とあるオタク女の受難(ジョジョの奇妙な冒険編)。   作:SUN'S

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スターダストクルセイダース
第22話


♡月%日

 

十年ぶりにシーザーお祖父ちゃんが来る。

 

私たち三姉妹の身に起こっている怪奇現象の理由、私の血筋にまつわる話もあるそうだ。正直に言えば血筋とか宿命なんて言葉は聞きたくない。

 

しかし、私は長女だ。まだ幼くてかわいい双子の妹を巻き込む訳にはいかない。シーザーお祖父ちゃんを迎えに空港へ向かう。

 

ひとりでタクシーに乗るのは初めてだけど、わりと快適に過ごせた。空港のロビーでシーザーお祖父ちゃんを見つけ、久しぶりとハグをする。

 

こほん、と咳払いをして。この人がシーザーお祖父ちゃんの友だち、ジョセフ・ジョースターさん。二人ともさ大きいから見つけやすいけど、私は目立って少し恥ずかしいよ。

 

そう二人と話しながらジョセフさんの連れてきたモハメド・アヴドゥルとも挨拶を交わし、私の乗ってきたタクシーに戻り、私と同じように怪奇現象に悩まされる人のところへ行くと教えられる。

 

私が会っても平気なのだろうかと思いながら、シーザーお祖父ちゃんに「本」を渡される。今の私に必要になる、そうなのだが特に何も書かれていない。

 

♡月゜日

 

私は空条承太郎と同じスタンドというものを持っているらしい。もっとより正確に言えば私のスタンドは高祖母、アレクシア・エインズから引き継いだものだそうだ。

 

アレクシアお祖母ちゃんはスピードワゴン財団の設立者と結婚し、その五年後に心臓病で亡くなっている。もう一人は、シーザーお祖父ちゃんの奥さん、アシュリー・スピードワゴンも同じく心臓病で亡くなっている。

 

だが、どちらも有名な組織のトップだ。

 

ひょっとして私の家系はお金を呼び込んでいるのだろうか?と考えながら、シーザーお祖父ちゃんに貰った「本」を開く。

 

アレクシアお祖母ちゃん、アシュリーお祖母ちゃん、二人には読めていた「本」を見る。だが、私には読むというよりも『旅行の記録』をするためのものにしか見えない。

 

私も空条くんみたいに出来れば良かったんだけど、どうも私はスタンドと上手く噛み合っていないように思えて仕方ない。

 

♡月<日

 

早朝、私の家へやって来たDIOの刺客を運良く撃退することが出来た。そして、この〈レヴィー・ブレイク〉の使い方も把握した。

 

これは冒険の書(セーブ)だ。

 

私は一日をリプレイすることが出来る。それは決して相手には分からない。私に向かっていた『パンチ』を『記録』し、そのまま刺客に『昨日のパンチ』も一緒にまとめて返す。

 

いわゆる、チャージ&ファイアだ。シーザーお祖父ちゃんに、その事を伝えると空条くんも刺客に襲われていたと聞いた。

 

しかも殴ってやっつけたそうだ。やっぱり、空条くんは怖い男の子なんだ。きっと、なにかあると殴ってきたりするんだ。

 

空条くんの家に行きたくないが、私の可愛い妹たちを苦しめるDIOとかいうやつにビンタする。ほとんど無関係な私たちを巻き込むな、そうハッキリと面と向かって言ってやる。

 

 

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