香取隊の狙撃手   作:デスイーター

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総評/ROUND2~case玉狛第二

 

 

部隊得点生存点合計
玉狛第二527
鈴鳴第一000
柿崎隊00 0

 

「ここで別役隊員が自己緊急脱出(ベイルアウト)…………! 試合終了。結果は7:0:0で、玉狛第二の勝利ですっ!」

 

 桜子のアナウンスが響き渡り、会場が歓声で沸き上がる。

 

 文句の付けようのない、完全試合(パーフェクトゲーム)

 

 新星のように現れたチームが掻っ攫った戦果としては、大き過ぎる。

 

 この盛り上がりも、無理のない事と言えるだろう。

 

「最後まで徹底してクレバーでしたね。勝利への道筋がちゃんと出来ていたというか、ある程度臨機応変に対応してはいましたが概ねは玉狛の想定通りに試合が進んだと言えるでしょう」

「そうだな。最初から、この絵図を描いてから試合に臨んだんだと思うぜ。対戦相手になった二部隊の事を、徹底的に研究し尽くしてたからな」

「ふむ、具体的にどのあたりの事を言っているのでしょうか?」

 

 桜子は解説する太刀川にそう言って、水を向ける。

 

 彼女自身もある程度察してはいたが、そこは実況者の鏡にして創設者。

 

 こういった話の向け方も、手慣れたものである。

 

「柿崎隊も鈴鳴第一も、分かり易い弱点が二つある。どちらも合流優先で初動が遅い事と、隊長を狙われれば咄嗟にそれを庇いに行く事だ。別にそれが悪いってワケじゃないが、まあ相手チームからしたら動きを読むのは簡単だったって話だ」

「そうですね。どちらも隊員同士の仲が良く、隊長が共に仁徳に溢れた方ですからね。自然と、そうなってしまう部分はあります。その為、相手に序盤好き勝手され易いのは確かですね」

 

 柿崎隊と鈴鳴第一。

 

 この二部隊には、共通した弱点がある。

 

 それが、()()()()()事と()()()()()()()()()事だ。

 

 どちらのチームも全員での連携を主軸としており、特に柿崎隊はそれが顕著だ。

 

 その為試合では最初にまず合流を目指すという規定行動を取りがち、というか柿崎隊の場合はそうとしか動かないので、相手チームからすれば動きが非常に読み易いのだ。

 

 試合中も何度か指摘されていた通り、そこが柿崎隊の成績が振るわない一番の原因と言える。

 

 そして柿崎隊程ではないが、鈴鳴もまた似たような傾向を持つ。

 

 こちらは三人での連携に拘っているというよりは、隊員の二人が何が何でも隊長を守りたいという想いが非常に強い為、基本的に一緒にいようとする為だ。

 

 彼等の場合は隊としての性質として合流を優先してしまうというだけで、転送位置によっては別れての行動も取る。

 

 加えて村上と言う超抜的なエースがいる為に、同じく合流を優先する柿崎隊と異なりランク戦では高い順位を維持出来ていたのだ。

 

 それだけランク戦に於いて一人で戦況を変えられるエースの存在というものは大きく、トランプで言えばジョーカーの存在に近い。

 

 なくても戦えはするが、相手にジョーカーを出された時に被害を抑える事が出来ずそのまま負けてしまう事も多い。

 

 それがエースのいないチームの弱みであり、逆に言えばそれだけエースの有無というのは重要な要素なのだ。

 

 同じように合流優先の戦略を取っていても、その違いは大きいのである。

 

 だが、どちらも初動が遅いという事に変わりはない。

 

 柿崎隊は言わずもがな、鈴鳴も余程の事がなければまずは合流の為に動くので、その間敵チームが自由(フリー)になってしまう。

 

 今回はその時間を利用して玉狛がワイヤー陣を仕込み、圧倒的優位な状況を構築する事が出来ていたというワケだ。

 

