とあるオタク女の受難(ジョジョの奇妙な冒険編)。   作:SUN'S

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第31話

♡月±日

 

海の旅を楽しむ余裕すらなく、私たちは女教皇(ハイプリエテス)の攻撃を受ける。アヴドゥルさんが金属などに化ける極めて厄介なスタンドだと教えてくれた。

 

これなら濡れないと思っていたのに、とため息を吐きながらセーラー服とスカートを脱いで下着だけの格好になる。

 

あんまり見ないでよ、ポルナレフさんに言う。スカートやセーラー服は泳ぎにくい。それなら、いっそのこと下着になった方がましだ。

 

スキューバダイビングなんてしたことない。そう考えると溺れる原因になる服は必要ない。シーザーお祖父ちゃんは、私の下着姿を見るなと騒いでいるが、私が死んだら誰が助けるの?

 

そう伝えると静かに項垂れた。

 

私は怒っている訳じゃない。これが、最善の策だと確信しているだけよ。

 

♡月-日

 

空条くんの〈星の白金(スタープラチナ)〉のラッシュはダイヤモンド並みの歯を粉砕する。それって、つまり今まで全身にラッシュを受けた人は、みんな全身複雑骨折になっているということだろうか。

 

ふと思ったことを岩影で呟く。

 

スピードワゴン財団の人が持ってきてくれたセーラー服に着替える。花京院くんが学生は学生らしく制服を着るものですよと言うので、私も納得してセーラー服を着ている。

 

しかし、ジョセフさんが頼んだという助っ人はどこにいるのだろうか。私の疑問にポルナレフさんが指差して答えてくれる。

 

うわあ、ワンちゃんだ。

 

よしよしと頭を撫でても吠えたりしない賢いワンちゃんだ。そうポルナレフさんに言ったら、私とポルナレフさんでは態度が違うと怒っている。

 

ねえねえ、ワンちゃんは悪い子なの?と膝の上に乗ってきたイギーを持ち上げ、そう尋ねると頭を横に振って否定する。

 

おお、私の言葉が分かるなんて偉いね。

 

♡月∽日

 

私だけ後部座席にいて、ごめんね。

 

そう荷台に乗っているアヴドゥルさんたちに謝りつつ、いっこうに膝の上から退いてくれないとイギーちゃんの頭を撫でる。

 

コーヒー味のチューインガムを食べさせようとした瞬間、私の袖を噛んで車の外へ飛び出す。ここが砂漠だったから良かったけど、あんまり危ないことはしちゃダメよ?とイギーちゃんを叱る。

 

私は平気だと伝えるため後ろに振り返ると、車体が綺麗に直立していた。私のせいですか?と言う前に、空条くんの怒鳴り声が聞こえた。

 

ジョセフさんによるとスタンド攻撃を受けているが、そのスタンドは砂の中を移動しているそうだ。

 

私の膝の上に乗って気持ち良さそうに眠るイギーちゃんを優しく地面に下ろし、両目を負傷した花京院くんのところへ向かう。

 

そして、ハッキリと分かった。

 

私の体重は45kg以下だから音は聞こえにくいし、ゆっくりと歩けば無音に限りなく近い。ポルナレフさんの抱える花京院くんに触れて『昨日』へ戻す。

 

イギーちゃんは危ないから動かないで、と伝えようとしたら空条くんが走りながらイギーちゃんを掴み、どこかへ行ってしまった。

 

 

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