とあるオタク女の受難(ジョジョの奇妙な冒険編)。   作:SUN'S

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第3話

○月ゐ日

 

早朝、お父様と食事をする。

 

少しだけ多く食べれるようになった。そうお父様に指摘されて嬉しい反面、淑女としてはしたなかったかもしれない。

 

そんな恥ずかしさで顔をうつ向かせる。

 

お父様は食べるのは良いことだと言うけれど。私がお父様はふくよかになっても良いの?と聞けば少し悩んで、お母様のように可憐で美しくなってほしいと言った。

 

私もお母様のような淑女になりたい。

 

でも、私に残っている時間は幾らなのか、それは分からないもの。そうお父様に伝えると泣きそうになりながら私を抱き締めて、二度とそんなことを言わないでくれと懇願される。

 

お父様、ごめんなさい。

 

それに私もお母様のようにお父様みたいな人と結婚したい。そう告げるとジョナサンか?と聞かれ、彼は優しいけれどお父様とは違うもの。

 

なぜかホッと息を吐くお父様に首を傾げ、どんな人なら良いの?と聞けば立派で家族思いな優しい人を選びなさい。

 

そう私に言うお父様は苦しそうだ。どこか痛いの?と聞くよりも前にお父様は書斎へ残っているお仕事を片付けに行ってしまった。

 

○月÷日

 

ジョースター卿が恩人の子どもを引き取ったというお話をお父様がしていた。ジョースター卿は優しく聡明な殿方だ。

 

ジョースター卿のお屋敷は遠く、こちらへ来るのは一年に数回ほど。お父様から出向くときはあるけれど、私はお屋敷に残ってお父様の帰りを待つ。

 

お父様のいないお屋敷はいつもより広く、爺やがいてくれるのに怖いと思ってしまう。恐怖をまぎらわすため本を読む。

 

おちゃめな動物と小さな女の子のお話。その女の子の寝室の床下から現れる不思議な動物たちと遊び、時には喧嘩して楽しく過ごしている。

 

私の寝室に床下の隠し部屋はないけれど。この本を読んでいる間だけ、私も動物たちと遊んでいる気分になれる。

 

○月ヰ日

 

早朝、お父様が帰ってきた。

 

しかし、お父様はジョースター卿が引き取った恩人の子どもに私を会わせるつもりはないというのだ。どうして?と聞けば野心家の目、それも他者を利用することに躊躇のない人物だと教えてくれた。

 

お父様にはそれが分かるの?

 

そう問えば少し悩んでお仕事の話、交易の損得を差し引いても彼のような目をした人物と関わって成功したり、なにかを得た人はいない。

 

お仕事をしていると色々な事がわかるのね。お父様は笑みを浮かべ、私が大きくなったら手伝ってくれるかい?と聞いてくる。

 

私はお父様のお仕事を手伝えるのだろうか。でも、お父様とは一緒にいたい。不安はあるけれど、私は頷いて手伝いたいと伝える。

 

お父様は嬉しそうに笑って私を抱き上げる。この姿を見られるのは恥ずかしいけれど、お父様に抱っこされるのは子どもの時以来…。

 

高くて怖いわと嘘をついてお父様に抱きつき、たったの一日だけど。お父様と離れていた分の時間を取り戻すように甘える。

 

私は淑女でありたいけど、お父様には甘えたい。

 

 

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