 また、どちらの部隊も隊長を狙われた時に部下が庇いに行ってしまう、という行動パターンの共通項もあった。

 

 柿崎隊の場合は合流しての連携が基本戦術なので仲間が危なければ助けに行くのが普通だが、隊長が狙われた時は特にレスポンスが早く反射的に行動してしまう傾向がある。

 

 照屋も虎太郎も共に隊長である柿崎を強く慕っており、その感情が試合中の動きに出てしまうが故の結果だ。

 

 鈴鳴程露骨ではないが、そういう性質は確かにあるのである。

 

 そして、その鈴鳴の場合は明瞭に過ぎる。

 

 来馬を狙われた場合、村上が座して待つという事は有り得ずノータイムで助けに行き、彼が対応出来ない時は太一が出て行く事すらある。

 

 村上は自身の防御を捨ててでも来馬を庇いに行くし、太一も狙撃手であるにも関わらず姿を現してまで助けに行こうとする姿が散見されている。

 

 だからこそ、()()()()()()()()()()()()()というのは、ランク戦を戦う者にとっては最早常識ですらあった。

 

「単に来馬を狙う、って言ってもそれで簡単に勝てる程村上は甘くない。あいつ等は自分達のそういう特性を理解した上で、それを変えずに上に進もうと努力してるんだ。だからそこは良い。むしろ、その点を利用し尽くして勝ちをもぎ取った玉狛を褒めるべきだろうな」

「そうですね。要所要所で二人の隊長を狙いつつ相手チームの動きを誘導して、策に嵌めたのは見事でした。あれは何が悪いというよりも、玉狛が巧い、と言うべきでしょうね」

 

 しかし、二人の言うようにただ来馬を狙うだけで勝てるようならば鈴鳴はもっと下の順位に居る筈である。

 

 そうでないのは、単純に村上が強いからに他ならない。

 

 NO4攻撃手という肩書は伊達ではなく、たとえ来馬を狙って隙を作ろうとしても村上はそれで易々と落ちるような相手ではないのだ。

 

 村上は防御に特化した能力を持つ攻撃手であり、その戦術は攻めよりも守りに重きを置いている。

 

 これは彼が来馬を守りたいという強い想いを抱えるが故に生まれた戦闘スタイルであり、村上は基本的に()()()だ。

 

 その真価は守勢を行う時にこそ発揮され、粘り強さだけを見ればボーダー内でもトップランクと言っても過言ではない。

 

 故に、たとえ来馬を狙われたとしても早々に彼が隙を見せる事などないのだ。

 

 正しくは隙自体は生まれるが、それを地力でカバーしてしまえるのである。

 

 それだけの能力が村上にはあり、その性能(スペック)こそが鈴鳴がB級中位の中でも上の順位にいられた理由なのだ。

 

 だからこそ、その村上の隙を突いて崩し切った玉狛の方をこそ称賛するべきだろう。

 

 見方によっては来馬を人質に取るかの如き悪辣な戦法にすら見えるが、あそこまで徹底していると逆に清々しいとも言える。

 

 そも、別段玉狛はルール違反をしたワケではないのだ。

 

 単に鈴鳴の戦術を研究し尽くして、自分達に出せる最適解を選び続けただけなのだから。

 

 ルールの中で選んだ戦法であるならば、誰に非難される謂れもないのである。

 

「むしろあれは、玉狛に対応し切れなかった村上が悪い。自分がチームの要である自覚があるなら、あそこで負けちゃ駄目だろ」

「厳しいですね」

「ま、どの道この程度じゃ俺に勝ち越せるのはまだまだ先だな。勿論易々と乗り越えさせるつもりはないが、精進が足りないって事だな」

 

 

 

 

「太刀川さん、キビシーっすね。鋼さん頑張ったのに」

「まあ、負けたのは確かだし仕方ないさ。むしろあれは、発破をかけようとしているんだと思うぞ」

 

