ダンジョンにポケモンの技使いがいるのは間違いなく間違っている 作:白菜を身にまとった生命体
『かなりやりやがった!』
『かなりやりやがったよあいつ!?』
『そこまでするんだ…』
「…もしかしてこれって」
ベルはこちらに接近しているシルバーバックが、後ろにいるシルを狙っていることが分かるとシルをお姫様抱っこして逃げる。
「流石にここで戦うのは…シルさん!」
「は、はい!!?」
「何処かに被害が出にくい場所はありますか!」
「…ダイダロス通りなら…あそこは迷宮みたいな構造をしていますが…でもあそこには住居が…」
「…でもそこしかない!案内お願いします!」
「分かりました!」
ベルはシルにダイダロス通りまでの道のりを教わりながら出来るだけ人気のない場所を通っているとダイダロス通りに着く。そこから更に奥に行くと、少し大きい広間に出た。
「ここなら…後ろに下がって!」
「はい!」
ベルは背中の大剣を取り、現れたシルバーバックの拳をいなす。そして懐に入るとシルバーバックの腹部に触る。
「【
それはシルバーバックに致命的なダメージを与え、そのまま魔石だけ落として消えていった。
「…シルさん、今すぐ【豊穣の女主人】に戻りましょう…【神速】!」
ベルはシルを再度抱えるとそのまま超高速で【豊穣の女主人】に戻る。
「アーニャさんパス!」
「シル!?というかベル、何処行くニャ!?」
「ちょっとカッコつけにいってきます!」
「どう言うことニャ!?」
『ベル、凄い言い訳だ』
『楽しそう』
『はぁ…』
ベルはそう言って神速のままオラリオを走り回っていった。
ー
「この辺りよね、モンスターが暴れてるって言う情報は」
「はい、でもどうして捕獲されていたモンスターが…」
「…もしかして誰かの仕業だったり!」
「それはあり得るかもしれませんね、アリーゼ」
赤髪の冒険者とエルフのウェイトレスことリュー・リオンは路地裏に入ると2体の狼型モンスターを発見すると2体は2人に襲いかかる。2人も迎撃しようとした瞬間、空からベルが現れて2体のモンスターの頭を掴んだ。
「ベルさん!?」
「…【
ベルは魔法で2体を倒すとそのまま去っていった。
「…あの詠唱って、【静寂】の…」
「えぇ…ベルさん、あなたは一体…」
ー
それから数時間後、ベルは拠点である廃教会で突っ伏していた。
「…ベル君、何してるんだい?」
「…【神速】が楽しくて使いまくってたら足が棒になりました…」
「うん、やりすぎだね」
『馬鹿だ』
『馬鹿ですね』
『馬鹿だね』
「ウグゥ…そんなに言わなくても…」
ベルは三神の馬鹿3連発を喰らってそう言った。
次回 ベル式トレーニング:見物客も添えて