としか書かれておらず、ベル本人もオラリオに興味を持っていたため、オラリオに向かい冒険者になろうとした。だが、大体のファミリアに見た目で判断され追い返されてしまい、今に至る。
『ま、まぁ…あんなのがいるファミリアだ。全体がそうではないにしても小さないざこざは起きただろうし』
『それにしてもロキ…眷属の躾くらいしておけ。幾ら女に手を出すぺたんことはいえ』
「ディアルガ、それ罵倒だね」
『まぁ、ディアルガは口が悪いからね』
「にしてもでしょ…とりあえず、どうしようかな…」
『ダンジョンに行くか?』
『パルキア、それは不法侵入だよ』
『…というか、さっきからあの塔から何か視線を…』
「確か、フレイヤって言う神様がいるって聞いたけど…」
『…あぁ…』
『またとんでもないものに目を付けられましたね…』
『…ベル、どんまい』
「えっ、何その空気は…それと、さっきから何をコソコソしてるんですか?」
「えっ!?」
ベルは後ろでコソコソしている女性に話しかけると女性は驚きつつ姿を現す。
『む?あの女…神か?』
『でもこの神は…』
『ロキと仲悪いヘスティアですよ。竈の女神です』
「…ヘスティア…か」
「ど、どうして僕の名前を!?」
「あっ、いや…と、とりあえず…あなたは何の用があって…」
「いやぁ、君がロキのところから追い返されてたからちょっとね」
「…神様なんですよね」
「まぁね、と言っても眷属とかはいないけど」
「…なら、俺を眷属にしませんか?」
「えっ…いいのかい!」
「はいってちょっと待っ!?」
『落ち着けディアルガ!たんまたんま!』
『野郎!オブ!クラッシャァァァア!』
ダガンッ!ドガンッ!バガンッ!
『『『ギャァァァァァァァァ!!?!』』』
ベルがその神 ヘスティアに引っ張られるのを見たディアルガが暴走しかけるが、今度は3人…いや、三神まとめて裁きの礫を食らった。
ー
「…これは…」
ヘスティアは驚いていた。それはベル君に与えたステイタスにある。
ベル・クラネル
Lv.1
力:I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:I0
《魔法》
【サタナス・ヴェーリオン・インヘリト】
・詠唱式【
・義理の母から受け継いだ魔法
・音魔法
《スキル》
【
・全てを司る
・早熟する
・全てに耐性を得る
【
・全ての伝説・幻の友となる
・危機に応じて召喚
【
・義理の父の技術を得る
・義理の母の魔法を得る
・義父母の想いを感じる限り、成長する
ー
「…アルセウス様…」
「あれ、アルセウスのことを知ってるんですか?」
「いや、だってアルセウス様は…」
ベルはステイタスを写された紙を見て呟く。
「…お父さんとお母さんの、最後の贈り物かな」
『…やはり、育ての親に愛されていたな』
「うん…」
「…誰と話してるんだい?」
「えっ、ディアルガとパルキアとギラティナ」
「サラッと出していい名前じゃn『心配ないぞヘスティア…だっけか』…その声は…パルキア様!?」
『あぁ、やっぱりわかるのか』
「こ、これはパルキア様!一体何用で!」
「…土下座…」
『…待て、それをやめてくれ頭を上げてくれ頼むから!ってだめだ…ベル、手伝ってくれ』
「…分かりました」
ベルはパルキアに言われ、未だに床に頭を擦り付けているヘスティアをなんとかするのだった。
一応、パルキア達の声は誰にも聞こえないけどその気になれば誰にでも聞こえるようにできる。
次回 ダンジョンの前に