 鈴鳴第一、作戦室。

 

 そこで解説を聞いていた太一は何処か拗ねるように話し、それを村上が宥めていた。

 

 村上としてはあそこで負けたのはあくまでも自分の責任であり、勝てなかった方が悪いというのも太刀川の言う通りだ。

 

 だからこそ、悔しいと思う気持ちはあれど恨みに思う気持ちは無い。

 

 勝てなかったという事は精進が足りないという事であり、足りないのならば足りるようにすれば良いだけの話なのだから。

 

「そうだね。太刀川くんはきっと、鋼に期待しているから敢えて厳しい風を装って話しているんだと思うよ。鋼と戦っている時の太刀川くんは、とても楽しそうだしね」

「それなら、期待に応えられるように頑張らないといけませんね。まだまだ至らぬ身ですが、これからもよろしくお願いします」

「ああ、勿論だ。一緒に頑張って行こう、鋼」

 

 鈴鳴の面々はそう言って、笑い合う。

 

 和気藹々とした様子を眺めながら、オペレーターの今は苦笑しながらため息を吐くのだった。

 

 

 

 

「柿崎隊は、少し後手に回り過ぎた印象があるな。合流優先で初動が遅いのを今更どうこう言うつもりはないが、少し動き方が受け身過ぎたな」

「受け身過ぎた、ですか」

 

 ああ、と太刀川は頷く。

 

「あの時点で位置がバレてなくて隠し玉として使える巴の動き方を、もう少し考えた方が良かっただろうな。たとえば、()()()()()()()()()使()()()()()()()()()()を使って攪乱する、とかでもな。丁度、この前の試合で良いお手本があったんだし」

 

 太刀川が言っているのは、虎太郎がセットしているオプショントリガー、ダミービーコンの事である。

 

 これはROUND1で漆間が使ったトリガーであり、敢えてビーコンの位置を単独でレーダーに映す事で相手チームに自身の位置を誤認させ、奇襲からの得点に繋げている。

 

 日常的にランク戦でダミービーコンを使っている漆間であればともかく合流の為のデコイくらいでしか使っていなかった虎太郎とではそもそものビーコンの扱い方の練度が異なるが、それでも誤情報を与える事で敵を攪乱する事は出来ただろう。

 

 そのあたりに思い至らなかったのは痛いと、太刀川は言っているのである。

 

 もっと直接的に、「最初から合流を目指さずに照屋共々遊撃に使うべきだった」と思わなくはない。

 

 少なくともそうしていれば、玉狛にあそこまでやりたい放題される事はなかっただろう。

 

 しかしあくまでも彼は第三者である為、このくらいの表現に控えたのだ。

 

 直接本人に尋ねられたのであればともかく、他チームの方針について直接「こうすれば良い」と言うのは違う、という事だ。

 

 良くも悪くも、太刀川の発言には影響力がある。

 

 A級一位という看板は、それだけ重い。

 

 普段は、というか本質的には駄目人間そのものである太刀川だが、そういったTPOは弁えている。

 

 そのあたりは、幼馴染の月見に仕込まれているからだ。

 

 有能な駄目人間を育てるのが好きという困った性癖を持つ彼女の調教により、太刀川は駄目な所はそのままに戦闘関連を中心に長所を伸ばす形で調整されているのだ。

 

 元から素養はあったので彼女好みに仕上げただけとも言うが、そこはそれ。

 

 触らぬ神に祟りなしとは、この事である。

 

「とにかく、色々とやり様はあるって事だ。光るものはあるチームだから、それを伸ばしていくのも良いと思うぜ」

 

 

 

 

「何様のつもりでしょうかあのヒゲ。柿崎さんの事を一番分かっているのは私なのに」

「文香…………?」

「失礼。なんでもありません。ちょっとした負け惜しみなので、忘れて下さると助かります」

「あ、ああ」

 

