とあるオタク女の受難(ジョジョの奇妙な冒険編)。 作:SUN'S
◇月∀日
早朝、私は宇宙人に出会った。
すごく不思議な男の子だ。私のスタンドは見えていないようだけれど、自分の姿を変えられる能力を持っているのは確かだ。
しかし、それにしてもだ。
東方くんと一緒に跳んだのは驚いた。あれだけの跳躍を生身で行える。でも、彼はスタンドを見えないからスタンド使いじゃあない。
なんとも不思議な事だと思いながら、虹村くんと二人っきりで学校へ向かう。東方くんのことを聞かれたけど、ちょっと遅れるだけと伝えておいた。
私は基本的にウソをつきたくないが、こういう場合はウソをつくしかない。虹村くんも東方くんが優しすぎるのもあれだなと言う。
それには私も同意する。
すこし前にハンティングしてきたと話していた時もネズミを殺さずに済んだんじゃないかと呟いていた。私が思うに東方くんは優しすぎるから、面倒事を引き寄せているんだと思う。
◇月〓日
今日も岸辺露伴と東方くんが喧嘩する。
偶然にも居合わせてしまった私は岸辺露伴に付き添って、二つ杜トンネルへと入る。実は二人乗りというものに憧れていたので、いまの状況は少し嬉しかったりする。
だが、私は一度も岸辺露伴からスタンドと戦うなんて聞いてない。私の〈スティール・ホウィールズ〉と運良く似たタイプだったから良かったけどさ。
もしも私がいなかったら、岸辺露伴だけだったら確実に捕まっていた。しかもエネルギーを『奪う』タイプのスタンドだ。
あのスタンドはパワーは弱いが、私の〈スティール・ホウィールズ〉より奪うのは上手い。何度か触られただけで、かなり心臓が苦しくなった。
しかし、そう、しかしだ。
なんで岸辺露伴ともあろう人が、こんな状況でスケッチを始めているんだ。さっさと逃げてくれないと私が動けないじゃないか。
◇月⌒日
もう、本当に最悪だ。
あのあと私は岸辺露伴を守って倒れた。
その気絶している間に〈ヘブンズ・ドアー〉で記憶を見られた。心臓の病気を患っていることも知られたが、この杜王町で知っているのは彼だけだ。
すぐに暗殺すれば誰にもバレない。そんなことを考えながらリンゴの皮を剥く岸辺露伴を見る。しかもウサギさんにして剥いている。
すごくかわいい。
あっ、こっちもかわいい。
そう思いながらリンゴを食べる。岸辺露伴、露伴さんは私が杜王町にいる理由も知っている。だからこそ、私は杜王町を出るべきだと彼は言う。
しかし、吉良吉影は「
もしもの時は頼りになる友達がいる。
もちろん、露伴さんもだ。