ダンジョンにポケモンの技使いがいるのは間違いなく間違っている 作:白菜を身にまとった生命体
「…あの、落としましたよ」
「えっ?」
エイナの真夜中まで続いた説教が終わり、街中を歩いていたベルはそんな声を聞き後ろを見ると銀髪のウェイトレスがいた。
「あぁ、ありがとうございます…おかしいな、全て換金した筈だが…」
「端っこにあったんじゃないですかね」
「…そうですかね」
『ベル、それ人やない。神や』
『フレイヤ…か。何故だ、嫌な予感しかしない!』
『あわわ…対策を考えないと』
(えっ?神様なの?)
『あぁ、しかしここまで変装できたか…?』
『さぁ…?』
『というかこの女神はなんで変装を…』
『そりゃあ、遊びだろ』
『暇を持て余した』
『神々の』
『遊び』
(…まぁ、注意しておく)
「それとあの、名前を聞きたいんですけど…」
「あぁ、ベル・クラネルです」
「私はシル・フローヴァです」
「まぁ、その…ここ最近冒険者になったばかりでちょっとわからないところがあって…あの、美味しい店とかって知りませんか?」
「なら私が働いてる店に来ませんか?」
「あっ、ならお願いします」
「はい、こっちです!」
『何処が注意しますだよ…』
『してないな』
『あわわ…』
ー
あの子を見たのは偶然だった。見たことのない透明な色をしたあの子が気になった…そして、あの戦いを見た。ミノタウロスとの戦いの中、あの子は壮絶なまでに輝いていた。初めて、心の底から美しいと感じた。
あぁ、欲しい…だけど、まだ足りない。あの輝きをさらに美しくするために、私はあの子と接触する。
ー
何故か某女神の心境が入ったがそれはさておき、ベルはシルに連れられて【豊穣の女主人】にやってきた。中は冒険者でいっぱいであり、様々な種族のウェイトレスがいた。
『なんか強い…強くない?』
『防犯対策バッチリな店ね』
『悪い人たちじゃないみたい』
ベルは椅子に座り、注文をする。ベルは辺りを見渡すとこちらを目を合わせてすぐに赤面し別の方向を見たエルフのウェイトレスを見つけた。
(…なんか見たことあるような…)
『…見たことあるな確かに』
『もう色々あったから思い出せない…』
『しかしあの感じ…まさか!』
『ディアルガ止めるぞギラティナ!』
『うん!』
ベルはそう思っていると店主が料理を持ってくる。かなり量が多いが、ベルはガツガツと食べ始める。
そうして、料理を半分まで食べた時
「【ロキ・ファミリア】の団体にゃー!」
その声と共に冒険者が入ってくる。その団体の中にはベートとアイズもいた。すると、ベルを見つけたアイズがベルに近づく。
「またあったね、ベル」
次回 宴