 突然強気に過ぎる事を言い放った照屋にギョッとする柿崎であるが、すぐさま真顔でそう言い返されては黙る他ない。

 

 色々と鈍感な部分のある柿崎であるが、こういう時の女性を下手に刺激したらいけない事は本能で知っている。

 

 直感で危機回避が働いたとも言える為、素直にそれに従う事にした柿崎であった。

 

「…………すまないな。俺が自分の方針に拘ったばっかりに、こんな惨敗をしちまった。全て俺の責任だ。俺が早く、自分の作戦を捨てていれば────────」

「そんな、捨てるだとか言わないで下さい柿崎さん。柿崎さんの方針が悪いワケじゃないって、太刀川さんも言ってたじゃないですか」

「虎太郎」

 

 そして、始まる反省会。

 

 と思いきや、虎太郎が待ったをかけた。

 

 自省の言葉を述べて頭を下げようとした柿崎を制止し、虎太郎は口を開いた。

 

「太刀川さんが言った通り、おれがダミービーコンを使う事に思い至らなかった事にも原因があります。決して、柿崎さんの所為じゃありません」

「けど、それは俺が────────」

「柿崎さん」

 

 尚も自分だけで責任を被ろうとする柿崎に対し、虎太郎は告げる。

 

 自分の意思を。

 

 自分の、想いを。

 

「おれ達だって、責任はちゃんと背負いたいんです。そっちの方が、皆でやってる感が出ますし。おれ達も柿崎隊の一員だって、胸を張って言いたいんです」

「そうですよ。私達だって、何も分からない子供じゃありません。組織の一員だって自覚はちゃんとありますし、何より私たちは柿崎さんが好きだからこの隊に入ったんです。だから、そんな寂しい事は言わないで下さい」

「虎太郎、文香…………」

 

 各々の想いを告げられ、柿崎は息を呑んだ。

 

 そうだ、何を勘違いしていたのだろう。

 

 年齢が上なだけで、彼等の想いを縛る理由にはならない。

 

 責任を背負わせないという事は、同時に彼等を信頼していないと言っているようなものでもある。

 

 彼等を案じての行動ではあったが、思えば照屋達もまた立派なボーダー隊員の一人である事に違いは無いのだ。

 

 だから、彼等の意思もきちんと尊重してこそ隊長の責務は果たされると言える。

 

 その事に気付けただけでも、この試合に意味はあったと思う柿崎であった。

 

「分かった。これからは、やりたい事があったら言ってくれ。皆で意見を出し合って、強くなっていこう」

「「はいっ!」」

 

 

 

 

「玉狛については、本当に鮮やかな手並みだったな。ぶっちゃけ、穴を探るのが難しいくらいだ」

「そうですね。想定通りに試合を進めて、望んだ結果を得られたワケですから。大体、言える事は言い尽くしたのではないでしょうか」

 

 話は、玉狛第二へと移る。

 

 しかし、彼等への言及は既に一通り済ませていた。

 

 作戦を立て、それを想定通りに進ませた。

 

 それ以外に、言うべき事などないのだから。

 

「ただまあ、今回は相手チームに分かり易い弱点があってそれを巧く突けたから成功したって面も大きい。そういうのがない相手にどう対応するかで、今後の評価は変わって来ると思うぞ」

「そうですね。そういう部分のないチームも多いですし、特にB級上位になるとそれが顕著です。今後に期待ですね」

 

 だが、今後の課題が無いというワケでもない。

 

 今回は相手に明確な弱点があり、そこを突く形を勝利を得た。

 

 しかし、今後はそういった穴のないチームとの対戦も増えて来るだろう。

 

 その時にどう対応するかで、玉狛第二の真価は問われると言える。

 

(けど、あの砲撃。直接村上や柿崎を狙えたのにそれをしなかったって事は、雨取は────────)

 

 

 

 

