とあるオタク女の受難(ジョジョの奇妙な冒険編)。   作:SUN'S

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第43話

◇月♭日

 

今日、ジョセフさんが来る。なんとも言えない表情を浮かべながら、承太郎さんの話を黙って聞いている東方くん。

 

そして、私が承太郎さんに呼ばれた理由は電気のエネルギーを相殺できるからだ。私のスタンドならば〈レッド・ホット・チリ・ペッパー〉を捕まえることが出来る。

 

そう承太郎さんは考えているんだろうけど。

 

私のスタンドよりも素早い〈チリ・ペッパー〉を押さえつけるものがないと捕まえることは出来ない。それこそ絶縁体であるゴムを、何枚も重ねたような分厚いものが必要だ。

 

そうみんなに伝えながら虹村くんのバイクのバッテリーを利用して着いてきた〈チリ・ペッパー〉にパンチを叩き込む。

 

ただのパンチじゃない。

 

私が殴れば殴るほど〈チリ・ペッパー〉はパワーを失う。その理由はシンプルだ。私の身体でエネルギーを塞き止めているのだ。

 

正直に言えば使いづらい能力だ。

 

◇月≫日

 

私たちは無事に〈レッド・ホット・チリ・ペッパー〉を倒せた。もっとも倒したのは虹村くんと東方くんなのだが、私の手柄だと二人が言うのだ。

 

パワーを吸い取った程度の些細な活躍だが、東方くんがジョセフさんと出会えて良かった。広瀬くんたちも同じことを思っているのか。

 

自分のことのように喜んでいる。

 

しかし、私のせいで〈チリ・ペッパー〉を倒したからジョセフさんを呼んだ意味がなくなった。そう考えながら承太郎さんにジョセフさんの滞在期間を聞くために話しかける。

 

それなりに長く滞在するらしく、もし見かけたら話し相手になってくれと頼まれる。私は平気ですよ、それに私もお祖父ちゃんのこと聞きたいし…。

 

お姉ちゃんは話したことがあるけど、私は一度も話した記憶がないからね。それとなく私もお祖父ちゃんのことが気になっていたんだ。

 

◇月Ο日

 

私の記憶のすべてをデッサンしたいという岸辺露伴と話しながら広瀬くんから奪い取ったすべての記憶を返してと告げる。

 

私は生身の人間に攻撃はしたくない。

 

そう彼に説明する。しかし、私の忠告を無視してむスカートを捲ってきた岸辺露伴に蹴りを食らわせ、さっさと家を出る。

 

広瀬くんは待ってと叫んでいるが、私の苦手なタイプだから東方くんたちを呼んでくるだけだ。その言葉に安堵の溜め息をこぼす広瀬くんと。

 

未だに私の事を見ながらみ大胆不敵に微笑む岸辺露伴を睨む。まったくスタンド能力を持った漫画家なんて、どうやって対処すればいいんだ。

 

もしも下手したら私まで広瀬くんのように反撃すら出来ない状態にされる。そうなったら私の〈スティール・ホウィールズ〉は岸辺露伴へ栄養を与えるスポーツドリンクのような扱いを受ける。

 

それだけは絶対にいやだ。

 

 

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