「お主の先程の身のこなし、感服した。また1つ勉強になった。」
「それは、良かった。あれは、あくまでこの商売をする上で身を守るための護身術だ。昔、知り合いにその武道に詳しい人が居てなそれで教えてもらった。」
「しかし、流派を知らせてないとは。なかなかの強者であろうな。」
酒の席の良いところが発揮されて、二人は仲良くなる。そして、傘売りは、双六の目的を聞いてみた。
「双六。あんた、何でまた戦いの旅出てる。もう刀を振る必要はないはずだぜ。」
「某は、戦いを欲しているという訳ではない。剣の道のりの先を知りたくてこの国を旅している。」
「そうか、それで勝負を吹っ掛けていないんだな。剣の道か、俺にはどうも縁のなかった道だな。」
「そうかな、お主もなかなかやりそうであるが、そこは本人の意志だから無理は言わないが。」
「それはそうと、何でまた笠を必要としているんだ。しかも店出なくて俺からの特注を頼むなんて。」
「確かに、店で買うのも悪くないんだが、今回笠に少し細工してほしくてな。」
「その細工とは?。」
「いや、笠をずっと持って歩くのは少し面倒でな。首か、腰のこの帯びに駆けられるようにしてほしいんだ。」
「なるほどな。わかった材料が今無いんだが、戻ったら早速作る約束をしよう。」
「かたじけない。」
「他に何か付けることは、あるか。」
「他には、小さくで良いんだが、何か物を収納出来るスペースみたいなものをつけれるか。大きさは、手拭いや銭が入る程度良い。」
「わかったつけておこう。あとは、大丈夫か。」
「大丈夫だ。頼んだ。」
「そうか、場所はどうする。いつ渡す。」
「場所は、ここから近いこの町に来てくれ。この町ならここより安全で受け取りに支障をきたさない。それに、ここは知り合いもいる。」
「わかった、出来たらそこに持った行こう。」
こうして、二人は夜遅くまで飲み明かした。次の日、昨日の酒の2日良いを冷ますため宿の食事をいただいていた傘売り。そして、町を出る準備をしていると、双六の姿が見え、後を付いていくと、何やら人に封筒を渡していた。
「双六のやつ、何してんだ。あんな所で。」
そして、双六に近づく傘売り。そのまま、声をかけてみた。
「双六、ここで何しているんだ。」
「?なんだ、主か。なに、知り合いから言伝として、手紙の配達の依頼を任されたのだ。」
「そうか、邪魔して悪かったな。」
「大丈夫、気にするな。」
その後、荷物を取るため、一旦宿に戻ること。道中、荒くれもの共が決闘をしていた。気にせず、歩みをつ続けていると、反対から何やら一際目立つ集団が歩いてきた。そこに、二人の荒くれものが武器の獲物を抜きながらその集団に近づいて行く。
「おい、なにやら大層なもの持っているじゃねーか。」
「ここに、すべて寄越しな。」
「、、、、、、。」
集団は、気にせず進んでいく。それに苛立った二人は、襲い掛かる。だが、集団から現れた拳銃に打ち殺され、その場に倒れる。集団は、その上を何もなかったように進んだ。その際、死体の骨がつぶれていく音が響いた。その光景に誰もが畏怖の念を抱いた。