「千佳が人を撃てない事は、分かる人には分かっただろうな」

 

 そして。

 

 玉狛第二、作戦室。

 

 そこで、修は開口一番今後の懸念点を口にした。

 

 広場を狙った、千佳の砲撃。

 

 あれで直接点を取らなかった時点で、察しの良い相手には千佳が人を撃てない事は伝わっただろう。

 

 あのタイミングで直接相手を狙わない理由はなく、それ故にその不自然さから気付く人は気付いた筈だ。

 

 反論はなく、静かに頷く遊真も同意見の様子だった。

 

 そして。

 

 自分の弱点がバレてしまったと言われた事で、千佳は俯いていた。

 

「ごめんなさい。わたしが、ちゃんと…………」

「いや、大丈夫だ。元々、あそこで撃たせた時点でバレる事は想定内だったしな。今回の試合で7点取れて()()は出来たし、バレたのならバレたでその前提で作戦を組めば良いだけだからな」

 

 だが、申し訳なさそうにしている千佳に対して修は一切動じずフォローを入れた。

 

 元々、一度しっかりと試合をすれば千佳が人を撃てないという事はバレるだろうと考えていたのだ。

 

 どう考えても狙撃手に人を撃たせずに地形破壊のみを狙わせるのは非効率だし、気付く相手はまず気付くだろうと考えていた。

 

 少なくとも王子なら気付くと思うし、ある程度見識を持った相手であればまず察せられたと思った方が良いだろう。

 

 だが、今回で7点と言う大量得点を得る事が出来た。

 

 たとえ次の試合の結果が振るわなくとも、充分な点を得る事は出来た事は大きい。

 

 無論惨敗等は頂けないが、まだリカバリーが利く範囲でもある。

 

 その意味で、今回は大成功の結果と言えた。

 

「それより、千佳。お前に一応確認しておきたい事があるんだが────────」

 

 

 

 

「総評、ありがとうございましたっ! これにてROUND2夜の部の全工程が終了し、ランキングの順位が更新されますっ!」

 

 

部隊順位得点
二宮隊 1位25Pt 
影浦隊 2位22Pt 
生駒隊 3位18Pt 
弓場隊 4位16Pt 
王子隊 5位15Pt 
香取隊 6位15Pt 
玉狛第二 7位15Pt 
東隊 8位14Pt 
諏訪隊 9位12Pt 
漆間隊 10位11Pt 
那須隊 11位10Pt 
鈴鳴第一 12位9Pt 
荒船隊 13位7Pt 
柿崎隊 14位5Pt

 

「今回の試合結果により、玉狛第二が東隊に代わってB級上位へと昇格っ! 奇しくも王子隊、香取隊とポイントだけで見れば並ぶ結果となりました」

「これは面白いですね。たった2ラウンドでB級下位から上位へ昇格したのもそうですが、B級上位の3チームが全て同じポイントとは。ポイントが同じ場合今期開始時の順位が高い方が上となりますが、こうなるとこの先どうなるか分かりませんね」

「そうだな。面白い事になりそうだ」

 

 そして、今回の試合結果を受けてランキング順位の変動が発表される。

 

 玉狛第二は今期初参加にして、僅か2ラウンドでB級上位へと昇格。

 

 代わりに生存能力はともあれ得点能力はそこまで突出していない東隊が、中位へ落ちる結果となった。

 

 ハッキリ言って、驚くべきスピードの躍進である。

 

 このような事例はあまり例がなく、今後も台風の目になりそうなチームである事は言うまでもない。

 

 太刀川の言う通り、今後の展望が楽しみな結果になったのだった。

 

「それではこれにて、B級ランク戦ROUND2の全工程を終了致します。皆さま、お疲れ様でした!」

 

 桜子の宣言により、試合工程の終了が告げられる。

 

 こうして、様々な波乱を呼んだROUND2は閉幕を迎えるのだった。

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